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あ・●あさまおろし(長野県) ●秋田流純米酒 新政(秋田県) ●伊豆の里 純米酒(静岡県) ●梅錦頒布会2006(愛媛県) ●大山頒布会2006(山形県) か・●開華頒布会2006(栃木県) ●加賀鳶 純米大吟醸(石川県) ●亀乃世(長野県) ●かれき(長野県) ●菊秀頒布会2005(長野県) ●菊姫三昧(石川県) ●菊姫 鶴乃里(石川県) ●菊姫 本仕込純米 平成11年BY(石川県) ●菊正宗 正宗印 生もと純米(兵庫県) ●香田頒布会2005(京都府) ●越の譽頒布会2006(新潟県) さ・●純米吟醸 常山(福井県) ●醉心頒布会2006(広島県) ●翠露(長野県) ●是(岐阜県) ●仙台坊主(秋田県) た・●月の桂頒布会2005(京都府) ●鶴の友 上々の諸白(新潟県) ●天鷹心(栃木県) ●獺祭 純米吟醸50(山口県) ●特別純米酒 出羽鶴 秋あがり(秋田県) な・●西の関頒布会2006(大分県) ●西の関頒布会2005(大分県) ●日光戦場ケ原鬼ころし 純米吟醸(栃木県) は・●初揚(石川県) ●強力米吟醸 日置桜(鳥取県) ●秀よし頒布会2005(秋田県) ●福乃友頒布会2005(秋田県) ●福正宗 黒ラベル(石川県) ●福正宗 純米完熟辛口(石川県) ま・●真澄 山廃純米大吟醸 七號(長野県) ●三島恵美須(静岡県) や・●純米吟醸・限定蔵出 雪の茅舎(秋田県) ●由利正宗 貯蔵酒 隠し酒(秋田県) ら・ わ・ |
早速両者をガラスの器に注ぎ、飲み比べてみることにした。が、色も香りもほとんど同じでびっくり。一升瓶を開けたその日は、少量づつ口に含んでみてもどうしても違いが分からなかった。 第一酒造株式会社(栃木県佐野市田島町)の「開華」のほうが原酒造株式会社(新潟県柏崎市新橋)の「越の譽」よりも微妙に甘い香りがあり、その香りの通り味にも柔らかい甘味がある。越の譽は新潟の酒にしてはしっかりとした旨味があるが、やはり甘味の生かし方が「惜しい」といったところか。 開華 原料米:五百万石・月の光、精米歩合:59%、日本酒度:+2、酸度:1.5、アルコール分:17.0〜17.9 ***10日くらいたって飲み比べると開華の旨味が増していることにびっくり。圧倒的に開華の方が旨くなってしまった。こういう味の変化というのはいったいどういうことだろう? 味の変化がない越の譽の方が品質が優れているということになるノだろうか? 【このページのトップへ戻る】
仙台坊主は、明治時代に北秋田地方で栽培されていた幻の酒米だそうだ。それを復元して醸した酒。昔の米で、しかも三年古酒ということだから、さぞや個性的な味がするかと期待も膨らむ。 まずは冷蔵庫からとり出して、そのまま冷やグラスに注ぎ飲んでみた。 米の外側を半分くらい削り取ってしまう吟醸酒だからタンパクや脂質部分はほとんど無くなっていて糖質ばかりとなり、米の特徴は出にくいのか、などと考えた。残念ながら使用酵母の記載はなかったが、バランスのとれたスッキリサッパリの吟醸酒らしい味だ。 そこで、試しに燗してみたらなんとコクが出てきて、深みが増した。温燗より少し熱め、45℃くらいが良さそう。上燗っていうのかな。 日本酒度:+2、 酸度:1.5、 精米歩合:55%、原料米:仙台坊主(全量) 【このページのトップへ戻る】
萱島(かやしま)酒造株式会社(大分県東国東郡国東綱井)の「西の関」は美吟で有名だ。昔は良く飲んだ。美吟は純米も本醸造もおいしかった。 久しぶりの「西の関」だが、今回の頒布会の酒は特別純米酒。一口飲んで、まずは旨い! 加藤嘉八郎酒造株式会社(山形県鶴岡市大山)の「大山」は何回か飲んでいるがはずれたことはない。今回のは特別純米原酒だ。 これは過去ぼくが飲んだ「大山」の中で、最高の出来栄えといえる。この「大山」の前では「西の関」も霞む。 西の関 原料米:八反錦・ヒノヒカリ、精米歩合:60%、日本酒度:-2、酸度:1.4、アルコール分:16.3 【このページのトップへ戻る】
