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2002年

*10月27日(日)  三島市民文化会館
第5回ファミリーコンサート

ケテルビー:ペルシャの市場にて
アンダーソン:ワルツィング・キャット、トランペット吹きの子守歌、そりすべり
ファリャ:恋は魔術師〜火祭りの踊り
ムソルグスキー:交響詩「禿げ山の一夜」
デュカス:魔法使いの弟子
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」〜凱旋行進曲
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調

迷ホラ吹き:今回のプログラムは、とりとめが無いですね。

ぼやきオヤジ:なあに、ファミリーコンサートでは毎度のことだ。
どうせならケテルビーとアンダーソンの代わりにサン=サーンスの「死の舞踏」をやり、2部で幻想交響曲でもやればお化けや魔法で統一された胡散臭いプログラムになっていいと思うんだがね。

迷ホラ吹き:そりゃ、スゴイや。でも、胡散臭いってことはないでしょう。

ぼやきオヤジ:マイナスイオンなどに踊らされている世間を皮肉ってみたってことさ。ハハハ…。

迷ホラ吹き:そんなこといったって、今更プログラムが変わるわけじゃないんだから今回の話をちゃんとしましょうよ。

ぼやきオヤジ:ウム。まずはイギリスのケテルビー(1875-1959)の「ペルシャの市場にて」だが、これはある日のペルシャの市場の情景を描いた典型的な描写音楽だな。

迷ホラ吹き:登場するのは、キャラバン(ラクダの隊商)に乞食に王女様に奇術師に蛇遣いに太守様、ですね。にぎやかな音楽ですが、途中で入る下手な歌声はなんですか?

ぼやきオヤジ:あれは、乞食が「金、金、旦那様ぁ」ってなことを叫んで物乞いをし、キャラバンが「どけ、どけぇ」と追払いながら進んでいるのさ。上手く歌ったら意味がないだろう?

迷ホラ吹き:なるほどね。
次は、アメリカのアンダーソン(1908-1975)から有名な3曲です。どれも題名通りの愉しい曲ですが、僕はポルタメントによるネコの鳴き声が大好きです。
続いて、スペインのファリャ(1876-1946)によるバレー「恋は魔術師」から“火祭りの踊り”ですが、「恋は魔術師」ってのはどんな話なんですか?

ぼやきオヤジ:これはけっこうひどい話だが、聞きたいかい?

迷ホラ吹き:そりゃあ、まあ、一応…。

ぼやきオヤジ:若くて綺麗な未亡人のカンデーラスが新しい恋人と結ばれようとするんだが、死んだ夫の亡霊がやきもちを焼いて邪魔するんだな。そこで、カンデーラスは美しい友人のルシーラに亡霊を誘惑するように頼むってわけさ。

迷ホラ吹き:それで?

ぼやきオヤジ:亡霊は見事に計略に引っ掛かり、カンデーラスは無事新しい恋人と結ばれ、浮気者の亡霊はすごすごと消え失せていくということになる。美人に弱い男をあざ笑うようなもんだな。

迷ホラ吹き:美人の誘惑には気を付けろって教訓か…?
次は、ロシアのムソルグスキー(1839-1881)による「禿げ山の一夜」です。

ぼやきオヤジ:『地下に響く不思議な声。闇の精の登場に続いて闇の神チェルノボーグの出現。黒ミサが行われ、魔女の饗宴が繰り広げられる。饗宴が頂点に達したところで教会の鐘が鳴り、闇の精達は消え去る。そして夜明け。』という標題がついていてまさにそんな感じなんだが、提示部、展開部、再現部、結尾部といったソナタ形式的な構成によるため聞きごたえも充分にあるのさ。

迷ホラ吹き:今日の演奏は、R=コルサコフによる改訂版なんですよね?

ぼやきオヤジ:そうなんだな。ムソルグスキー本人による原典版での演奏もあるから、機会があれば聞き比べてみるのも面白いぞよ。

迷ホラ吹き:さて、待ちに待ったフランスのデュカス(1865-1935)による「魔法使いの弟子」です。ディズニーの「ファンタジア」が好きな人なら、映像がクッキリと目に浮かぶんじゃないでしょうか。

ぼやきオヤジ:これはゲーテのバラードを音楽化したものなんだが、その構成といいリアルな描写力といい、全く一級品の音楽だな。

迷ホラ吹き:先生が留守の間に弟子がこっそり魔法を使ってみようとする序奏から、上手く魔法がかかって動き出すファゴットによる箒のテーマなど、いつも固唾を飲んで聴き入ります。

ぼやきオヤジ:箒による水くみが止まらなくなり斧で真っ二つにするところから、水浸しで大混乱するところの緊迫感もすごいものなんだが、やけになった大混乱の描写が一番うまいなんて皮肉を言われんように頑張って演奏することだ。

迷ホラ吹き:えへへ…。難しいことは確かです。

ぼやきオヤジ:ところで、デュカスはデュカという場合もあるが、本当のことは知らん。

迷ホラ吹き:さて、第2部の最初は今年、サッカーで有名になった曲、イタリアのヴェルディ(1813-1901)作曲、歌劇「アイーダ」から凱旋行進曲ですね。

ぼやきオヤジ:これは、スエズ運河開通を記念してつくられた歌劇なんだ。古代エジプトを舞台に将軍ラメダスと王女アイーダの恋を描いたお決まりの悲劇なのさ。この凱旋行進曲は第2幕に出てくるんだな。

迷ホラ吹き:そして、ドイツの大作曲家ベートーヴェン(1770-1827)の交響曲第5番ハ短調です。

ぼやきオヤジ:昔はクラシック音楽といえばベートーヴェンだったんだが、最近は癒し系だとかが幅を利かせてベートーヴェンの人気は落ちているんだそうな…。

迷ホラ吹き:「ゴルァ、ちゃんと聴かんかい!」って感じですからね、ベートーヴェンは。そういう強引さは流行らないんですよ。

ぼやきオヤジ:フン、泣けてくるな。
世界的には宗教的な対立や利権争い、国内では食品の偽装事件や危機的な原発問題など、自分の利益だけしか考えていない多くの人間にこの気高いベートーヴェンの理念を思い起こして欲しいものだな。
  
迷ホラ吹き:アララ、随分真面目な話になっちゃって。

ぼやきオヤジ:ベートーヴェンは、真実に向かって自由に飛翔する心をソナタ形式という強力な枠に封じ込めたんだ。その枠に収まりきれないほどの強烈な熱いエネルギーのシャワーを、今こそ浴びようではないか。軟弱ものはヤケドするぞ。心して挑むのだ。

迷ホラ吹き:ハイハイ。そんなにりきむと血圧が上がりますよ。

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