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元気に健康的に、生涯美味しく呑もう!

呑む前に飲んでおくべきは「フェカリン」と「へパ-ティッサン」(^^!


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2004年

このページに出てくるお酒(アイウエオ順)

あ・一ノ蔵(宮城県) ●大山(山形県) ●大山頒布会(山形県)

か・狩野川(岐阜県) ●嘉美心(岡山県) ●賀茂泉(岡山県) ●菊姫 大吟醸(石川県) ●銀盤 大吟醸(富山県) ●久壽玉(岐阜県) ●黒帯(石川県) ●国権(福島県) 

さ・澤乃井頒布会(東京都) 信濃錦頒布会(長野県) 四万十川(高知県) ●吟醸酒 湘南(神奈川県) ●酔鯨(高知県) ●翠露(長野県) ●諏訪泉 純米吟醸 満天星(鳥取県) ●雪中寒梅(岐阜県) 

た・大七 純米生元(福島県) ●谷川岳(群馬県) ●玉の光(京都府) ●千代壽頒布会(山形県) ●純米吟醸 千代の亀(愛媛県) ●出羽鶴(秋田県) ●出羽鶴 秋あがり(秋田県) ●天壽(秋田県) 

な・鳴門鯛(徳島県) ●純米吟醸 鳴門鯛(徳島県) ●山廃純米吟醸 鳴門鯛頒布会(徳島県)

は・春鹿頒布会(奈良県) ●純米吟醸 姫街道(愛知県) ●富久錦(兵庫県) ●富士錦(静岡県) 

ま・前田利家(石川県) ●真澄 純米吟醸あらばしり(長野県) ●真澄 純米吟醸 別撰金壽(長野県) ●真澄「山花」(長野県) ●窓乃梅(佐賀県) ●(広島県) 

や・山雅味の純米酒(兵庫県) ●山鶴(奈良県) ●雪雀(愛媛県) 

ら・李白(島根県) ●李白 斗瓶囲い 大吟醸(島根県)



 日本名門酒会2004年秋の頒布会杜氏の腕くらべ 超辛口純米酒」第3回は小澤酒造株式会社(東京都青梅市沢井)の「澤乃井」と加藤喜八郎酒造株式会社(山形県鶴岡市大山)の「大山」だ。

 まずは純米酒の「澤乃井」。所謂うまい辛口酒と言えそう。香りもそこそこで、甘みの生かし方もなかなかのものだ。惜しむらくは飲んだ後に残る何とも言えない雑味感だ。とは言ってもその感覚はすごく悪いものでなく、過去に飲んだことのある感覚だ。う〜ん、語彙が足りなくて表現出来ない(;_;)

原料米:アケボノ。精米歩合:65%。日本酒度+10,酸度1.6。酵母:協会11号。使用酒母:速醸。

 「大山」は特別純米酒。これは旨い! このシリーズで随一の旨さ。甘みの生かし方が完璧で香りも吟醸酒かと思わせるようなフルーティなもの。口当たりはマイルドで、エグ味もしっかり効いている。もちろん後口も爽やか。

原料米:はえぬき。精米歩合:60%。日本酒度+8〜+9,酸度1,0〜1.4。酵母:山形KA。使用酒母:高温糖化。

(2004年12月)
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 日本名門酒会2004年秋の頒布会杜氏の腕くらべ 超辛口純米酒」第2回は合資会社 宮島酒店(長野県伊那市大字伊那)の「信濃錦」と千代寿虎屋株式会社(山形県寒河江市南町)の「千代壽」だ。

 まずは「信濃錦」。これは特別純米酒だ。酸味とエグ味主体の味わいで、乾いた砂に水が染み込むような舌触り。酒と接したところからどんどん染み込み、表面張力がない感じ。香りはあまりない。

原料米:美山錦。精米歩合:55%・59%。日本酒度+10,酸度1.7。酵母:協会11号。使用酒母:速醸。

 「千代壽」にはビスケットのような香りと甘さが微かにあるのが面白い。上品なエグ味のあとにその甘さが広がる。舌触りは磨かれた‘玉’のよう。コロコロと葉の上を転がる朝露のようだ。