まずは、新鮮な香りがイイ感じ。 初揚げとは、福光屋開発部の沖津泰子さんによると、『日本酒は通常、搾りあがってから「濾過」、「加水」、「火入れ」、「貯蔵(半年ていど)」などを経て商品として出荷されます。そのため、本当のしぼりたての状態(無濾過、生、原酒の状態)の初揚げのお酒は蔵内だけでふるまわれる貴重なものです。』ということだった。 炭素濾過してないわりには、色はほんの少しだ。味は、生酒独特の鋭い甘味が福光屋の個性とも言える柔らかさで包み込まれたもの。口当たりの良い甘さが美味しく、新鮮さが爽やかなのでどんどん飲めそうだがアルコール度は18〜19だ。 実は、一気に飲んじゃうのが惜しくて半分残しておいた。翌日、その残りを飲んだのだが、その味の変化にびっくり。前日飲んだ味と全然、違うじゃん!! すっっっっっっっごく、旨い!! にしても、たった一晩でこんなに変わるものか!? でも、もう一日とっておいたらどうなったかも知りたいところだったなぁ。 精米歩合:70% 【このページのトップへ戻る】
株式会社醉新山根本店(広島県三原市東町)の「醉心」はあの酒豪画家・横山大観が飲んだ酒として有名だ。昔、普通の純米酒を飲んだ記憶はあるが、どんな味だったか全く記憶がない。 色は殆ど透明で、純米酒らしい香りがある。一口含むとまずは爽やかな甘さが出迎えてくれる。そして、飲み込む頃には軽やかなコクも主張してくる。これは旨い。甘さとコクと抑え気味の酸味が軽やかに調和した酒だ。 原料米:山田錦(兵庫)、中生新千本(広島)、 精米歩合:60%、日本酒度:+3、 酸度:1.6、酵母:自社保存酵母 梅錦山川株式会社(愛媛県四国中央市金田町金川)の「梅錦」の記憶は酸の利いた重くて濃い味だけど、イガイガした感じが残って量が飲めないイメージがある。 徳利に注いだ時の香りは、これぞ日本酒という感じの飲欲をそそるものだ。色は殆ど透明。もう少し色がある方が良いのに。 原料米:雄町(岡山)、精米歩合:80%、日本酒度:+5、酸度:1.6、酵母:協会9号 *「原酒タイプ」について 【このページのトップへ戻る】
「雪の茅舎」は過去2回ばかり飲んだことのある。秋田の酒にしては良い香りと洗練された甘みが美味しくて、冷やが似合うものだった。菊姫とはまた違う次元の魅力があるってことだ。 その酒の貯蔵酒ということで、ちょっと想像のつかない期待が・・・。だいたい、黄土色というか薄茶色の紙に包まれたその酒は、如何にも特別な旨さを隠し持っている感じがするじゃないか。 色に期待があるので、器は当然透明なガラスのぐい飲みだ。栓を開けると、まずはイイ香り。熟成酒といえどもやっぱ「雪の茅舎」だ。 精米歩合:58%、日本酒度:+2、酸度:2.0、麹米:吟の精、掛米:吟の精、使用酵母:自社酵母 【このページのトップへ戻る】
老香のような香りを持ち良い黄金色を持つこの酒は、菊姫に似ている。同時にのみ比べれば違うのだろうが、記憶で比較すると「鶴の里」を少しだけ薄くしたような味だと感じる。 精米歩合:65%、日本酒度:-2、酸度:1.8、麹米:美山錦、掛米:一般米 【このページのトップへ戻る】
『生もと造り』だというので少し期待したが、ぐい飲みに注いだ色がまずがダメだ。最近仕入れた知識によれば、きっと炭素を使い過ぎているのだろう。ほぼ透明。色がなさ過ぎる。香りもあまりない。 ぐい飲みに3杯飲んだところで、もうよくなっちゃった。同じ『菊』がついても雲泥の差とはこのことだ。 【このページのトップへ戻る】
