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2006年

このページに出てくるお酒(アイウエオ順)

あ・あさまおろし(長野県) 秋田流純米酒 新政(秋田県) 伊豆の里 純米酒(静岡県)  梅錦頒布会2006(愛媛県)  大山頒布会2006(山形県)

か・開華頒布会2006(栃木県) ●加賀鳶 純米大吟醸(石川県) 亀乃世(長野県) かれき(長野県) 菊秀頒布会2005(長野県) 菊姫三昧(石川県) 菊姫 鶴乃里(石川県) 菊姫 本仕込純米 平成11年BY(石川県) 菊正宗 正宗印 生もと純米(兵庫県) 香田頒布会2005(京都府) ●越の譽頒布会2006(新潟県)

さ・純米吟醸 常山(福井県) 醉心頒布会2006(広島県) 翠露(長野県) (岐阜県) 仙台坊主(秋田県)

た・月の桂頒布会2005(京都府) 鶴の友 上々の諸白(新潟県) 天鷹心(栃木県) 獺祭 純米吟醸50(山口県) 特別純米酒 出羽鶴 秋あがり(秋田県)

な・西の関頒布会2006(大分県)  西の関頒布会2005(大分県)  日光戦場ケ原鬼ころし 純米吟醸(栃木県)

は・初揚(石川県) 強力米吟醸 日置桜(鳥取県) 秀よし頒布会2005(秋田県) 福乃友頒布会2005(秋田県) 福正宗 黒ラベル(石川県) 福正宗 純米完熟辛口(石川県)

ま・真澄 山廃純米大吟醸 七號(長野県) ●三島恵美須(静岡県) 

や・純米吟醸・限定蔵出 雪の茅舎(秋田県) 由利正宗 貯蔵酒 隠し酒(秋田県)

ら・

わ・



 日本名門酒会による秋の純米酒頒布会の3回目は「開華」と「越の譽」だ。両方とも飲んだ記憶がない。新潟の酒は大概水みたいな薄味のものが多いので、通常なら期待できない。栃木は旨い酒の存在を知らないので、通常なら期待できない。でも、今回の頒布会の酒は「奇跡の味」だから、実は期待が膨らむ。

 早速両者をガラスの器に注ぎ、飲み比べてみることにした。が、色も香りもほとんど同じでびっくり。一升瓶を開けたその日は、少量づつ口に含んでみてもどうしても違いが分からなかった。
 もちろん旨い。なかなかバランスのとれた、いわゆる旨い純米酒という感じの良い酒なのだが、本当にそっくりな味なのだ。で、後日改めて飲み比べてやっと分かった。

 第一酒造株式会社(栃木県佐野市田島町)の「開華」のほうが原酒造株式会社(新潟県柏崎市新橋)の「越の譽」よりも微妙に甘い香りがあり、その香りの通り味にも柔らかい甘味がある。越の譽は新潟の酒にしてはしっかりとした旨味があるが、やはり甘味の生かし方が「惜しい」といったところか。

開華 原料米:五百万石・月の光、精米歩合:59%、日本酒度:+2、酸度:1.5、アルコール分:17.0〜17.9
越の譽 原料米:五百万石・雪の精、精米歩合:65%、日本酒度:+3、酸度:1.6、アルコール分:17.9

***10日くらいたって飲み比べると開華の旨味が増していることにびっくり。圧倒的に開華の方が旨くなってしまった。こういう味の変化というのはいったいどういうことだろう? 味の変化がない越の譽の方が品質が優れているということになるノだろうか?

(2006年12月)
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 フードストアーアオキでかわった酒を見かけたので買ってみた。株式会社「北鹿」(秋田県大館市有浦)の限定酒で「仙台坊主 三年熟成 純米吟醸」。300ミリリットル¥460くらい。

 仙台坊主は、明治時代に北秋田地方で栽培されていた幻の酒米だそうだ。それを復元して醸した酒。昔の米で、しかも三年古酒ということだから、さぞや個性的な味がするかと期待も膨らむ。

  まずは冷蔵庫からとり出して、そのまま冷やグラスに注ぎ飲んでみた。
 あれ!?
 あまりに予想外の味に拍子抜け。色は少しあったが、あまりにフツーの味わいだった。

 米の外側を半分くらい削り取ってしまう吟醸酒だからタンパクや脂質部分はほとんど無くなっていて糖質ばかりとなり、米の特徴は出にくいのか、などと考えた。残念ながら使用酵母の記載はなかったが、バランスのとれたスッキリサッパリの吟醸酒らしい味だ。

 そこで、試しに燗してみたらなんとコクが出てきて、深みが増した。温燗より少し熱め、45℃くらいが良さそう。上燗っていうのかな。
よく見たら瓶に「壜燗(びんかん)」と書いたシールが貼ってあり、その瓶のまま燗出来ると書いてある。しかも、お勧めの飲み方は「ぬる燗」と「上燗」って書いてあった(^^ゞ

日本酒度:+2、 酸度:1.5、 精米歩合:55%、原料米:仙台坊主(全量)