原料米:出羽燦々・はなの舞。精米歩合:60%・70%。日本酒度+9,酸度1.4。酵母:山形酵母。使用酒母:速醸。

(2004年12月)
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 行きつけの酒屋さん「かのや」に新しい酒が入荷していた。その酒は加藤喜八郎酒造株式会社(山形県鶴岡市大山)の「大山 特別純米酒」で¥2,300くらいだった。大山は昔飲んで良い印象が残っているし値段も手頃なので早速買ってきた。

 うん、やっぱりうまい!
 吟醸酒に似た香りがほのかに漂うのもイイし、柔らかな優しい口当たりとおいしい甘さに満ちている。その甘さは飲み込んだ後、口に残らないので爽やかでもあり、飲み飽きしない。ジューシーな旨さ。

精米歩合:60%。

(2004年12月)
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 ザ・バンドさんがまたお土産に送ってくれたヽ(^o^)ノ お茶目なおまけまで、有難う! 愛してるぅ)*o*( ・・・で、その酒は大七酒造株式会社(福島県二本松市竹田)の「大七 純米生元」だ。

 大七は以前、名門酒会の企画で“男酒”として飲んだきりだがほとんど記憶に無いな。・・・うん、香りは普通。・・・こりゃ、なかなか旨いじゃん。米のエキスというか、アミノ酸系の旨味がメインで甘さはかくし味的。当然その甘さは舌に残らず飲み飽きしない。こういうのを切れ味がイイって表現するのか? 透明感と柔らかさも持った旨い酒だ。

精米歩合:69%。扁平精米。・・・『従来法に対し、飛躍的な精米効果』なんて書いてある。図を見ると縦長に置いた米を挟むように精米してぺちゃんこ(平面的)になるように削るようだ。

(2004年11月)
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 日本名門酒会2004年秋の頒布会杜氏の腕くらべ 超辛口純米酒」第1回は株式会社 本家松浦酒造錠(徳島県鳴門市大麻町)の「鳴門鯛(なるとたい)」と株式会社 今西清兵衛商店(奈良県奈良市福智院町)の「春鹿」だ。

 まずは「鳴門鯛」。これは山廃純米吟醸になっている。鼻をくすぐる微かな香りは優しい甘さを連想させるが、口に含むと流石に超辛口という感じでほとんど甘さはない。しかし、それ以外の味にはしっかり重みがあり、磨かれた硬質の味だ。

原料米:五百万石、オオセト。精米歩合:58%。日本酒度+13,酸度1.5。酵母:協会9号。使用酒母:山廃。

 「春鹿」の香りも微かではあるが、こちらは甘さを拒否した香り。しかし、味には美味しい甘さが残っている。かくし味的な酸味が、そのほかの旨味をも引き連れるように身体に染み込ませる。柔軟な味だ。

原料米:山田錦、神力、その他。精米歩合:58%。日本酒度+10前後,酸度1.6。酵母:協会901号。使用酒母:速醸。

(2004年11月)
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 どうしても飲みたいのに酒切れだったので、仕方なく近所のセブンイレブンで探した純米酒。それは富士錦酒造株式会社(静岡県富士郡芝川町)の「富士錦 純米吟醸」だ。

 当然期待なんかしてないけど、なんだろうこの香り。ウ〜ン、思い出せない。確かに昔経験したことのある臭いなんだけどなぁ・・・。口に含み、飲み込んだ後に残るこの独特な香りというか臭い。あ、あれ? この酒吟醸かよ〜! そんな香りはどこにもないじゃん!
 それよりも、飲み込んだ後のこの香りだ。何だ、これ? 決していい香りではない。何か製紙工場が廃棄する空気のような臭いだ。そうだ、そういえばこれは富士の酒だ。富士を通過するときに臭うあのくささ。あれに共通するものがあるぞ。
 味自体はまあフツーかな。

精米歩合:55%、

(2004年11月)
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 今日(10/31)の静岡での会合は勉強会のみで宴会はなしだった。夕方家に帰ってきたが酒の在庫はなし。近所のフードストアーへ「酔鯨」を買いに行ったのだが、四合\1,000という安い純米酒があったのでそれにしてきた。それとは秋田清酒株式会社(秋田県仙北町戸地谷)出羽鶴 秋あがり 特別純米酒」だ。