9月30日は行きつけのかのやさんから頂いたチケットで 「菊姫・酒道入門2006」に参加してきた。場所は虎の門のホテルオークラ東京別館地下2階。昼からよく呑んだ! 義兄夫婦と新橋駅に11時45分くらいに待ち合わせたので、会場に着いたのが12時を少し回ったくらいか。 受け付けを済ませ、勝手が分からないでいると長蛇の列があるのに気付き、取りあえずその最後尾についてみる。だんだん前に進むと試飲会場の賑わいが眼前に迫り、この列は受け付けに書いてあった「菊理媛はお一人様30ml」のためのものだと判明する。「菊理媛」は「くくりひめ」と読み、1.8リットル5万円の吟醸酒だ。 パンフレットの裏の「菊理媛試飲」の所に判を押してもらうと、菊姫の社員がきっちり30ml計って、入場の時にもらった小さなプラスティックの器に注いでくれる。30mlといえばみるからに情けない量だ。しばしその液体を眺め、取りあえず香りを嗅ぎ、そしてついに思い切って口に含んでみる。 流石に菊姫独自の酸味や含み香は存在するが、攻撃的な刺激がない。いかにも「熟成」という表現が似合う。菊姫としての深みは当然だが、優しく柔らかい味わいだ。そういえば、嗅いだ香りにも吟醸酒固有のフルーティという表現に当たるものは、殆ど無かった。味が一番で、香りは味を引き立てるものってことを十二分に理解している菊姫らしい素晴らしさだ。 ウ〜ン、もう少し飲まないと詳しくは書けないなぁ・・・。 卑しく空瓶の写真をカメラに収め、吟醸酒のブースへ移動した。ここからは好きなだけ飲める。自分で勝手に注げばいい。 まずは「黒吟」。1.8リットル3万円の吟醸酒だ。 そして「吟」。1.8リットル2万円の吟醸酒だ。 「特選純米」と「山廃純米」を味見。前者が1.8リットル¥3,360。後者が1.8リットル¥2,900。 そして、前述の吟醸酒たちは、高等教育を受け、良い意味での一般常識を学びながらすくすく育ち、立派な社会人になった菊姫兄弟たちといった感じ。隠しても隠しても隠しきれない、滲み出てくる菊姫独自の個性的味わいに溢れているのだ。「山廃純米」に比べれば口当たりはずっとマイルド。ただし、あくまでも比較の問題であって、独自の老ね香と酸味は健在。あの甘みと旨味を生かす酸味との融合した味わいは、なんと表現したらいいのだろう。 一通り味見をした後は、最も菊姫らしいと思われる「黒吟」で充分酔うことにした。肴として頂いた豆腐、かまぼこ、レンコンの煮付けも旨かった。欲を言えば同じものでイイからもう一皿欲しかったなぁ・・・。 チャンスがあれば来年も是非参加したいものだ。今度は様子が分かったから飲み方の作戦もうまく立てて、他のブースもしっかり愉しみたいものだ。義兄は社員が着ている袢纏が気に入り若い兄ちゃんに無心してみたが断られた(>_<) 【このページのトップへ戻る】
出羽鶴は「ひやおろし晴田」を何回か飲んだ事あるが、よくも悪くも洗練されてない味わいが記憶にあり、好みとしては全くの真ん中という感じだった。 なんにしても、これは値段の割にずいぶん旨くて良かった(^O^) 精米歩合:60%、日本酒度:+4、酸度:1.5、使用酵母:秋田雅酵母、 【このページのトップへ戻る】
ウン、合格だ。吟醸香はほとんどないけど、クセの無い純米酒といった味わい。旨味がそこそこ感じられ後口がさっぱりするのもイイ。流石に福正宗のほうがふっくらした深みがあるが、これはこれで十分いける。 にしてもこの酒、どれが商品名なんだろう。 精米歩合:58%、アルコール分:14度以上15度未満、 【このページのトップへ戻る】
さて、味わいは如何に。 以上、両方の酒について言える事だ。つまり似ているってこと。試しにブラインドテストしてみたら、違いは分かった。黒麹の酒の方がその独特の香りも味もやや濃い。 黒ラベル、精米歩合:68%、
アルコール分:13.9、 日本酒度:+2.0、 酸度:1.5、 【このページのトップへ戻る】
