|
|
|
|
|
|
|
|
○ノイマン指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団<1966> 23'12" 基準になる演奏。少しテンポを落としたホルン8本による英雄のテーマは、なかなかの聴きもの。 |
○バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団<1967> 21'12" 遅いテンポとぬくもりのある響き。美しい部分、面白い部分も多いが・・・。牛近し。リピート無し。 |
◎クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団<1968> 21'03" 颯爽としたテンポに自在なアゴーギクが光る。これは名人芸だ! 旧配置のオケの響きもイイ。 |
◎ショルティ指揮 シカゴ交響楽団<1970> 21'03" 一切の贅肉を削ぎ落とした筋肉質の名演。繰り出されるボディー・ブローに快感まで覚える。 |
・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<1975,1977> 22'09" 『愛のテーマ』は内声まで生きていて美しい。しかし、全体に響きが浅く「?」の箇所有り。 |
◎レークナー指揮 ベルリン放送管弦楽団<1981> 24'57" 再現するものとしての音楽が、マーラーの熱病と見事にマッチした美演。 |
・テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団<1983> 24'35" 温もりのある音色と整理されていない響き。ヴァイオリンに美しい部分もあるが平凡。アンサンブルも今一つ。 |
○シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団<1986> 25'08" スコアの隅々まで見渡せる音響と、感情に添ったアゴーギク。だが、今一つ感動に結びつかない。 |
◎バーンスタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<1988> 23'17" 高カロリーで質量たっぷり。有機的だが清濁併せ呑んだような響き。直情的。 |
・井上道義指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団<1988> 23'30" 清潔・健康なマーラー。曲の魅力だけで勝負。演奏者としての押しが今一つ弱い。 |
○シャイー指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団<1989> 25'29" 暗い曲を明るい音色でスコアの隅々まで照らした名演。楽天家マーラーここに有り。 |
●ヘンヒェン指揮 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団<1991> 23'13" 頑張ってはいるがオケの実力が・・・。マーラーの『美』も『醜』の浮き上がらない。牛間近だ。 |
○ブーレーズ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<1994> 23'06" 指揮者のアポロ的なものと、ウィーン・フィルのディオニュソス的なものの歩み寄り。 |
◎ノイマン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団<1995> 22'35" 脱力した美演。444小節からテンポが落ちるが、スケールは大きくならず黄昏のような美が増す。 |
|
|
|
|
|
|
・ノイマン指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団<1966> 12'52" 生きた弦主体の、くそ真面目なドイツ風って感じ。面白みはないが、好感は持てる。 |
○バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団<1967> 13'50" 老獪。読みが深い。オーケストレーションが見事に生きている。 |
・クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団<1968> 11'42" 速いテンポ。悪くはないが、やや真面目すぎる。 |
○ショルティ指揮 シカゴ交響楽団<1970> 12'32" 最新兵器搭載の、身の軽い重戦車。ティンパニのタイミングは見事。でも、やや単調。 |
・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<1975,1977> 13'16" うまいし面白い部分もあるが、この曲を演奏する基本的欲求が感じられない。5番、7番ホルンにミス有り。 |
★レークナー指揮 ベルリン放送管弦楽団<1981> 11'56" 試合巧者! 魑魅魍魎に天使も跳梁跋扈する。独自の解釈も生き、美しく多彩。スケルツォを第3楽章として演奏している。 |
●テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団<1983> 13'02" カロリー満点の旧式重戦車。魑魅魍魎は跋扈するが無駄な響きも多い。 |
○シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団<1986> 13'32" 気持ちいいけど、ホルンはデカすぎ。娼婦の部分はグッド! 旧配置オケの響きが面白く生きる。 |
◎バーンスタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<1988> 14'16" エロチックでグロテスク、しかしニヒルが足りない。 |
井上道義指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団<1988> 13'52" 遅いテンポに必然性が感じられ、決して悪くはないが、やや平凡。 |
◎シャイー指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団<1989> 13'17" 見事なバランス。無駄な響きの無い繊細な美演。 |
●ヘンヒェン指揮 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団<1991> 12'55" ノッペリしていて、あまり面白くない。オケも今一、ヘタ! |
○ブーレーズ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<1994> 12'19" 冷静。グロテスクが足りない。 |
○ノイマン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団<1995> 11'57" エロチック無しの美しい演奏。33小節にミュート付きトランペットの様な不明の音有り。 |
|
|
|
|
|
|