 微かな香りにどっしりした味わいの酒。甘みをしっかり支えるその他の味が太い! 昔ながらの“酒”って感じでイイ! 肴はカツオのハラモで、それも美味かった。

原料米:美山錦26%、でわひかり74%、精米歩合:60%、使用酵母:秋田雅

(2004年11月)
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 壁男さんが、記念すべき第1回目の駿東ブルックナー連合の会合のために1本持って来てくれた。熊沢酒造会社(神奈川県茅ケ崎市香川)吟醸酒 湘南(純米ではない)という。湘南という名前と日本酒が如何にも似合わない。神奈川の酒もほとんど飲んだことないしな…(^^ゞ

 まあ、普通に美味しいかな。如何にも吟醸酒らしい軽やかさもあるが、甘み中心にうまく味のバランスがとられている。その甘みはやや鋭さがあり生酒っぽい。香りはほとんどないが含み香に吟醸酒のプライドがある。やや個性不足かな。煮物に合わない。寝酒に飲むのにはよい(^^ゞ

 自分は舐めるだけで飲まないのに俊急さんも純米吟醸「辛口生一本 真澄(長野)を持って来てくれた)*o*(

(2004年10月)
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 安い純米酒を見つけた。株式会社西山倉吉商店(静岡県沼津市)の「狩野川」という酒だ。なんか川の臭いがしてきそうで嫌な感じだし、基本的に静岡の酒はうまいものが少ないので止めようかとも思ったけど、よく見たら製造元は創業元文三年千代菊株式会社(岐阜県羽島市竹鼻町)というところだったので買って来た。

 まずは、寝酒としてグラスに注ぎツマミ無しで飲んだときは、濁った川のような味がしてイヤだった。やっぱダメかってね。だけど、後日晩酌に飲んだらそうでもなかった(^^ゞ
 洗練度が足りないけど日本酒としてのいろいろな味が味わえるところが長所だ。ただし、それらの味が乱雑に存在して濁った印象を与えるところが短所かな。香りはあるが含み香は感じられない。煮物に合う。秋刀魚の塩焼きにも合う。晩酌にイイじゃん(^^ゞ

原料米:玉栄、ひだ誉、精米歩合:65%、

(2004年10月)
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 義兄が息子の快気祝いといって持って来てくれた残りの1本を、姉が来たので飲んだ。それは、李白酒造有限会社(島根県松江市石橋町)李白 斗瓶囲い 大吟醸」!

 うまい大吟醸は、大吟醸だからといって香りがでしゃばらないのがイイ。軽めの甘みの後広がる爽やかなエグ味が後口をすっきりさせ、美味しい幸せ感に浸れる(^^ゞ 純米じゃなくてもうまい!

原料米:山田錦、精米歩合:35%、

(2004年9月)
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 日本名門酒会三十周年記念企画 2004年夏季頒布会「棚田を渡る風」の第3回は、亀岡酒造株式会社(愛媛県五十崎町平岡甲)の「純米吟醸 千代の亀」だ。

 これは独特の味だ。一口含んだ瞬間に広がるヒンヤリとした存在感。コクのみで旨味がないと思う後から沸き上がり主張する甘み。これは過去に飲んだことの無い味だ。味の表面はツルッとしているのに透明感はなく曇った感じ、って良く分かんないだろうな。・・・あ、思いだした。奈良の山鶴の「段違い辛口」と同系の味だ。山鶴はほとんど甘みを廃していたが、千代の亀はあの「段違い辛口」に甘みと旨味を足したような感じといえばいいだろうか。
 この酒には「淡麗」という賛辞を与えてもおかしくない。

酒米:「松山三井(まつやまみい)」の中からよりすぐれた籾を選んで改良した「祓(みそぎ)米(無登録)」使用。

(2004年9月)
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 有限会社やまがみというところで鳳鳴酒造株式会社(兵庫県篠山市呉服町73)による「山雅味の純米酒」をネット注文して義兄と飲みました。

 といっても、先に外で黒龍男山を一杯づつやってからなんですがね(^^ゞ
で、この山雅味の純米酒味も香りも出羽桜酒造株式会社の「出羽桜」系の酒と見た。つまり甘い味が基本的主張で、その味を予想させる甘い香りもあるということ。
 でも、その主張が出羽桜ほど強烈ではないところがイイ。出羽桜は香りが鼻に付いて途中でイヤになっちゃうが、これはなかなか旨くてどんどん飲めちゃう。おかげで、次の日は二日酔いだった(-_-;)