最初に飲んだ時は抑えめの吟醸香と柔らかな味わいが加賀鳶と似ていると感じた。しかし後日よーく味わいながら飲むと、加賀鳶よりはサラリとしてやや薄味だ。それは、ちょっと独特の酸味があって甘さとコクが少ないからだ。良い酒ではあるが¥2,940は少し高いなぁ。 原料米:麹米:山田錦22%、掛米:五百万石78%。 精米歩合:麹米50%、掛米55%。 酸度:1.5。 日本酒度:+5。 【このページのトップへ戻る】
これで加賀鳶は《純米酒》《純米吟醸》《純米大吟醸》と3種類のんだけど、ちゃんとその造りのような味の違いがあった。基本は純米酒らしい深みとコクのある味で、そこに香りと甘味のバランスが絶妙に変わってきているというわけだ。 【このページのトップへ戻る】
で、期待はしないで飲んだわけだが、やっぱりダメだ。ぼくの舌には合わない酒だ。最初の一口こそ酸味が利いて抑えられた甘味がイイ感じだったが、ぐい飲みに3杯も飲むとエグエグしてきて飲むのがイヤになってしまった。 まあ、量が進まないので、健康には良い酒だとは言える)*o*( 【このページのトップへ戻る】
店主の話によると、どうやら菊姫の酒はみな古酒らしい。つまり今回買ってきた酒のように『古酒』と分かるようなものでなく、普通の山廃純米なども数年前に仕込んだ酒を寝かしてあるそうだ。 で、この平成11年度だが、思っていたより普通の味だった。とはいってもそこは菊姫。独特の酸味と旨味と含み香は健在だ。平成8年度を少しうすくした感じといえば当たっているか? 【このページのトップへ戻る】
甘い香りが微かに漂うその酒を一口飲んだ第一印象は、甘い! ただし、ベト付く甘さではなく何となくツルンとした甘さだ。これは過去飲んだ記憶のある甘さ。山形の出羽桜系の甘さか? それほど嫌になる甘さではなく、エグ味の利いた美味しい甘さなところは良いのだが、酸味が足りないのでやや物足りない。コクも今一つだ。まあ、すっきりサッパリ系の旨酒として飲めば文句はない。 それにしても、新潟の酒としては驚きの味といえる。 ***後日、よく脂の乗ったムツの刺し身を肴に飲んだら、相性が良くとても美味しく頂けた。 【このページのトップへ戻る】
甘さはかなり控えめだがその他の味がまあまああり、水っぽさはない。香りもほとんどないが、含み香に変な匂いもないのがイイ。まあ、値段相応かそれより少し良いくらいの味だ。 【このページのトップへ戻る】
いつも旨いけど、今年のは一層出来が良いのではと思わせる。純米酒らしい旨味に重み、吟醸酒らしい香りとさらりとした舌触り、生酒らしいとがった甘味、原酒らしいトロミとエグ味。すべての味をバランスよく揃えた素晴らしい出来だ。 おかしいのは『飲み頃温度 0℃〜5℃』ってのと『零度以下保存』って書いてあることだ(^^ゞ 原料米:亀の尾。精米歩合:50%。日本酒度:+2。酵母:アルプス酵母。 【このページのトップへ戻る】
さて、その菊姫の旨いこと。トロリとした感覚、一瞬だけ際立つ甘味、後口を爽やかにする酸味、菊姫独自のややくせのあるこくを伴った旨味。 なんて個性的でおいしい酒なんだ。素晴らしい。これぞ酒。これこそ日本酒。 【このページのトップへ戻る】
「若竹」「天狗舞」「銀盤」については既に書いてあるので、ここでは「純米吟醸50 獺祭」と「純米酒 三島恵比須」について。 旭酒造株式会社(山口県周東町獺越)の「純米吟醸50
獺祭」。 富士錦酒造(静岡県富士郡芝川町)の「純米酒 三島恵比須」。『この清酒は(有)小早川愛雄商店が富士錦酒造(株)に製造委託したオリジナル商品です。本品は富士山の湧水を仕込水に使い、伝統技法の和釜蒸し、速醸酵母の使用など丹念に醸した力作です。』なんて書いてある。 甘味が利いているとはいえ、なかなかバランスのとれた味だ。ただ、泥臭いというか田舎臭いというか、濁った味わいがある。香り自体はまずまずだが、含み香が今一だ。微かに香るヘドロ臭。否、これは言い過ぎだろうか。しかし、この臭いを強くすると富士錦独特のイヤな含み香になることを連想させる。 【このページのトップへ戻る】