(2006年12月)
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 日本名門酒会による秋の純米酒頒布会の2回目は「大山」と「西の関」だ。

 萱島(かやしま)酒造株式会社(大分県東国東郡国東綱井)の「西の関」は美吟で有名だ。昔は良く飲んだ。美吟は純米も本醸造もおいしかった。

 久しぶりの「西の関」だが、今回の頒布会の酒は特別純米酒。一口飲んで、まずは旨い!
なんとも、嫌みのない甘さが広がる。サラリとして深みのある甘さだ。試しに温燗にしてみたが、それほど味わいは変わらなかった。

 加藤嘉八郎酒造株式会社(山形県鶴岡市大山)の「大山」は何回か飲んでいるがはずれたことはない。今回のは特別純米原酒だ。
 なんと吟醸香がする!! 旨さを期待させる、新鮮でフルーティな香りだ。そして、実際その期待を裏切らない旨さを堪能出来た。
 まずは「西の関」にも負けない甘みを主に酸味とエグ味を隠し味として潜ませ、飲むほどに旨みを感じさせる素晴らしいもの。

 これは過去ぼくが飲んだ「大山」の中で、最高の出来栄えといえる。この「大山」の前では「西の関」も霞む。

西の関 原料米:八反錦・ヒノヒカリ、精米歩合:60%、日本酒度:-2、酸度:1.4、アルコール分:16.3
大山 原料米:はえぬき、精米歩合:60%、日本酒度:+4〜+5、酸度:1.4〜1.5、アルコール分:17.0〜17.9

(2006年12月)
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 福光屋の初揚げプレゼントに応募したら、当たった株式会社福光屋(石川県金沢市石引)の「初揚」。当選の景品は300mlだった。

 まずは、新鮮な香りがイイ感じ。

 初揚げとは、福光屋開発部の沖津泰子さんによると、『日本酒は通常、搾りあがってから「濾過」、「加水」、「火入れ」、「貯蔵(半年ていど)」などを経て商品として出荷されます。そのため、本当のしぼりたての状態(無濾過、生、原酒の状態)の初揚げのお酒は蔵内だけでふるまわれる貴重なものです。』ということだった。

 炭素濾過してないわりには、色はほんの少しだ。味は、生酒独特の鋭い甘味が福光屋の個性とも言える柔らかさで包み込まれたもの。口当たりの良い甘さが美味しく、新鮮さが爽やかなのでどんどん飲めそうだがアルコール度は18〜19だ。

 実は、一気に飲んじゃうのが惜しくて半分残しておいた。翌日、その残りを飲んだのだが、その味の変化にびっくり。前日飲んだ味と全然、違うじゃん!!
 爽やかとはいえ基本は生酒特有の鋭い甘さだったのに、その甘みがグッと押さえ込まれ高級酒によくある酸味とエグ味が出てきているのだ。

 すっっっっっっっごく、旨い!!

 にしても、たった一晩でこんなに変わるものか!?
 自分の味覚が壊れたかと思って、女房にも味見してもらった。もちろん黙って。
 「あれ? 昨日はすごく甘かったのに・・・。」と言った。間違いなく味が変わったのだ。もし、昨日全部飲んでいたらこの変化は味わえなかったということだ。
 ケチ臭く我慢したおかげで味わえたこの旨味!!
 なんて幸せな味わい!!
 自分の我慢を誉めて上げたい!!

 でも、もう一日とっておいたらどうなったかも知りたいところだったなぁ。
 福光屋さん、せめて四合くらい下さい)*o*(

精米歩合:70%

(2006年11月)
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 日本名門酒会による秋の純米酒頒布会の1回目は「醉心」と「梅錦」だ。

 株式会社醉新山根本店(広島県三原市東町)の「醉心」はあの酒豪画家・横山大観が飲んだ酒として有名だ。昔、普通の純米酒を飲んだ記憶はあるが、どんな味だったか全く記憶がない。
 今回の頒布会の酒は、パンフに自社保存酵母を使用した特別純米原酒タイプと書いてある。原酒と原酒タイプの詳しい違いは知らない。

 色は殆ど透明で、純米酒らしい香りがある。一口含むとまずは爽やかな甘さが出迎えてくれる。そして、飲み込む頃には軽やかなコクも主張してくる。これは旨い。甘さとコクと抑え気味の酸味が軽やかに調和した酒だ。
 因に温燗で試したが、あまり変化が感じられなかった。

原料米:山田錦(兵庫)、中生新千本(広島)、 精米歩合:60%、日本酒度:+3、 酸度:1.6、酵母:自社保存酵母

 梅錦山川株式会社(愛媛県四国中央市金田町金川)の「梅錦」の記憶は酸の利いた重くて濃い味だけど、イガイガした感じが残って量が飲めないイメージがある。
 今回の酒は「純米原酒」ということでアルコール度が17.8%もある。そして驚くのは精米歩合だ。なんと80%