 やまがみの御主人は真面目なうえに気さくな感じ(あくまでもネット上での雰囲気でっせ(^^ゞ)でヨサゲな人です。 『¥2,500以下で飲めるおいしい純米酒を見つけることが私の生きがいです!』なんてキャッチフレーズには痺れちゃいます。
 しか〜し! 鳳鳴酒造は旨い酒を造っているかどうかは別として全くダメですね。
 『音楽を振動に変換して酒の酵母に直接振動を与えながら醸造した音楽振動醸造酒』だって。バッカじゃないの! こういう人たちが、水や植物に『ありがとう』と言葉をかけると腐らなくなったりスクスク成長したりするなんて話を信じるんでしょうね。
 鳳鳴酒造の社長さん、せいぜい琵琶湖に向かって『ありがとう!』と叫んで水質改善に励んでくださ〜い)*o*(

(2004年9月)
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 玉乃光酒造株式会社(京都市伏見区東堺町545-2)の「純米吟醸 玉の光」をわざわざ三島に寄ってくれたやすのぶさんからお土産に頂く。アッと言う間の楽しい3時間が過ぎ、その日の夜、早速飲んじゃいました(^^ゞ

 で、この玉の光、二十数年前、純米酒をいくつか飲み始めたころ基準にした酒だ。すなわち、この酒より上を美味しい、下を不味い、とね。
早速飲んで見たらその印象は変わらずだ。日本酒のいろいろな味と香りと臭いが全て普通の感じで揃っている。特別「うめ〜!」とはいわないけど、ふつ〜に美味しくて飲み飽きしない、肴を選ばずに飲める酒。
イイね、こういう酒も。

(2004年9月)
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 義兄が息子の快気祝いといって持って来てくれた内の1本を飲んだ。それは、菊姫合資会社(石川県石川郡鶴来町新町)菊姫 大吟醸」!

 久しぶりの菊姫大吟醸は、やっぱり旨い。上品な甘さと素晴らしい香りを伴った口当たりの良さ、そして喉ごしの滑らかさが際立つ。醸造アルコールを使っているとは思えないようなバランスの良さだ。いや、使っているからこそこのような味にできるのか!?
 そして立ち昇る吟醸香は、味が一番香りは二番、ということを熟知した酒造りの素晴らしさだ。

原料米:兵庫県吉川町産特A山田錦、精米歩合:50%、

(2004年8月)
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 ウチの駐車場を2日間貸したらサンウエルのO田さんがお礼に1本くれました(^^ゞ ぼくが、暗に要求したんだけど流石にO田さんは分かってる(^^!

 それは古田酒造合資会社(岐阜県加茂郡八百津町八百津)の「純米大吟醸 雪中寒梅」。なんてふざけた名前だろう。某新潟の有名な銘柄を二つくっつけちゃって。名前からして期待は出来ないかなぁ・・・。こっちのが歴史が古いってんならごめんなさい。でも、大吟醸だし、と気を取り直して飲んで見ました。

 大吟醸らしい甘さが微かなエグミを伴って、後口も爽やかだ。重みのある味ではあるけれどコクがない。口当たりもマイルドで美味しい甘さは大吟醸らしいけど、大吟醸ならもう少し何かが欲しい・・・。
 吟醸香もほんの少しで、やや物足りない。

原料米:山田錦、精米歩合:40%、使用酵母:協会9号

(2004年8月)
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 日本名門酒会三十周年記念企画 2004年夏季頒布会「棚田を渡る風」の第2回は、天壽酒造株式会社(秋田県由利郡矢島町城内字八森下)の「純米吟醸 天壽」だ。

 ワオー、素晴らしい香りだ! 色もイイ。うす〜い琥珀色。それらを鼻と目で楽しんだあとは、メインの舌が楽しむ番だ。期待が膨らむ。不味かったら許さないぞー(`_´)

