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1.■SK-304 日本ビクター 研秀レコード 世界のオーケストラ名曲集(全17巻)-4 昭和43年9月25日製作 ¥1,200
*メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
Vn:小林武史 森正/読売日本交響楽団
*シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
Pf:宮沢明子 森正/読売日本交響楽団
1.SK-304 日本ビクター 研秀レコード
世界のオーケストラ名曲集(全17巻)-4 昭和43年9月25日製作 ¥1,200
*メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
Vn:小林武史 森正/読売日本交響楽団
聞き流せばごく普通の好演という感じだろうが、じっくり聴くとけっこう凡演。
まず小林のヴァイオリンには、この曲に最も必要と思われる初々しさと生気が感じられない。フレーズの受渡しとかメロディの歌わせ方など、自然な流れを保とうとしてはいるが、アーティキュレーションが曖昧でいただけない。音程の悪さも気にすると、気になる。
とにかく、弱音部のニュアンス変化が乏しいくせに強音でもハッキリものを言わないという、面白くない演奏。オケはまあ普通。第3楽章・38小節のピチカートが良く効いている。
内周に近づくとワウフラッターがある。
*シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
Pf:宮沢明子 森正/読売日本交響楽団
これもごく普通の演奏。
宮沢のピアノはスビトピアノの生かし方など個性は発見できるが、張りつめた緊張感や弱音の時のニュアンス変化、そして自在感など、現在の彼女と比べると全く物足りない。
第2楽章から第3楽章にかけてはよい曲だと思わせるが、今一つ訴えかけるものが無い。オケは全くの凡演。
内周に近づくとワウフラッターがある。
(1991.9)
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