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◆2004年6月15日(火)〜18日(金)、21日(月)、22日(火)、23日(水) 某掲示板で、マーラーの3番はやっぱりハイティンクが一番だ、という書き込みを読んだので「ホントかよ」と思いながら図書館から2種類借りてきた。1966年録音のACOとのものとベルリンフィル盤だ。ハイティンクの3番ってまだあるのかな? ACOは好きなオケだが、けっこう技術的水準は低いということが確かめられる演奏だ。なんかカロリー不足の響き。録音のせいかダイナミックレンジも狭い。ベルリン盤はひろ〜いけどね。ゲゲッ、第1楽章展開部の「夕立と雷鳴」部分(415小節〜)で大太鼓が落ちてる!! ベルリン盤。オケうまい。だけど心弾まないのはどうしてか? どこが悪いなんて指摘できるところはほとんどないが、ここが良いと特筆するところもないということだ。消去法的演奏。つまりこの曲を演奏するという熱い欲求なりこだわりが感じられないということ。表情を加えていく積極性はないが、こうするとダメだということを排除してあるから消去法的演奏なのだ。以上が第2楽章まで聴いた感想。 ◆2004年6月8日(火) 2001年4月録音。 で、演奏は素晴らしい。情熱的なのは当たり前だが、しっかり理性の目がキラキラ光っているのだ。テンポも強弱のバランスも決してガムシャラではない。そりゃあ、日本フィルの“音”にいろいろ不満はあるが頑張っているじゃないか。無い物ねだりはやめておこう。 *第2展開部でバスの音が違って聞こえるのにはビックリ。「43」の3小節目。 |