宇野功芳
(1930- 日本)

…名演 …駄演 …奇演

165.PA-1148 トリオ株式会社 Rec.1977年5月12日 ¥2,300
オードウェイ:旅愁
モーツァルト:三人の童子
オッフェンバック:ホフマンの舟歌
メンデルスゾーン:羊飼いの歌
クルシュマン:収穫の秋
モーツァルト:面影〜フィガロの結婚から
レーガー:マリアの子守歌
高田三郎:水のいのち
 
宇野功芳/日本女声合唱団 Pf:篠崎みどり

118.PA-5024 トリオ株式会社 Rec.1975年3月11日 ¥1,800
中田喜直:ぶらんこ、ねむの花、石臼の歌、菜の花、
大中恩:菜の花、月と良寛
磯部俶:犀川、時無草、貝殻
ヘンデル:ハレルヤ
ドイツ民謡:故郷を離るる歌
 
宇野功芳/日本女声合唱団 Pf:横山恵津子 Br.池田温

    


165.PA-1148 トリオ株式会社 Rec.1977年5月12日 ¥2,300

 匂うようなハーモニー。躊躇うようなアゴーギクからは馥郁とした香りが立ち昇る。微に入り細を穿った、その音造り、音楽造りは、いつ聴いても今生まれたかのような新鮮な空気を漂わす。これはチェリビダッケにつながる。宇野さんは合唱界のチェリビダッケだったのだ。この演奏はシュトゥットガルト時代のチェリに近い。

 それにしても、針圧を3〜4グラムにして再生しても、改善されるとはいえ強音部の歪みが完全には消えない。いくら弱音・小音で感動するアルバムとはいえちょっと口惜しい。「と・り・い・れ・の・あー・き」の「あー」で歪むのだ。大好きな曲なのに。

(2005年11月)

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118.PA-5024 トリオ株式会社 Rec.1975年3月11日 ¥1,800

  言葉を大切にし、つまり発声よりも発音を重視して曲の内容を抉り、絶妙のニュアンス変化を伴わせて愉しく、しかし、じっくり聴かせる名演。

 月と良寛では、第3曲・月のうさぎで「それぞれ食べ物を探しに出かけた」のフレーズが何度も繰り返されるのが不自然で嫌いだ。こういうところが合唱臭がする。

 ハレルヤは、この解釈をオケと混声合唱でやったら凄かろう!

 スクラッチノイズがやや気になる。

(1996年10月)

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