 ウ、ウマイ!! しかも個性的。よかったぁ(^_^)
 甘さが強いけどその他の味もその甘さを旨さとして引き立てるように存在するので、軽やかに感じる。本当に旨い甘さだ。これは本物の味醂に近い味なんじゃないかな(^^?
 因みにこの天壽を呑んだ直後に、あの美味しい特別純米酒酔鯨を飲んでみたら、な、ナンと、濁った泥水のような印象)*o*( なんて〜こったい(-_-;)

原料米:美山錦、精米歩合:60%、使用酵母:東京農大短醸分離酵母ND4

(2004年8月)
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 日本名門酒会三十周年記念企画 2004年夏季頒布会「棚田を渡る風」の第1回は、株式会社 本家松浦酒造場(徳島県鳴門市大麻町池谷字柳ノ本)の「純米吟醸 鳴門鯛」だ。

 夏の頒布会は、値段が高いだけに外れはない。この鳴門鯛ももちろん旨い。香少々、味のバランスも悪くない。うまい酒に決まっている。だけど、このシリーズはこの程度の味じゃダメでしょう(-.-)
 トロリとした舌触りのわりに切れの良い味わいは流石だけど、ややコク不足だしうまさが普通すぎ(^^!
 酒の色は殆どない。透明の一升瓶で揺れるほとんど無色透明な液体は涼しげで美しく夏にピッタリではあった。

原料米:山田錦、精米歩合:57%、使用酵母:協会9号

(2004年7月)
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 またしてもThe Bandさんが温泉先から送ってくれました。なんて素敵な人(^^!
 送ってくれたのは有限会社平瀬酒造店(岐阜県高山市上一之町)の「特別純米酒 久壽玉 手造り」だ。久壽玉(くすだま)は久々だなあ、どんな味か全く覚えていないや。

 うん、香りはあまりない。おっ! 舌の両側に感じる酸味が強烈だ。甘さも控えめなためスッキリした感覚ではあるけど、どっこいコクはありますね。含み香は何か懐かしい・・・。
 しっかりとした、所謂呑ん兵衛好みの酒かもしれないな、これは。

(2004年7月)
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 M田薬品工業の会報用の原稿を依頼され、軽い文章をサラッと書いたら原稿料として松山のお菓子(栗入りのロールケーキ)が届きました。編集担当の奈奈美さんに「菓子より酒がイイ!」と駄々をこねたら、何とお酒が届きました。ウ〜ン、話せば分かる。Y野さん有難う。

 で、そのお酒、雪雀酒造株式会社(愛媛県北条市柳原)の「雪雀 話せば分かる」という特別本醸造でした。純米じゃないのが残念ですが、気持ちが嬉しいなぁ。
 ラベルには《「憲政の神様」の元首相・犬養毅によって命名された雪雀では最後の「話せば分かる」という言葉を頂き酒名にしました。ドライな切れ味に旨味のある超辛口・本醸造酒です。》なんて書いてある。

 ドライ、超辛口なんて言葉を使った時点で期待は持てないけど、やっぱそんな味だった。勿論まずくはない。だけどまあ普通。香り、旨味、コク、個性、どれをとっても今一つ。でも、奈奈美さんとY野さんの気持ちでうまさ百倍(^^!
 精米歩合:60%

(2004年7月)
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中尾醸造株式会社(広島県竹原町中央)の「(まぼろし)」というふざけた名前の酒を友人のHくんが持ってきました。

 香りは適度で味はしっかりしている。舌の両側に転がして味わうと、広島の酒独特の例の“お屠蘇の香り”を微かに感じることができる。基本的にバランスのいい味で、名前のわりには真面目な旨い酒と言えよう。
 精米歩合:58%

(2004年6月)
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 16日は16年目の結婚記念日だった。母上から軍資金を頂いたので2種類買って来た。一つは諏訪泉だけどまだ飲んだことのないものだ。もう一つは味の保証付きの真澄

 まずは諏訪酒造株式会社(鳥取県八頭郡智頭町)の「諏訪泉 純米吟醸 満天星(まんてんせい)」。あまりコクがない。でも、さっぱりした旨味に軽さを否定するかのようなエグ味を潜ませて、コク不足を補っている。香りも適度で、飲み飽きしない酒だな、これは。
 精米歩合:こうじ米・酒母米50%、かけ米55%。


