*レコード番号をクリックして下さい。
21.■MZ-5091 キングレコード株式会社 ロンドン不滅の名盤シリーズ ¥1,200
*ブルックナー:交響曲第3番ニ短調
クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
68.■ECS
530 英ECLIPSE ¥1,500
*ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
99.■IWA-93183B Westminster 東芝EMI株式会社 ¥3,300
*ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
クナッパーツブッシュ/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
124.■GT-9034 キングレコード株式会社 ¥1,300
*ワーグナー:楽劇「神々のたそがれ」
・夜明けとジークフリートのラインへの旅
・ジークフリートの葬送行進曲
*ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
・前奏曲
・愛の死(優しくかすかな)
クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Sp:ビルギット・ニルソン
125.■GT-9036 キングレコード株式会社 ¥1,300
クナッパーツブッシュ/ウィーンの休日
*J.シュトラウス:ラデツキー行進曲作品228
*コムザーク:ワルツ「バーデン娘」
*J.シュトラウス:アンネン・ポルカ作品117
*J.シュトラウス:加速度円舞曲作品234
*J.シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ作品214
*チーラー:ウィーンの市民
*J.シュトラウス:ポルカ「うわき心」作品319
*J.シュトラウス:ワルツ「ウィーンの森の物語」作品325
クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ヤンチック:ツィター独奏
138.■OW-8034-AW 日本コロムビア株式会社 ¥1,500
*ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
:ジークフリート牧歌
:舞台神聖祭典劇「パルシファル」前奏曲
クナッパーツブッシュ/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
148.■MZ-5092 キングレコード株式会社 ロンドン不滅の名盤シリーズ ¥1,200
*ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
148.■MZ-5092 キングレコード株式会社 ロンドン不滅の名盤シリーズ ¥1,200
*ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
思っていたより随分丁寧な演奏で驚いた。スコアの読みの深さと、曲への愛情が伝わる。
流れの自然な中庸のテンポに現れる濃い表情は、殆ど改訂版(初版)によるものだが全てではない。
第1楽章・209小節からテンポが倍くらい遅くなるところなど、いくらクラリネット、フルートに“ruhig”と書いてあってもこれはクナ独自の愛情に溢れた解釈といえる。
これが音の良いステレオ録音だったらなあ…。
(2002年8月)
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138.■OW-8034-AW 日本コロムビア株式会社 ¥1,500
*ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
:ジークフリート牧歌
:舞台神聖祭典劇「パルシファル」前奏曲
クナッパーツブッシュ/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
あたたかさと愛情がこもった優しいほうのクナがでたのが「トリスタン」だ。素朴に感じられるのは、例えばティンパニのトレモロが“とことことこ”と粒々に聞えるからだ。
愛の死に入ってからは一層の名演。各声部が、これだけ有機的に絡み合い、それぞれがクッキリと生きる演奏が他にあろうか!
「マイスタージンガー」もそうだ。フォルティッシモが決してわめかず、本当に愛情の感じられる冷静な目が光っている。
ジークフリート牧歌こそ、クナの愛情の結晶だ。遅いテンポにより、各パートが優しくいきづき、ごく自然に心に染み入る。管が、ソロ部分をソロイスティックに吹かないのもイイ。259小節からのホルン・ソロは理想的!
パルジファルはクナの懐の深さというか、スケールの大きさを感じさせる崇高なまでの絶品。
ジークフリート牧歌の179小節からの2nd.ホルンがスラーをスタッカートに変更。259小節からの2nd.ホルンのブレス4回がよく分かる。
LPでは、たまにパチッというノイズと転写があったがCDは改善されている。
(1998年4月)
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125.■GT-9036 キングレコード株式会社 ¥1,300
クナッパーツブッシュ/ウィーンの休日
*J.シュトラウス:ラデツキー行進曲作品228
*コムザーク:ワルツ「バーデン娘」
*J.シュトラウス:アンネン・ポルカ作品117
*J.シュトラウス:加速度円舞曲作品234
*J.シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ作品214
*チーラー:ウィーンの市民
*J.シュトラウス:ポルカ「うわき心」作品319
*J.シュトラウス:ワルツ「ウィーンの森の物語」作品325
クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ヤンチック:ツィター独奏
どれもこれもちゃんと聴いて耳に心に愉しい、味わい深い演奏。響きにウソがない、と感じさせるクナとウィーン・フィル。
それほど凄くない「加速度ワルツ」や「うわき心」ですら、その響きは心地よい。その2曲以外は、クナの清濁併せ呑むスケールの大きな魅力がウィーン・フィルの音色と融合し、まるで呑み飽きしない、洗練されすぎていない純米吟醸酒みたい。
(1997年6月)
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124.■GT-9034 キングレコード株式会社 ¥1,300
*ワーグナー:楽劇「神々のたそがれ」
・夜明けとジークフリートのラインへの旅
・ジークフリートの葬送行進曲
*ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
・前奏曲
・愛の死(優しくかすかな)
クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Sp:ビルギット・ニルソン
力づくのところがない。強音にしてもフレージングにしても深く長い息を感じさせるが、力づくでない。
なんというスケールの大きさ。そして、その優しいニュアンス。エロティックで艶めかしい音色で奏される音楽が低俗にならないところも凄い。
ウィーン・フィルを生かしながらも支配してしまうクナ。
(1996年10月)
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99.■IWA-93183B Westminster 東芝EMI株式会社 ¥3,300
*ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
クナッパーツブッシュ/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
朝比奈やヴァントはうるさいのでは? と思わせるくらいわめかない。
ディナーミク、アゴーギクともにかなり自由で、クナの表現なのか改訂版の指示なのかは分からないが、ノヴァーク版とは随分違う。
それにしても実に音楽的。力ずくのところが無いので、ブルックナーの音楽の寂しさが自然に滲み出てくるのだ。遅めのテンポがスケールを大きくし、最強音を不必要なものにしている感じで、その滋味溢れる響き、渋く深く暖く濁りのない響きが心地よい。
アダージョRの3小節の所に音抜けがある。全体にスクラッチノイズが多い。
しばらくぶりにクナによる大曲を聴くと他の指揮者達が小さく感じる。クナは凄い!! それにしてもこんなにうるさくないブルックナーは他に無かろう。
(1996年5月)
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68.■ECS 530 英ECLIPSE
*ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ブルックナーの音とかワーグナーの音とか作曲家による個性的な音があるが、クナには指揮者“クナの音”がある。そして、その“クナの音”が全てを表現してしまう。だから改訂版だろうとクナの響きによるブルックナー交響曲第5番になるのだ。
その豪快さと繊細さ、溢れんばかりの慈しみの心と怖いくらいの冷酷さが同居して伝わる。
(1992.4)
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21.■MZ-5091
*ブルックナー:交響曲第3番ニ短調
クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
特に第2・3楽章が素晴らしい。その心のこもった歌や音色が、まるで大自然へ溶け込んでいくような懐かしさ。さらに響きの充実感。
アルプスを、または森を、または野原を散策し、その清々しい美しさと沈思を愉しむ。これぞブルックナーの醍醐味。
第1楽章はややぶっきらぼうな感じだが、296小節からのピツィカートの幅広いテンポや思い切った表情付けがだんだん生きてくる。
フィナーレは前3楽章に比べて音が悪い。
(1991.11)
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