菊秀には長野の酒の特徴ともいえる口当たりのまろやかさがある。それは旨味につながる味だ。甘味はやや控えめで燗することにより甘味が生きてきて旨味もやや増える。 秀よしは「しょっぱ味」が効いている酒だ。と言っても勿論しょっぱいわけではない。いわゆる甘味の少ない辛口系の味だが、代表的な新潟の酒のようにスッキリした水のような感じではなく、独特の風味があるのだ。それを僕は「しょっぱ味」と表現して記憶している。以前飲んだ「福乃友」にもあったから秋田の酒の特徴の一つかもしれないが、北海道の「男山」でも感じたことがある。 菊秀、原料米:ひとごこち。精米歩合:60%・65%。日本酒度:±0〜+1,酸度:1.7。酵母:長野アルプス酵母。 【このページのトップへ戻る】
福乃友は、あまり好みの味ではない。決してまずいというわけではないが、飲み続けているとのどにイガイガした感じがつきまとう。ややエグ味が効き過ぎているからかもしれない。香りも新鮮さはあるけど典型的な“お酒”って感じ。 香田は、米の旨味が上手に酒に乗り移っている。にごりなだけに、いかにも滋養になりそうな味わいだがそれほどコクがあるわけではない。 両者とも燗してもそれほど味の変化はなかった。 福乃友、原料米:美山錦、あきたこまち。精米歩合:50%、60%。日本酒度:±0,酸度:1.6。酵母:協会9号系。 【このページのトップへ戻る】
“辛口”と書いてあるが、いかにも長野の酒といった風情がある。吟醸酒にしては香りが少ないが、かくし味的な酸味がありしっかりとした旨味が広がる。さらに、独特の植物的な含み香が個性を醸す。洗練度は高くないがなかなかいける。 オオ、ここって「アルプス正宗」の会社じゃん。
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「てんたかこころ」と読むこの酒は期待からすると今一だ。吟醸というだけに不満が残る。単なる純米だったら許すのになぁ・・・。ホント、クセのないフツー純米酒のような味わい。精米歩合52%って、うそでしょって感じ。 【このページのトップへ戻る】
西の関は強い個性はないが味も香りもバランスがとれている。よい重みもあり深い味わい。燗してもその旨さは変わらず。 月の桂はにごり酒独特の含み香が上品だ。控えめの甘さと滋養になりそうなエグ味が重すぎず美味しい。不思議なことに燗して飲むと旨味は増すが甘味は減る。にごりのくせにいっそう軽い味わいになるのが面白い。 西の関、原料米:八端錦、レイホウ。精米歩合:55%、60%。日本酒度:-2,酸度:1.4。酵母:協会9号。 【このページのトップへ戻る】
流石に吟醸酒の味と香りはある。軽やかで爽やかと言えなくもない。分かりにくい表現だけど、横に広がる黄色い味だ。含み香がやや下品で、燗すると臭くてだめだ。まずくはないけど、今一だな。 精米歩合:60%。日本酒度:+2。酸度:1.2。 【このページのトップへ戻る】
後日、普段飲んでいる「奥伝寒造り」を例の酒燗器で温めて飲んだら美味しさが一層身にしみた。真澄って良い酒だなぁ・・・。 七號、原料米:長野県産 美山錦100%。精米歩合:45%。日本酒度:-1。酸度:2.0。 【このページのトップへ戻る】
まずは《翠露「美山錦」中取り袋しずく・純米吟醸生酒》。 そこで登場するのが《日置桜 強力米 純米大吟醸》だ。 翠露、原料米:美山錦。精米歩合:49%。日本酒度:+1.0。酸度:1.1。
栓を抜いただけで、とても良い香り。そうそう、爽やかな甘みが香りとともに広がる旨酒だったっけ。以前飲んだものよりもさらに吟醸香があり、ワイングラスにでも入れて古典派の器楽曲でも聴きながら味わったら旨さが増しそうだ。肴は要らないのが長所であり欠点と言える。「翠露」に近い。 雪の茅舎、原料米:山田錦、秋田酒小町。精米歩合:50%。 【このページのトップへ戻る】 |