 徳利に注いだ時の香りは、これぞ日本酒という感じの飲欲をそそるものだ。色は殆ど透明。もう少し色がある方が良いのに。
 味は梅錦らしい重さがあるのに、引っ掛かるものが無く爽やかだ。米の旨味が存分に引き出されたような深みがあり、感動的なほどの旨さではないが飲み飽きしない感じ。

原料米:雄町(岡山)、精米歩合:80%、日本酒度:+5、酸度:1.6、酵母:協会9号

*「原酒タイプ」について
 パンフには、ほんの少しだけアルコール調性をしたものという曖昧な説明があるのみだ。少しだけ割り水しているということだろうか。少しだろうと割り水したら原酒ではないんだから、変な言葉を作らない方がいいのに。どうしてもその言葉を使いたいなら、全体の何割りまでとか言う具体的な数字で規定しなければ意味がないと思う。

(2006年11月)
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 行きつけの酒屋で、株式会社斎彌酒造店(秋田県由利本荘市石脇)の「雪の茅舎」の貯蔵酒を見つけて買ってきた。値段は1.8リットル¥2,800くらい。
 この酒、包み紙に大きく「由利正宗貯蔵酒 隠し酒 限定品」と書いてあるが、裏には「雪の茅舎 1999年 山廃純米」と書いてある。1999年醸造の山廃純米を6年間熟成させた酒ということだが、名前はどれなんだろう。

 「雪の茅舎」は過去2回ばかり飲んだことのある。秋田の酒にしては良い香りと洗練された甘みが美味しくて、冷やが似合うものだった。菊姫とはまた違う次元の魅力があるってことだ。

 その酒の貯蔵酒ということで、ちょっと想像のつかない期待が・・・。だいたい、黄土色というか薄茶色の紙に包まれたその酒は、如何にも特別な旨さを隠し持っている感じがするじゃないか。

 色に期待があるので、器は当然透明なガラスのぐい飲みだ。栓を開けると、まずはイイ香り。熟成酒といえどもやっぱ「雪の茅舎」だ。
そしてぐい飲みへ。
 おお! 綺麗な黄金色。
 味は軽やかですっきり味。色とのギャップが面白いくらい。もちろん旨いが、過去飲んだ古酒や熟成酒に比べると薄味だ。口に含んだ時の微かな老香が、熟成酒としての主張をしているようで好ましい。

精米歩合:58%、日本酒度:+2、酸度:2.0、麹米:吟の精、掛米:吟の精、使用酵母:自社酵母

(2006年11月)
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 千曲酒造株式会社(長野県佐久市長土呂)の「14BY 熟成純米原酒 かれき」を飲んだ。酒道庵の酒だ。1.8リットル¥2,400。

 老香のような香りを持ち良い黄金色を持つこの酒は、菊姫に似ている。同時にのみ比べれば違うのだろうが、記憶で比較すると「鶴の里」を少しだけ薄くしたような味だと感じる。
 しっかりした旨味と甘さを生かす酸味が調和しており、含み香にも老香がアクセントを与える。
 これは値段のわりにすごく旨い酒だ。¥3,000くらいの味と言ってイイ(^^!

精米歩合:65%、日本酒度:-2、酸度:1.8、麹米:美山錦、掛米:一般米

(2006年10月)
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 最近、大手のメーカーも純米酒を作って宣伝するようになってきた。どの程度のものか確認しなくてはと思っていたら、近所のフードストアーアオキに菊正宗酒造株式会社(兵庫県神戸市東灘区御影本町)の『正宗印 生もと純米』四合¥1,050があったので買ってきた。

 『生もと造り』だというので少し期待したが、ぐい飲みに注いだ色がまずがダメだ。最近仕入れた知識によれば、きっと炭素を使い過ぎているのだろう。ほぼ透明。色がなさ過ぎる。香りもあまりない。
 一口含むとまずはその甘さが印象に残る。あれ? 辛口って書いてあったよな・・・。まあ、甘さは日本酒にとって必須の味だからイイ。それを生かす酸味が無いのだ。生もと造りでしょ、これ?コクも無い。
 あるのは、やや独特な含み香だ。樽酒に近いような香りが鼻に抜ける。これを好きだという人もいるかも知れないが、この味じゃぁな・・・(-_-メ)

 ぐい飲みに3杯飲んだところで、もうよくなっちゃった。同じ『』がついても雲泥の差とはこのことだ。

(2006年10月)
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菊姫三昧の一日

 9月30日は行きつけのかのやさんから頂いたチケットで 「菊姫・酒道入門2006」に参加してきた。場所は虎の門のホテルオークラ東京別館地下2階。昼からよく呑んだ!