 もう一つのはいくつかある真澄の中でも格別に旨いものだ。その名も「純米吟醸 別撰金壽(べっせんきんじゅ) 真澄」。甘すぎるという人がいるかもしれないが、それは間違いだ。日本酒は甘いものなのだから。
 普段飲んでいる奥伝寒造りの味をギュッと濃縮してマイルドにしたような感じ。舌に纏わり付くようなネットリ感で旨味をたっぷり味わえる酒だ。
 原料米:美山錦80%、ひとごこち20%。精米歩合:55%

(2004年5月)
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義兄へ娘の内祝い用に買ったのに、いざ行くときに持っていくのを忘れたため自分の口に入ることになっちゃった。嬉しいというか何というか・・・(^^ゞ
 そのお酒は秋田清酒株式会社(秋田県仙北市戸地谷字天ケ沢)の「出羽鶴 袋吊り雫 松乃蔵仕込」という純米吟醸生酒です。

 グラスに冷たい水を入れると器のまわりが曇るでしょう? そんな感じの曇った酒だ。
 香りはあまり感じられないけど、生酒特有の鋭い甘さを酸味とエグミで上品に生かした美味しい酒だ。しっかりとした濃い味なのに、後口は実に爽やか。
 原料米は山田錦。精米歩合50%

(2004年4月)
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 日本名門酒会2003年秋の頒布会米から育てた純米酒」第6回は嘉美心酒造株式会社(岡山県浅口郡寄島町)の「嘉美心(かみこころ)」と賀茂泉酒造株式会社(広島県東広島市西条上市町)の「賀茂泉」だ。両方とも特別純米酒。

 嘉美心は吟醸酒でもないのにうっすらと吟醸香がする。なかなかイイじゃん。ベタ付きのないネットリとした旨味が広がり、後口もイイ。コクはないけど、それが不満にならない味だ。静かなエグ味を湛えているのも良い。
 原料米は朝日。精米歩合58%。

 最初は、嘉美心に比べると賀茂泉は味が暴れているとか美味しんだけど味の融合が無いなんて感じたけど、そんなことはない。甘みという一本の太い線をうまく生かした純米酒らしいマイルドな味だ。
 香りもほんのり甘い。吟醸香とは違うけど悪くないぞ。全体的に軽い感じがするのは体調のせいか(^^? “お屠蘇の香り”も無いし、過去に飲んできた賀茂泉とはずいぶん印象が違う。
 原料米は山田錦。精米歩合65%。

(2004年4月)
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 誕生日のお祝いに女房殿から「真澄 純米吟醸あらばしり 搾りたて生原酒」をもらいました。持つべきは飲ん兵衛の女房だね)*o*(

 ぐい飲みに注いだ美しい液体をそっと鼻に近づけると、なんて素晴らしい香り。美味しい甘さを予感させるまさしくフルーティな吟醸酒の香りだ。そっと一口飲んでみる。予想を裏切らない旨さが口中に広がる。生酒独特の強い甘さをベースにコクと旨味が体中に染みわたっていく。「新鮮な吟醸香と芳純な味わいを」って書いてあるけど、100%賛成。

 美山錦80%、ひとごこち20%、精米歩合55%。

(2004年3月)
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 日本名門酒会2003年秋の頒布会米から育てた純米酒」第5回は窓乃梅酒造株式会社(佐賀県佐賀郡久保田町)の「窓乃梅」と株式会社 本家松浦酒造場(徳島県鳴門市大麻町)の「鳴門鯛」だ。両方とも特別純米酒。

 窓乃梅は、米の旨味を充分に引き出したような深い味わい。トロリとした甘みがじわりとしみわたり、微かに残るエグ味が後口をさっぱりさせる。
 原料米は西海134号。精米歩合65%。

 窓乃梅には乳白色のうまさがあったけど鳴門鯛はもっと透明感のある味だ。濃い味なのにさっぱりしていてコクがないかのようだが、実はコクもあるヨン! 香りもあるよ〜ん!
 原料米は山田錦。精米歩合65%。

(2004年3月)
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 中本酒造店(奈良県生駒市上町)純米酒山鶴」を行きつけの酒屋で見つけ、おお、なっつかしい!ってんで、早速買って来ました。四合¥1,000。

