三石 精一
(1932.3.28-  日本)

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4.SK-310 日本ビクター 研秀レコード 世界のオーケストラ名曲集(全17巻)-10 昭和44年1月25日製作
ヴォルフ=フェラーリ:「マドンナの宝石」間奏曲 
ロッシーニ:「せヴィリアの理髪師」序曲 
プッチーニ:「蝶々夫人」からハミングコーラス 
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲 
ヴェルディ:「アイーダ」大行進曲 
ヴェルディ:「椿姫」第1・3幕前奏曲 
ポンキエルリ:「ジョコンダ」時の踊り
 三石精一/読売日本交響楽団

    

4.SK-310 日本ビクター 研秀レコード 世界のオーケストラ名曲集(全17巻)-10 昭和44年1月25日製作
ヴォルフ=フェラーリ:「マドンナの宝石」間奏曲
ロッシーニ:「せヴィリアの理髪師」序曲
プッチーニ:「蝶々夫人」からハミングコーラス
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
ヴェルディ:「アイーダ」大行進曲
ヴェルディ:「椿姫」第1・3幕前奏曲
ポンキエルリ:「ジョコンダ」時の踊り
 三石精一/読売日本交響楽団

 読売日本交響楽団の欠点が少し補われている。即ち、水っぽい響きにほんの少し粘りが出ているのである。曲想のせいもあろうが、マスカーニなど過不足無い表情付けによって曲の美しさを充分愉しめる。ただしオーボエの音色はやはり今一つ。
 ロッシーニに於ける流れのスマートさとバランス感覚の優秀さは、流石三石という感じ。
 アイーダは、テンポとリズムのよさ、そして盛り上げ方の自然さが売りの好演。ヴァイオリンからチェロまではかなり実在感があるのに、コントラバスだけ響いてこないのは何故だろう?

 椿姫は少し健康的すぎる嫌いはあるが、微妙なアゴーギクの冴えは流石三石だ。ただし弦楽器全体に艶っぽさが全然足りないのは本当に魅力不足。
 ジョコンダは読売日本交響楽団のよいほうが出ている佳演。チェロなど、他の指揮者の時より余程雄弁だ。コントラバスが響かないのは人数が少ないせいか?

(1991.9)

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