 義兄夫婦と新橋駅に11時45分くらいに待ち合わせたので、会場に着いたのが12時を少し回ったくらいか。 受け付けを済ませ、勝手が分からないでいると長蛇の列があるのに気付き、取りあえずその最後尾についてみる。だんだん前に進むと試飲会場の賑わいが眼前に迫り、この列は受け付けに書いてあった「菊理媛はお一人様30ml」のためのものだと判明する。「菊理媛」は「くくりひめ」と読み、1.8リットル5万円吟醸酒だ。

 パンフレットの裏の「菊理媛試飲」の所に判を押してもらうと、菊姫の社員がきっちり30ml計って、入場の時にもらった小さなプラスティックの器に注いでくれる。30mlといえばみるからに情けない量だ。しばしその液体を眺め、取りあえず香りを嗅ぎ、そしてついに思い切って口に含んでみる。

 流石に菊姫独自の酸味や含み香は存在するが、攻撃的な刺激がない。いかにも「熟成」という表現が似合う。菊姫としての深みは当然だが、優しく柔らかい味わいだ。そういえば、嗅いだ香りにも吟醸酒固有のフルーティという表現に当たるものは、殆ど無かった。味が一番で、香りは味を引き立てるものってことを十二分に理解している菊姫らしい素晴らしさだ。

 ウ〜ン、もう少し飲まないと詳しくは書けないなぁ・・・。
 去年は、午後来場した人の分が無くなってしまい騒ぎになったという話だから、この処置も仕方ないかも知れないが、如何せん30mlは少な過ぎだ。

 卑しく空瓶の写真をカメラに収め、吟醸酒のブースへ移動した。ここからは好きなだけ飲める。自分で勝手に注げばいい。

 まずは「黒吟」。1.8リットル3万円吟醸酒だ。
 これは菊姫の個性を遠慮なく押し出している。二口三口と味わう度に、これこそ菊姫の粋を集めたものかもと思えてくる。“30mlの菊理媛”が大人しく感じてしまうのだ。

 そして「」。1.8リットル2万円吟醸酒だ。
 「黒吟」の後ではやや物足りなさが残るくらいか。いやいや、もちろん旨いに決まっている。旨いものを味わい過ぎて味覚が間違っているのか!?
 ここで、はたと気がつき普段でも手が出るクラスの菊姫の味を確認することにした。

 「特選純米」と「山廃純米」を味見。前者が1.8リットル¥3,360。後者が1.8リットル¥2,900。
 おお、そうそう。この酸味と旨味の利いた深い味わい。この山廃純米の味こそ、菊姫の基礎って感じがする。やや粗削りだが、なにも化粧していない裸の菊姫。
 「特選純米」の方は、野生児「山廃純米」が教育を受けたような感じだ。
 もちろん「鶴乃里」も確認した。1.8リットル¥4,200。「鶴乃里」は「特選純米」をサラリと濃厚にしたいうか「山廃純米」を洗練させた感じだ。

 そして、前述の吟醸酒たちは、高等教育を受け、良い意味での一般常識を学びながらすくすく育ち、立派な社会人になった菊姫兄弟たちといった感じ。隠しても隠しても隠しきれない、滲み出てくる菊姫独自の個性的味わいに溢れているのだ。「山廃純米」に比べれば口当たりはずっとマイルド。ただし、あくまでも比較の問題であって、独自の老ね香と酸味は健在。あの甘みと旨味を生かす酸味との融合した味わいは、なんと表現したらいいのだろう。

 一通り味見をした後は、最も菊姫らしいと思われる「黒吟」で充分酔うことにした。肴として頂いた豆腐、かまぼこ、レンコンの煮付けも旨かった。欲を言えば同じものでイイからもう一皿欲しかったなぁ・・・。

 チャンスがあれば来年も是非参加したいものだ。今度は様子が分かったから飲み方の作戦もうまく立てて、他のブースもしっかり愉しみたいものだ。義兄は社員が着ている袢纏が気に入り若い兄ちゃんに無心してみたが断られた(>_<)

(2006年10月)
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 秋田清酒株式会社(秋田県大仙市)特別純米酒出羽鶴 秋あがり」を飲んだ。四合¥1,000。

 出羽鶴は「ひやおろし晴田」を何回か飲んだ事あるが、よくも悪くも洗練されてない味わいが記憶にあり、好みとしては全くの真ん中という感じだった。
 この「秋あがり」も洗練されない味わいがいかにも出羽鶴という感じだ。ややコクが足りないとはいえ酸味の利き具合が気持ち良く、少ない甘みがおいしく生きている。

 なんにしても、これは値段の割にずいぶん旨くて良かった(^O^)

精米歩合:60%、日本酒度:+4、酸度:1.5、使用酵母:秋田雅酵母、

(2006年9月)
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 フードストアーアオキへ行ったら、焼酎のコーナーで安い純米酒を見つけた。最近安酒づいているな。1.8P¥1,580。北関酒造株式会社(栃木県栃木市田村町)の「日光戦場ケ原鬼ころし 純米吟醸」というものだ。「北関」は「ほっかん」と読むらしい
 え! 吟醸酒? 純米吟醸でこの値段は初めて見た。尤も、この酒の純米酒は昔よく料理酒用に買っていたものだ。¥1,200くらいだった記憶がある。自分の酒が無くなった時、たまに台所から失敬したものだ。そう、要するに飲むに耐える味の酒だったのだ。その酒の吟醸タイプだから悪かろうはずはない。絶対値段以上の味がする筈と睨んで買ってきたわけだ。