 奈良旅行以来数年ぶりの山鶴。一口飲んでみて、あれ、こんなに“普通”の酒だったかなという印象。というのは、もっと個性的な味だったような気がしていたんですが、良い意味で中庸の味。含み香を含めて香りはなく、甘み、エグみ、酸味のバランスがとれている。そして、ややコクがない。

(2004年3月)
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 友人が家を建てることになって地鎮祭のお酒だよと酔鯨酒造株式会社(高知県高知市長浜)の「特別純米酒 酔鯨」を持って来てくれました。酔鯨を飲むのは何年ぶりかなぁ・・・。

 ウ〜ン、しっかりした味だ。おいしい甘みにコクがあり、うまいこと酸味が利いている。そのためか濃い味にも関わらず後口が爽やかだ。飲み応えは十分な味なのに重ったるさが無いのが素晴らしい。
 女房に飲ませたら「あたしこのお酒好きかもしれない、鯨飲」。オイオイ、鯨飲するのはやめてくれ〜。

 精米歩合55%

(2004年3月)
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 今回のThe Bandさんのお土産は国権酒造株式会社(福島県南会津郡田島町大字田島)の純米酒「国権」でした。な〜んでこんな名前つけちゃったんだかね。こういう名前のものはロクな味がしないんじゃないかと覚悟して飲んでみましたよ(^^ゞ

 香りは殆ど無しで味はスッキリ系。まあ普通に飲めるけどなんか無個性だな。麹臭いというか、洗練されてない含み香があるけど、こんな“国権”簡単に飲み干してやる〜ってか )*o*(

(2004年3月)
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 近所のスーパーへ行ったら手ごろな価格の純米酒がいくつかあり、四合¥950というのを買ってみました。菊水酒造株式会社(高知県安芸市本町)の「純米吟醸 四万十川」です。

 吟醸香は殆どないけど、口に含んだとき遠慮気味に「吟醸酒だよ」っていうのがカワユイ(^^ゞ
 味はコクが無いけどさっぱりした酸味が軽い甘みを引き立てているスッキリ系。まあ、この値段でこの味なら充分合格!!

(2004年2月)
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 李白酒造株式会社(島根県松江市石橋町)の「特別純米 李白」と、やすや酒造株式会社(石川県金沢市大樋町)の「特別純米 前田利家」を友人のH君と音楽を聴きながら飲みました。因みにH君は『姫街道』の香りもイケルといってました。

 まずは李白。5年ぶりくらいかな。吟醸香の一歩手前といった感じの香りが口中に広がり、サラリとした甘み主体のコクのある旨さが気持ちイイ。値段は税込¥2,400くらいだし『常きげん〜真澄〜元文〜李白』のサイクルで常飲酒は決まりか!?
 原料米は五百万石主体で精米率59%

 前田利家はいい色だ。うす〜い黄金色が見るからに美味そう。
 李白は口に含んだ瞬間、口内全体に味が染み渡るのに、これは留まっている感じだ。ワックスが効いている車と効いていない車の雨の日の状態といえば雰囲気分かるかな? 硬質の味わい。これぞ純米酒というような重みのあるコクと含み香。決して名前負けしていないといえよう(^^!

(2004年2月)
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 日本名門酒会2003年秋の頒布会米から育てた純米酒」第4回は株式会社一ノ蔵(宮城県志田郡松山町千石字大欅)の「一ノ蔵」と富久錦株式会社(兵庫県加西市三口町)の「富久錦」だ。一ノ蔵は山廃純米酒で富久錦は特別純米酒。

 久しぶりの一ノ蔵だ。あれ、一ノ蔵ってこんなに美味かったっけ?
 香りはあまりない。如何にも米の汁といった趣の、舌に纏わり付くような旨味が魅力的だ。コクがあり、イイ感じの甘さを中心にブレンドされた味わいが嬉しい。
 原料米はささろまん。精米歩合60%。

 あまり記憶に残らない富久錦はどうかな・・・。
 香りはやはりない。だけど、含み香にはほんの少しクセがあるぞ。例の屠蘇散に似た香りはともかくとして、その底に潜むあのニホヒ!
 味は甘さ控えめだけど、日本酒の味全部を取り揃えてありま〜すってか(^^ゞ
 原料米は山田錦。精米歩合60・70%。

