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★クレンペラー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団<1968> 27'47" 主部が異常に遅い一貫したテンポで巨大なスケールを生む。凄い! 第2主題は呆気にとられるほどあっさりだがツボは押さえている。旧配置。コーダ516小節でタンバリン落ちる。 |
◎クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団<1970> 19'42" 無駄のない、一気呵成の汗みどろでない力演。第2主題の叙情も充分美しい。終結の決めは完璧!旧配置。 |
◎ショルティ指揮 シカゴ交響楽団<1970> 21'33" 凸凹はデコボコのまま見事にスコア通り。これが第7交響曲の第1楽章です。ハープが右からで美しい。 |
・テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団<1980> 22'42" 共感はバーンスタイン、理解はブーレーズ、技術はシカゴ交響楽団の足元にも及ばない。平凡。 |
・マズア指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団<1982> 19'40" あっさりした、冷たく固い感触。テノール・ホルンは随分軽くヴィブラート付き。 |
○バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック<1985> 21'40" 細部の処理があまく、聴きどころの第2主題も今一。共感に満ちた熱い悪魔的演奏ではあるが…。 |
◎ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団<1991> 22'06" 過不足のない粋な音楽性が爽やかな名演。気軽に愉しく聴ける。旧配置ではない)*o*(。 |
○シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団<1992> 24'36" 金管の強奏がたまに無機的(無意味)になるのが惜しい。第2主題はまるで妖婦のようだ。旧配置。 |
★ブーレーズ指揮 クリーヴランド管弦楽団<1994> 23'25" 曲の構成、オーケストレイションを完璧に理解していると思わせる整理された名演。美しい! |
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★クレンペラー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団<1968> 22'08" おそい? 否、これで良いのです。この曲の完ぺきな姿。 |
◎クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団<1970> 14'46" 何気ないルバートが洒落たリズムを生み、無意味な音は一つもない。実に音楽的な名演。 |
◎ショルティ指揮 シカゴ交響楽団<1970> 15'45" よくも悪くも明快な演奏だが、音色が単調なのが惜しい。物の怪がハッキリものを言うんだよね。 |
○テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団<1980> 16'24" 表現の幅の広く情感豊だが、時に響きがダンゴ。 |
・マズア指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団<1982> 14'07" すっきりした凡演。どこに良いところがあるんだ? |
◎バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック<1985> 17'02" あちこちから物の怪が飛びだしてくる。ふっ切れた演奏。 |
◎ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団<1991> 14'40" 夜の森のゴキゲンな散策だ。副主題のアウフタクトをルバートするところなんざぁ、堂に入ってるねぇ。 |
○シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団<1992> 17'04" 最高にいい気持ちのホルンで始まる。しかし、響きが贅沢すぎて、やや肥満気味。 |
○ブーレーズ指揮 クリーヴランド管弦楽団<1994> 13'56" 磨き抜かれた美音と、磨き抜かれた音楽性による真面目な演奏。 |
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◎クレンペラー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団<1968> 10'28" 蠢く細胞が少しづつ集まり、巨大生物になった。 |
★クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団<1970> 9'24" 引締ったテンポの中に明滅する楽器群。低弦のウィンナ風リズムが不気味に生きる。天才的! |
◎ショルティ指揮 シカゴ交響楽団<1970> 9'18" 柔軟なテンポに硬質なリズム。精巧な機械仕掛けの魑魅魍魎がくっきり隈取られる。 |
○テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団<1980> 10'14" いい雰囲気が出ている。153小節のヴァイオリンの突出度も聴きもの(2nd.ヴァイオリンのポルタメント!)。 |
○マズア指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団<1982> 9'43" 所々聴かせる部分はあるが(186小節のピチカートなど)、やや常識的で平凡。後半のってくる。 |
○バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック<1985> 10'34" トリオの哀感(ニ長調なのに!)は流石だが、今一つふっ切れていない。(強烈なピチカートのあと402小節はアルコ) |
★ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団<1991> 10'15" テンポ変化、強弱のバランスは勿論、あらゆるワザを使ったセンス満点の超名演。凄い! |
○シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団<1992> 9'54" グラマラスな響きが気持ちいいけど、常識の壁を破って欲しい。この曲は非常識なのだ。 |
・ブーレーズ指揮 クリーヴランド管弦楽団<1994> 9'14" 繊細且つ見事なバランスで美しいが、それだけの曲ではなかろう。(強烈なピチカートのあと402小節はアルコ) |
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◎クレンペラー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団<1968> 15'42" 各奏者の自発的音楽を有機的にまとめた、懐の深い滋味溢れる名演。 |
◎クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団<1970> 12'01" 実在感のある音色で伴奏まで意志が通っている。情感タップリで誠実だが、堅苦しくはない。 |
◎ショルティ指揮 シカゴ交響楽団<1970> 14'31" 清潔で健康的。朝の音楽みたい。も、もちろん、文句はありません。 |
○テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団<1980> 15'09" 愛情に溢れた丁寧で暖かい、普通の演奏。 |
○マズア指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団<1982> 13'09" よけいな感情移入のない、室内学的書法を生かした愉しい演奏。 |
○バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック<1985> 14'42" 中間部主題の再現後、情感は最高潮に達する。纏わりつくように愛撫するあのヴァイオリン! でもね・・・。 |
★ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団<1991> 12'19" チャーミング。中間部のホルンとチェロの主題は、優しさだけでなく窘めもある本当の強い愛だ。 |
★シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団<1992> 17'35" 微に入り細を穿った美演。まるで壊れ物を扱うような、なんてデリケートなオーボエ! |
○ブーレーズ指揮 クリーヴランド管弦楽団<1994> 10'38" 汚い音は一つもない。磨き抜かれた美しくも暖かい、まさに美音。でも、ちょっと速すぎない? |
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★クレンペラー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団<1968> 24'15" 超スローテンポの巨大な凄演。しかし、神経は行き届いているので細部までコクがある。 |
◎クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団<1970> 16'40" 頑固職人の手作りの味。ヴィルトゥオーゾ・オケではないのに、立派なものだ。トランペットにクセ有り。 |
◎ショルティ指揮 シカゴ交響楽団<1970> 16'25" 頑固職人の機械作りの味。元祖ヴィルトゥオーゾ・オケ。意味のうすい響きが散見されて惜しい。 |
○テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団<1980> 17'54" 情熱的な好演だが、響きが雑で空回りしている部分がある。(578小節で2nd.トランペットがミスる) |
○マズア指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団<1982> 16'34" 無理してデカイ音を出さない。聴き所はあるが地味であっさり。質素倹約で吝嗇。(12小節でトランペットがミスる) |
◎バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック<1985> 18'22" 歓喜の爆発。特に終わり(ニ長調部分〜)は真骨頂を示す。終結でクレッシェンドするトランペットも決まる! (486小節のホルンはゲシュトプフ) |
★ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団<1991> 17'49" 指揮者の理解が100%オケに伝わった、熱い情熱と爽やかな音楽性の自在な名演。 |
○シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団<1992> 18'17" 華麗な美音!・・の浪費。豪華絢爛で贅沢。(終結1小節前のピッコロがちゃんと聞こえる) |
◎ブーレーズ指揮 クリーヴランド管弦楽団<1994> 17'40" 歓喜も悲哀も狂気も絶叫もない。強引な部分など無いぞ! 管弦楽法の勝利。美しい! ・・・でもね。 |
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