 ウン、合格だ。吟醸香はほとんどないけど、クセの無い純米酒といった味わい。旨味がそこそこ感じられ後口がさっぱりするのもイイ。流石に福正宗のほうがふっくらした深みがあるが、これはこれで十分いける。

 にしてもこの酒、どれが商品名なんだろう。

精米歩合:58%、アルコール分:14度以上15度未満、

(2006年9月)
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 福光屋のホームページを見て純米蔵だと気付き驚いた。そこでいろいろと眺めていたらなんと安い純米酒があるじゃん。しかもネット販売しているし送料も¥525と安い。早速安いヤツを2本注文してみた。
 「福正宗 黒ラベル」(1.8リットル¥1,709)と「福正宗 純米完熟辛口」(1.8リットル¥1,641)。後者は黒麹の酒だ。
酒蔵から直接発送なだけあって新しいものが届いた。

 さて、味わいは如何に。
 やや薄い感じは否めないが、柔らかい酒質が福光屋の特色である事を主張していて良い。甘みや酸味がバランスよくあり、砂に水がさーっと染み込むような柔らかい口当たりが心地よい酒なのだ。薄味なのは値段を考えたら、上出来と言える。香りは含み香と言うか、飲み込んだあとの残り香に少し特徴がある。カラメルのような感じと言えばいいのか・・・、うまく表現出来ない。

 以上、両方の酒について言える事だ。つまり似ているってこと。試しにブラインドテストしてみたら、違いは分かった。黒麹の酒の方がその独特の香りも味もやや濃い。
 黒ラベルって名前がビールみたいなのが気になるが、¥2,000以下でこの味が出せるとは立派だと思う。
 素晴らしい! 普段飲むのに良い酒だ!!

黒ラベル、精米歩合:68%、  アルコール分:13.9、 日本酒度:+2.0、 酸度:1.5、
純米完熟辛口、アルコール度:15、日本酒度:+2、酸度:1.6、

(2006年9月)
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 過去福井の酒は「わかさ」と「黒龍」くらいしか飲んだことが無かった。行きつけの酒屋へ行ったら見たことない酒が入荷していて手に取ってみたら福井の酒だったので買ってきた。常山酒造合資会社(福井県福井市御幸)純米吟醸 常山」だ。一升¥2,940。

 最初に飲んだ時は抑えめの吟醸香と柔らかな味わいが加賀鳶と似ていると感じた。しかし後日よーく味わいながら飲むと、加賀鳶よりはサラリとしてやや薄味だ。それは、ちょっと独特の酸味があって甘さとコクが少ないからだ。良い酒ではあるが¥2,940は少し高いなぁ。

原料米:麹米:山田錦22%、掛米:五百万石78%。 精米歩合:麹米50%、掛米55%。 酸度:1.5。 日本酒度:+5。

(2006年8月)
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 株式会社福光屋
(石川県金沢市石引)加賀鳶 純米大吟醸」を飲んだ。一合¥530くらい。
 いかにも加賀鳶らしい深みのある味。米の旨味を生かしたという表現が似合ういかにも純米酒だといったコク。抑制の効いた吟醸香。素晴らしい。
 瓶には【華やかな吟醸香と、軽快な旨味とキレが特長です』なんて書いてある。違うと思うけどなぁ・・・。

 これで加賀鳶は《純米酒》《純米吟醸》《純米大吟醸》と3種類のんだけど、ちゃんとその造りのような味の違いがあった。基本は純米酒らしい深みとコクのある味で、そこに香りと甘味のバランスが絶妙に変わってきているというわけだ。

(2006年8月)
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 宇久須への海水浴の帰りにコンビニで買った万大醸造合資会社(静岡県伊豆市年川)による伊豆の地酒『伊豆の里 純米酒』を飲んだ。四合1,017円。
 ただしこの酒の販売元は株式会社平喜となっており、万大醸造のHPには載っていない。伊豆長岡駅でも見たことがあるような気がするので、お土産物屋さん用の酒か?

 で、期待はしないで飲んだわけだが、やっぱりダメだ。ぼくの舌には合わない酒だ。最初の一口こそ酸味が利いて抑えられた甘味がイイ感じだったが、ぐい飲みに3杯も飲むとエグエグしてきて飲むのがイヤになってしまった。
 疲れていたせいかと考えて翌日に飲み直してみたが、同じだ。
 これは最初の口当たりこそ違うが、以前飲んだことある安い純米酒と同じ系統の味なのだ。旨味とかコクが殆ど無いのが原因だと思う。
 後口が、あまり美味しくない水を飲んだみたいな感覚。ゴーヤチャンプルを肴にして飲んだらその後口の悪さが気にならなかった(^_^;)