・ノイマン指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団<1966> 14'33" 基本的演奏? ポルタメントが無いのが寂しい。バルビローリとの違いは・・・? |
○バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団<1967> 15'45" オーソドックスな名演、と言っていいんじゃないでしょうか。牛1頭近い。 |
・クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団<1968> 14'40" ホルン・ソロ部分(前半)のフレージングが興ざめ。旧配置オケの響きは生きている(特にVnのユニゾン)。 |
○ショルティ指揮 シカゴ交響楽団<1970> 15'34" テンポ、各楽器のバランス、ハープの生かし方など完璧。でもね・・・。 |
・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<1975,1977> 17'03" いくら楽譜通りに美しくやっても、無理解だということはバレるものだ。騙されそうな部分はあるけどね。 |
★レークナー指揮 ベルリン放送管弦楽団<1981> 14'51" 咀嚼しきった解釈が、美しく紡がれていく。タメイキ! |
◎テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団<1983> 17'20" 整理されきっていない響きなのに、琴線に触れてくる。なんて人懐っこいヴァイオリン。 |
◎シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団<1986> 19'50" 一音一音かみしめるような、デリケートで幻想的な美演。 |
◎バーンスタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<1988> 16'19" 歌い込まれた名演だが、この曲独特の冷えた感触はなく、熱い。ルバートには後ろ髪を引かれる。 |
●井上道義指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団<1988> 15'55" 失敗だ! 痩せた響きに、情感は皆無。どうしちゃったんでしょう。 |
○シャイー指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団<1989> 14'37" 綺麗。憧憬的演奏。牛いっぱいで驚く。 |
●ヘンヒェン指揮 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団<1991> 17'38" ゆったりとしたテンポで良さそうだが、納豆にタマゴを入れ過ぎて粘りが無くなってしまった? |
◎ブーレーズ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<1994> 14'47" 磨けばウィーン・フィルでもこんなに透明感が出るんだ! 牛の出る前のVnは背筋ゾクゾクもの。 |
◎ノイマン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団<1995> 15'42" しっとり冷ややかな美演。ホルンは恐ろしくうまい。G-Durになる前のフラジオレット(54,55小節)がなぜか濁る。 |
|
|
|
|
|
|
・ノイマン指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団<1966> 29'48" 決して悪くはないが、格別に優れたところもない。弦の表現力は強い。ハンマーの音がヘン。 |
・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団<1967> 32'35" ムッ、おぬしやるな! 各パートに漲る力。しかし、鈍器で殴るようだ。切れ味は鈍い。 |
○クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団<1968> 26'31" 颯爽としたテンポで感傷を廃しているが、内に秘めたる感情の起伏と情熱は並ではない。 |
◎ショルティ指揮 シカゴ交響楽団<1970> 27'28" 物凄い切れ味。技術的に理想的な演奏と言える。ゴメンナサイと謝りたくなる。泣く子も黙る。 |
・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<1975,1977> 30'00" オッと思わせる部分はあるが、無理解、無共感。第2主題の後のホルンはなんて無表情。展開部前のチェロがなぜフニャフニャ。etc. |
◎レークナー指揮 ベルリン放送管弦楽団<1981> 30'28" レークナー独自の美学に則った、所謂マーラーっぽくない美麗な、唸らせる名演。 |
◎テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団<1983> 32'58" 熱い表現力が、雑なオケの響きを超えた! 394小節でガクッとテンポを落す所は聴きもの。 |
○シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団<1986> 34'25" 音彩、強弱、テンポ変化、どれもうまい。情熱を伴った造型力もバッチリ。凄い演技力だが…。 |
◎バーンスタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<1988> 33'10" 星の爆発と閃光。宇宙のカオスを覗き込むようなスケールの熱い名演。そして、復活しない死。 |
●井上道義指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団<1988> 29'58" 痩せさらばえた英雄では、長旅は無理だった。響きが足りず、マーラー・サウンドにならない。 |
○シャイー指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団<1989> 31'00" 常に余裕を持った響き。解釈は常識の範囲で、積極的。 |
●ヘンヒェン指揮 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団<1991> 28'53" オケがヘタ。聴くべきものはほとんど無い。時間の無駄。 |
◎ブーレーズ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<1994> 29'10" 見事な造形感覚と音響感覚。そして強くしなやかなウィーン・フィル。プロフェッショナルな演奏。 |
◎ノイマン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団<1995> 31'39" 深い理解と熱い共感の美演。3回目の序奏部前でテンポを落す所は聴きもの。えっ!? 560小節でクラリネットが飛び出し、次落ちる。ハンマーずれて惜しい。ティンパニの追加もある。 |
|