(2004年2月)
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 永井酒造株式会社(群馬県利根郡川場村)の「源水仕込 特別栽培米 谷川岳」というのをスキーのお土産にとThe Bandさんから頂きました。The Bandさんって、本当にいい人ですね(^^ゞ

 で、早速飲んでみました。
“超辛口”なんて書いてありますが、ウソですな。強いていえばそのサラリとした味わいのことを言っているんでしょうね。軽やかな香りとサラリとした甘味が美味い酒です。ややコクに乏しいとはいえ、なかなかいけまっせー(^^ゞ
酒米は五百万石。

(2004年1月)
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 豊明市田楽ヶ窪の藤田保健衛生大学へ行った帰りに、豊橋の駅で地酒を探したら白井酒造株式会社(愛知県豊川市国府町)の「純米吟醸 姫街道」というのがあったので買って来ました。

 ゲゲゲ、ナンジャ、この酒は!?
 イヤイヤ、ぐい飲みを洗わないでしまってあったのかと思い別のぐい飲みで飲んだけどやっぱり同じだ。何が“ナンジャ”かというと口に含んだときの香りが、なんですね。戸棚の臭いというか蝿帳の臭いというか・・・。そう、前に飲んだ大阪の「秋鹿」と同じ匂いだけど、こっちはもっと強烈だ。
 味自体は濃いめの悪くないもので、かいだ香りは吟醸香が無い。しかし、この含み香を個性的というのだろうか。

 この臭いがたまらんという人がいるのなら“日本酒のくさや”という称号を与えよう(^^ゞ 本物のくさやは好きなんだけどね)*o*(

(2004年1月)
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 おお! なんと一升¥2,500の大吟醸!! ってんで買って来たのが銀盤酒造株式会社(富山県黒部市萩生)の「純米大吟醸 銀盤」。

 オイオイ、これで大吟醸かよ(`_´)
 香り無し、味普通。こんな酷い大吟醸は初めてのんだ。…と言いたいところだけど値段が値段だからしかたないよな。…イヤイヤ、いくら安いと言ったって大吟醸ですよ。大吟醸は大吟醸の味がしなくてはダメでしょう? この味なら大吟醸を造る必要はないと言えよう! この程度の味で大吟醸と名乗ることは許せません。この値段なら常きげん真澄の純米の方がよほど旨い。
 銀盤は二度と飲むまい(-_-メ)

(2004年1月)
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 今年の正月は、真澄純米大吟醸山花で幕開け。ちょっと大人しい酒だけど大吟醸らしい香りと素直な旨さが身に沁みる。いろいろあったから、とりあえずとはいえ、こうして家族で正月を迎えることの出来た幸せをしみじみ感じますね。何事もないことの幸せを味わうにはうってつけの酒と言えるかもね。

 で、2日からは義兄達と飲みました。飲んだことの無い酒で、いけたねー!


 まずは株式会社福光屋K(石川県金沢市石引)飄々黒帯[古々酒・純米吟醸]、醸造年1999,蔵内2年熟成、というやつ。
 古々酒と聞いてべったり重たいイメージを想像していたんですが、そんなことはありませんでした。日本酒のいろいろな味がマイルドにブレンドされ、トロリとしたコクがあるのにクイクイいけちゃう極上の美酒でした。それぞれの味は決して突出しないのに平凡とは大違いで、その調和のとれた味が重たくないコクと相俟って飲み飽きしない美味しさが際立つ。うめぇ〜!!
 酒造米は山田錦(兵庫県多可郡中町産)七割、金紋錦(長野県下高井郡木島平産)三割。


 次は舞姫酒造株式会社(長野県諏訪市諏訪)翠露・純米吟醸[中取り、袋しずく、生酒]
 日本酒の香りというのは難しいもので、この酒くらいの吟醸香がまさにベスト。味わいのメインは“味”なのだからね。
 んで、その味は絶妙にとられたバランスに爽やかな甘味だけがトッピングされたおしゃれな味わいとでも表現したいな。生酒独特の重たい甘さでないところがタダモノではないぞ。うみゃ〜!!
 酒造米は美山錦100%。

(2004年1月)
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僕のよく行く酒屋さん

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