 まあ、量が進まないので、健康には良い酒だとは言える)*o*(

(2006年8月)
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 行きつけの酒屋へ行って菊姫合資会社(石川県白山市鶴来新町タ8番地)の「菊姫 本仕込純米 平成11年BY」を買ってきた。古酒だ。

 店主の話によると、どうやら菊姫の酒はみな古酒らしい。つまり今回買ってきた酒のように『古酒』と分かるようなものでなく、普通の山廃純米なども数年前に仕込んだ酒を寝かしてあるそうだ。
 そして、この平成○年度ってヤツはワインのような感覚で保存してあるという。狙いは「ヴィンテージ純米酒」だそうだ。しかも蔵の倉庫では、既に四合瓶に瓶詰めした状態で低温保存してあるという話だった。その状態でも熟成が進んで味が変わっていくらしい。火入れしてある酒なのに、だ。実験的酒蔵『菊姫合資会社』。

 で、この平成11年度だが、思っていたより普通の味だった。とはいってもそこは菊姫。独特の酸味と旨味と含み香は健在だ。平成8年度を少しうすくした感じといえば当たっているか?

(2006年7月)
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 活躍の場を『音楽じゃ脳』から『純米酒じゃ脳』に移し、いろいろなことを教えてくれる田豊(でんほう)さんが桶木酒造株式会社(新潟県新潟市内野町)の「上々の諸白 鶴の友」四合瓶を2本も送ってくれた。純米酒ではない。
 遠慮のない感想を述べよとのことだ。本当に有難いことです。

 甘い香りが微かに漂うその酒を一口飲んだ第一印象は、甘い! ただし、ベト付く甘さではなく何となくツルンとした甘さだ。これは過去飲んだ記憶のある甘さ。山形の出羽桜系の甘さか? それほど嫌になる甘さではなく、エグ味の利いた美味しい甘さなところは良いのだが、酸味が足りないのでやや物足りない。コクも今一つだ。まあ、すっきりサッパリ系の旨酒として飲めば文句はない。

 それにしても、新潟の酒としては驚きの味といえる。

***後日、よく脂の乗ったムツの刺し身を肴に飲んだら、相性が良くとても美味しく頂けた。

(2006年7月)
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 行きつけの酒屋で、一番安い純米酒下さいといって買ってきてみた。1.8リットル¥1,984。新政酒造株式会社(秋田県秋田市新屋表町)の「秋田流純米酒 新政」という酒だ。

 甘さはかなり控えめだがその他の味がまあまああり、水っぽさはない。香りもほとんどないが、含み香に変な匂いもないのがイイ。まあ、値段相応かそれより少し良いくらいの味だ。
 温燗にしたら旨くなりそうだから、秋になったらもう一度買ってみよう。

(2006年7月)
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 毎年従弟からもらう旨い酒が、大塚酒造株式会社(長野県小諸市大手)純米吟醸生酒あさまおろし」だ。彼が所属する酒呑み百姓の会がつくる酒造米『亀の尾』で醸造される限定酒だ。今年もらったものには「純米吟醸生酒原酒」とか「無濾過」なんて書いてある。自分たちが飲む用だから、基本的には売られていない。と思っていたが、どうやらそうでもないらしい。
 地元小諸市では流通しているらしいが、年間1500本(四合瓶)と数が少ないため入手はしにくい。

 いつも旨いけど、今年のは一層出来が良いのではと思わせる。純米酒らしい旨味に重み、吟醸酒らしい香りとさらりとした舌触り、生酒らしいとがった甘味、原酒らしいトロミとエグ味。すべての味をバランスよく揃えた素晴らしい出来だ。

 おかしいのは『飲み頃温度 0℃〜5℃』ってのと『零度以下保存』って書いてあることだ(^^ゞ

 原料米:亀の尾。精米歩合:50%。日本酒度:+2。酵母:アルプス酵母。

(2006年6月)
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 結婚記念日だからといって母上が軍資金をくれた。それではと、普段自分たちのためには絶対買うことのない高級酒を飲もうということになり、かのや本店へ行った。
 いつもはため息をつきながら眺めるだけの高級酒のコーナーの前へ。「文政六年」も鎮座ましましている冷蔵庫だ。今日は、もっと高いヤツを買うぞ。とは言っても、一升壱萬円なんて酒は身の程知らずといえよう。
 さんざ迷った揚げ句、清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟で取り出したのがこの菊姫合資会社(石川県石川郡鶴来町新町)山廃純米酒菊姫 鶴乃里」だ。一升¥4,200。

さて、その菊姫の旨いこと。トロリとした感覚、一瞬だけ際立つ甘味、後口を爽やかにする酸味、菊姫独自のややくせのあるこくを伴った旨味。 なんて個性的でおいしい酒なんだ。素晴らしい。これぞ酒。これこそ日本酒。

(2006年5月)
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 5月7日は駿ブル連の定例会で、壁男さん・みやたさんと飲んだ。
 ぼくが用意したのは「若竹 特別純米酒」と「天狗舞 文政六年」。壁男さん、みやたさんがそれぞれ「純米吟醸50 獺祭」「純米酒 三島恵比須」「銀盤 純米大吟醸」を持ってきた。

 「若竹」「天狗舞」「銀盤」については既に書いてあるので、ここでは「純米吟醸50 獺祭」と「純米酒 三島恵比須」について。

 旭酒造株式会社(山口県周東町獺越)の「純米吟醸50 獺祭」。
これは横に広がる系統の旨さ。サラリとした甘味を主にトロリとしたコク、深いエグ味がマッチしている。食欲ならぬ飲欲をそそる吟醸香もよく含み香も爽やか。もう少し酸味が利いていれば完璧!

