*レコード番号をクリックして下さい。
7.■SOCF22003 CBS・ソニーレコード ¥1,500
*ベルリオーズ:幻想交響曲
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
8.■SOCF22014 CBS・ソニーレコード
*サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」
*サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団 Org:E・パワー・ビックス
9.■SOCF22004 CBS・ソニーレコード
*チャイコフスキー:大序曲「1812年」
*チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
モーマン合唱団
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
10.■SOCF22011 CBS・ソニーレコード
*ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」
Sp:ルチ・ネ・アマーラ Cont:リリー・チョーカシアン Te:ジョン・アレクサンダー Bs:ジョン・マカーディ
モーマン合唱団
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
10.SOCF22011 CBS・ソニーレコード
*ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
ビフテキでも食べて、やや丸くなったゴキゲンのベートーヴェンがいても悪くないかもしれない。それは、深みにおいて物足りないかもしれないが、この豊麗な明るめの弦の響きでやってもベートーヴェンになるのが凄いということ。
やや表面的とはいえアダージョも美しい。そして、決して「したり顔」の演奏でないのが好感が持てる要因の一つだろう。
第1楽章、416小節のオクターヴ上げたヴァイオリンが、あれだけしっかり鳴るのも凄いことだ。フィナーレのマーチでバスドラムが不気味に響くのも面白く、モーマン合唱団がとてもうまい。
第1楽章、Fの部分のスタカートをテヌート気味にしている。
フィナーレ、バスの歌い方が女々しくイヤらしい。
(1991.11)
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9.SOCF22004 CBS・ソニーレコード
*チャイコフスキー:大序曲「1812年」
*チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
1812年は、フィラデルフィアの弦と大砲の迫力が凄すぎ。鐘の乱打も金管もスゴッ!
5番は全体的にメロディラインが強調され、深刻ぶったり、大げさなところはないのに表現の幅が物凄く広い。つまりオケの威力を充分生かすことが、この曲の名演につながるという信念のもとに演奏されているといったところか。
例えば第1楽章、第1主題がヴァイオリンで奏されるところ(58小節)など、ピアノにも関わらずほとんどフォルテだ(フィナーレ冒頭もメゾフォルテにも関わらずほとんどフォルテ)。170小節からのニ長調のテーマでは、強靱でしなやかな弦がポルタメントまでまじえてねっとり歌う! 313小節の弦の押し戻すようなイヤらしさも良い。そういえば第2楽章、138小節も同様なチャイコぶしをうまく出している。また、ホルンソロは暗い音色にコクが無いのが惜しいが、実にうまい表情付け。
なお、第1楽章最後、535小節のコントラバスにクレッシェンドをつける細やかさもある。また、フィナーレ、101小節のパターンのリズムを4分音符に変更している。
(1991.11)
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8.SOCF22014 CBS・ソニーレコード
*サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」
*サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
オケが上手くてイ〜イ気持ち! 特にあの弦の威力は全く豊麗だ。
オーマンディは、全く奇を衒うようなことはしないが、決して表面を磨くだけなどということはしない。そして、深刻ぶらずにオケを鳴り響かすので聴き応え充分、且つ音楽を聴く愉しさに満ちているのだ。
「死の舞踏」。最初に弦のトゥッティでテーマを歌うところなんて背筋ゾクゾクもの!
第3楽章にキズが・・・、もったいない。
(1991.10)
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7.SOCF22003 CBS・ソニーレコード ¥1,500
*ベルリオーズ:幻想交響曲
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
弦の迫力、実在感が凄い。決して熱演ではないが、オーソドックスなオーマンディの解釈を存分に弾き切るといった感じだ。フィラデルフィア・サウンドは決して表面が流麗であるわけではなく豊麗に鳴るのである。
また、オーマンディの解釈もオーソドックスとは言ってもアカデミックではなく、ディナーミクやアゴーギクはかなり柔軟に変更している。
(1991.9)
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