アンソニー・コリンズ
(1893.9.3-1963.12.11 イギリス)

…名演 …駄演 …奇演

47.ECS582 英ECLIPSE
シベリウス:幻想曲「ポヒョラの娘」作品49
シベリウス:交響曲第2番ニ長調
 
コリンズ/ロンドン交響楽団

    


47.ECS582 英ECLIPSE
シベリウス:幻想曲「ポヒョラの娘」作品49
シベリウス:交響曲第2番ニ長調
 
コリンズ/ロンドン交響楽団

 「ポヒョラの娘」は、なかなかの名演だ。
 撓うようなフレーズの受け渡しと荒々しいまでの金管の咆哮、そしてシベリウス独特のやや湿った冷ややかさを持っている。

 交響曲第2番はオーソドックスといえる。
 大げさな表情付けは感じられないが、良く聴くと細かなアゴーギクが生き「ポヒョラの娘」で言えたようなことが当てはまる。ただし、第1楽章などもっと木管に詩情があると良いのだが…。
 フィナーレの最後はティンパニを5ヶ所変更して、アクセントの効いたクライマックスを築いている。

(1991.11)

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