 富士錦酒造(静岡県富士郡芝川町)の「純米酒 三島恵比須」。『この清酒は(有)小早川愛雄商店が富士錦酒造(株)に製造委託したオリジナル商品です。本品は富士山の湧水を仕込水に使い、伝統技法の和釜蒸し、速醸酵母の使用など丹念に醸した力作です。』なんて書いてある。

 甘味が利いているとはいえ、なかなかバランスのとれた味だ。ただ、泥臭いというか田舎臭いというか、濁った味わいがある。香り自体はまずまずだが、含み香が今一だ。微かに香るヘドロ臭。否、これは言い過ぎだろうか。しかし、この臭いを強くすると富士錦独特のイヤな含み香になることを連想させる。

(2006年5月)
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日本名門酒会2005年秋の厳選酒 頒布会第6回橘倉酒造株式会社(長野県佐久市臼田)の「菊秀」と合名会社鈴木酒造店(秋田県大仙市長野字二日町)の「秀よし」だ。菊秀は特別純米で、秀よしは特別純米新酒だそうな。

 菊秀には長野の酒の特徴ともいえる口当たりのまろやかさがある。それは旨味につながる味だ。甘味はやや控えめで燗することにより甘味が生きてきて旨味もやや増える。

 秀よしは「しょっぱ味」が効いている酒だ。と言っても勿論しょっぱいわけではない。いわゆる甘味の少ない辛口系の味だが、代表的な新潟の酒のようにスッキリした水のような感じではなく、独特の風味があるのだ。それを僕は「しょっぱ味」と表現して記憶している。以前飲んだ「福乃友」にもあったから秋田の酒の特徴の一つかもしれないが、北海道の「男山」でも感じたことがある。
 で、燗すると少ない甘味がさらに減る感じで旨味が増すわけでもなく今一だ。冷やの方が旨い酒といえそう。

菊秀、原料米:ひとごこち。精米歩合:60%・65%。日本酒度:±0〜+1,酸度:1.7。酵母:長野アルプス酵母。
秀よし、原料米:酒こまち。精米歩合:60%。日本酒度:+1,酸度:1.5。酵母:秋田流花酵母。

(2006年4月)
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 日本名門酒会2005年秋の厳選酒 頒布会第5回福乃友酒造株式会社(秋田県大仙市)の「福乃友」とハクレイ酒造株式会社(京都府宮津市)の「香田」だ。福乃友は特別純米で、香田は薄にごり特別純米。

 福乃友は、あまり好みの味ではない。決してまずいというわけではないが、飲み続けているとのどにイガイガした感じがつきまとう。ややエグ味が効き過ぎているからかもしれない。香りも新鮮さはあるけど典型的な“お酒”って感じ。

 香田は、米の旨味が上手に酒に乗り移っている。にごりなだけに、いかにも滋養になりそうな味わいだがそれほどコクがあるわけではない。

 両者とも燗してもそれほど味の変化はなかった。

福乃友、原料米:美山錦、あきたこまち。精米歩合:50%、60%。日本酒度:±0,酸度:1.6。酵母:協会9号系。
香田、原料米:山田錦。精米歩合:60%,70%。日本酒度:+3,酸度:1.8。酵母:協会9号系。

(2006年3月)
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 友人H君と一杯やった。手土産の酒は亀田屋酒造店(長野県松本市島立)の「辛口純米吟醸 亀乃世」だった。長野県産美山錦使用で「極寒造り」なんて書いてある。冬期限定二百本というラベルも貼ってある。

 “辛口”と書いてあるが、いかにも長野の酒といった風情がある。吟醸酒にしては香りが少ないが、かくし味的な酸味がありしっかりとした旨味が広がる。さらに、独特の植物的な含み香が個性を醸す。洗練度は高くないがなかなかいける。

 オオ、ここって「アルプス正宗」の会社じゃん。


 
原料米:長野県産美山錦。精米歩合:59。日本酒度:+3。酵母:アルプス酵母。

(2006年3月)
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 町内会役員の慰安旅行で初めて栃木県(鬼怒川温泉と日光)へ行ったおり、お土産物屋さんで天鷹酒造株式会社(栃木県大田原市蛭畑)の「純米吟醸 天鷹心」をゲットしてきた。¥1,500。HPによると¥1,470だ。お土産物屋さん価格だったか)*o*( 
 日光誉なんてのもあったけど名前がいかにもお土産物みたいなのでやめてきた(-_-;)

 「てんたかこころ」と読むこの酒は期待からすると今一だ。吟醸というだけに不満が残る。単なる純米だったら許すのになぁ・・・。ホント、クセのないフツー純米酒のような味わい。精米歩合52%って、うそでしょって感じ。

(2006年2月)
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 日本名門酒会2005年秋の厳選酒 頒布会第4回萱島酒造有限会社(大分県東国東郡国東町)の「西の関」と株式会社増田徳兵衛商店(京都府京都市伏見区下鳥羽長田町)の「月の桂」だ。西の関は特別純米酒で、月の桂は純米旨口にごり。

 西の関は強い個性はないが味も香りもバランスがとれている。よい重みもあり深い味わい。燗してもその旨さは変わらず。

 月の桂はにごり酒独特の含み香が上品だ。控えめの甘さと滋養になりそうなエグ味が重すぎず美味しい。不思議なことに燗して飲むと旨味は増すが甘味は減る。にごりのくせにいっそう軽い味わいになるのが面白い。

西の関、原料米:八端錦、レイホウ。精米歩合:55%、60%。日本酒度:-2,酸度:1.4。酵母:協会9号。
月の桂、原料米:五百万石、日本晴。精米歩合:60%,65%。日本酒度:-1〜-3,酸度:1.5。酵母:協会9号。

(2006年2月)
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 サンウエルのO田さんから玉泉堂酒造株式会社(岐阜県養老町高田)の「吟醸 是」をもらった。これは「ぜ」と読むらしい。純米ではない。

 流石に吟醸酒の味と香りはある。軽やかで爽やかと言えなくもない。分かりにくい表現だけど、横に広がる黄色い味だ。含み香がやや下品で、燗すると臭くてだめだ。まずくはないけど、今一だな。 

精米歩合:60%。日本酒度:+2。酸度:1.2。

(2006年2月)
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 姉と入れ替わりにやって来た義兄の手土産は宮坂醸造株式会社(長野県諏訪市元町)の「真澄 山廃純米大吟醸 七號」だった。
 で、この「七號」は同じ純米大吟醸でも「山花」より大分上と見た。
ほど良い吟醸香は同じだが、舌に纏わり付く味わいが違う。嫌みの無い甘さにイイ感じのエグミがコクを与え、うまい酒だなぁ〜とシミジミ思わせる。
 「七號」は「ななごう」と読む。

 後日、普段飲んでいる「奥伝寒造り」を例の酒燗器で温めて飲んだら美味しさが一層身にしみた。真澄って良い酒だなぁ・・・。

七號原料米:長野県産 美山錦100%。精米歩合:45%。日本酒度:-1。酸度:2.0。

(2006年1月)
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 正月用の高級酒は例年姉夫婦に頼っている(^^ゞ
 今年は舞姫酒造株式会社(長野県諏訪市諏訪)の「翠露「美山錦」中取り袋しずく・純米吟醸生酒」と有限会社山根酒造場(鳥取県青谷町)の「純米大吟醸 強力米吟醸 日置桜」だ。両者とも経験済みの旨酒。でも、これだけいろいろな種類の酒を味わってくると感じ方も違ってくるだろうから再度記しておこう。

 まずは《翠露「美山錦」中取り袋しずく・純米吟醸生酒》。
 実に良い香りの“甘露”とでも言いたいような味わいの旨酒だ。旨い吟醸酒というのはこういう味と香りですよってこと。
 ただ、こういう、吟醸香が吟醸酒であることを主張している旨い酒は、肴と一緒に飲み続けるよりもその酒の味わいだけで飲みたい感じは否めない。贅沢になったものだ(^_-)

 そこで登場するのが《日置桜 強力米 純米大吟醸》だ。
 これは凄い! もちろん吟醸香はあるが、あくまで控えめ。その深くコクのある味わいは身体に滋養を与えるようなのに、決して飲み飽きしない。
 飲む人に幸せを運ぶ酒と言えよう!!

翠露原料米:美山錦。精米歩合:49%。日本酒度:+1.0。酸度:1.1。
日置桜原料米:強力。精米歩合:40%。日本酒度:+4。


 実は暮れには斎彌酒造店(秋田県由利本荘市石脇字石脇)の「雪の茅舎 純米吟醸 蔵出限定」も飲んだ。前に飲んで美味しかった記憶があり、行きつけの酒屋で見つけてかってきた。¥2,900くらいだったか。

 栓を抜いただけで、とても良い香り。そうそう、爽やかな甘みが香りとともに広がる旨酒だったっけ。以前飲んだものよりもさらに吟醸香があり、ワイングラスにでも入れて古典派の器楽曲でも聴きながら味わったら旨さが増しそうだ。肴は要らないのが長所であり欠点と言える。「翠露」に近い。

雪の茅舎原料米:山田錦、秋田酒小町。精米歩合:50%。

(2006年1月)
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僕のよく行く酒屋さん

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