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黒龍は有名だが、呑むのは初めてだ。 まずは10℃位に冷やして。一口呑んで、まず甘い。それも舌に纏わりつくような感じの粘性のある甘さ。グリセリンが多いか? 酸はないが、イイ感じのエグミがあるのでその甘さはそれほど重たくは感じない。 それよりも、この甘味は記憶にあるなぁと、しばし考えたら思い当たった。そうだ、バナナチップスの甘味だ。お酒の香りで『バナナのような』と表現してあるのを見かけるが、この酒の含み香がそういうことなのだろうか。 燗には似合いそうもない気がしたが、次の日、残りを上燗くらいにして呑んでみた。なんと、バナナチップ風の甘さが後退してバランスが良くなり、美味しくなった。予想を裏切る面白さ。 使用米:五百万石、精米歩合:55%、アルコール分:15度 【このページのトップへ戻る】
精米歩合:55%、アルコール分:17度以上18度未満 これは以前呑んだ純米酒よりも旨い。 でも、何でこんなにアルコール度を高くしてあるんだろう? 【このページのトップへ戻る】
これは素晴らしい!! 菊姫とは違うが、この杉錦の酸味も本当に旨い。隠れた甘味が生きてくるのが愉しい。そういえば温燗で呑んでいて、冷めてきたら甘味が増してきた。こんなに旨くて1,890円とは、なんて素晴らしい!! 原料米:掛米・静岡県産あいちのかおり 78%精米、麹米・酒母米/静岡県産ひとめぼれ 70%精米、アルコール度数:15.8度、日本酒度:+5、酸度:2.0、酵母:協会7号、酒母:山廃もと、火入れ:一回(瓶火入れ)、活性炭無使用 2本買ったうちのもう一本を開けた。15日に口開けしたものと比較するためだ。6日目。 飯米を掛米とし、しかも精米歩合78%という高さ、7号酵母を使ってじっくり山廃仕込みで醸し、炭なんか使わない。それでこの味、この値段にはホント、絶賛を惜しまないなぁ。 がんばれ! 杉井酒造!! 【このページのトップへ戻る】
2〜3日前、長野に転勤になった取引先セールスのO田さんが送ってくれたものだ。彼は、時々酒を買ってきてくれたが、ほとんど当たりのものはなかった(^_^;) 常温でやってみた。常温といってもおそらく16〜18℃。 アルコール度:15℃以上16度未満、日本酒度:-1前後、酸度:1.5前後、原料米:長野県産美山錦、精米歩合:49% 【このページのトップへ戻る】
酸が利き旨みもタップリで、古酒の雰囲気が少し明るくなったような香りを持つ。 《清酒竹鶴H18BY純米八反錦など》よりも鋭くカタイ味わいだ。 濃くて酸が利いていて旨いけど、尖った味わいに感じられたのは、単に熟成不足なのか? まあ、上原組の人たちがよく言うことだが『しばらくほったらかして』みて様子を見ようっと(^^ゞ ●仕込年度:平成17年度、●酵母:協会7合、●原料米品種:強力、●精米歩合:65%、●日本酒度:−1.0、●酸度:2.4、●アミノ酸度:2.2、●粕歩合:25%、●杜氏氏名:坂本俊(出雲杜氏) 口開け15〜16日経ったので呑んでみた。時々蓋を開けてにおいを嗅いで変化を確認していて、数日前から明るいニオイに落ち着きが出てきたような気がしていたのだ。 燗の温度は上燗より上、おそらく燗徳利の中では50℃位になったか? これだけ旨けりゃ肴なんか全く不要。幸せな一時だ。 【このページのトップへ戻る】
初めて呑んだ竹鶴には強烈なインパクトがあり、いっぺんに惚れ込んでしまったっけ。今回のものは、慣れたせいか衝撃はない。しかし、味も香りも練れていてやはり旨い。 で、18%と仮定して、16%くらいになるよう自分で割り水燗にして呑んでもみた。 水はどれだけ入れたら良いか? ●(120×18/100):(120×15/100)=120:x これを解くと、x=106.6となる。 18%の竹鶴106.6mlに水13.4ml加えて120mlにすれば16%になるってことだ。 やっぱり《竹鶴》はうめ〜ヽ(^O^) 【このページのトップへ戻る】
《特別純米》が旨かったし、アル添とはいえ吟醸酒もなかなかだったので《純米吟醸》を呑んでみたかったから、良い機会だ。 【このページのトップへ戻る】
しっかり味のある吟醸酒という佇まいで、酸味とエグ味が甘さを上品に引き立てる味わい。含み香にリンゴのイメージもあるので、典型的な吟醸酒のイメージ。おお、青森といえばリンゴか!! 日本酒度:+3、酸度:1.5、アルコール:15.6%、酵母:協会9号、麹米:「華吹雪」55%、掛け米:「華吹雪 他」55% 【このページのトップへ戻る】
アルコール分:15度、精米歩合:60% なかなか旨い酒だ。適度に酸が利き、ちゃんと米の旨みを感じることが出来る。真澄の山廃純米吟醸と比べるとコクや美味しい酸味に不足を感じるが、同じ刈穂の山廃《超辛口》よりはずっと旨みがあって良い感じ。 【このページのトップへ戻る】
真澄はいろいろ呑んでいて、山廃は初めてだと思ったが2006年の正月に呑んだ《七號》は山廃純米大吟醸だった。「二夏越し」なんて書いてあるが、通常より1年だけ長く貯蔵したと言う意味だろう。どうせなら、それを無濾過でやってほしいと思った。 吟醸香はほとんどなく、味は、旨い。うっすらと良い色がある。真澄らしい旨みを伴った甘味が、控え目とはいえ健在だ。 原料米:美山錦80%・ひとごごち20%(長野県産)、精米歩合:55% アルコール分:15度 【このページのトップへ戻る】
これまたしっかりした味わいの純米酒だ。表面的な滑らかさとか化粧を施した美しさはないが、おいしい酸が適度に利いて良いバランスの味のハーモニーって感じ。ホント、如何にも純米酒といった風情のしっかりした味。最高に旨いわけではないけど、こういうの好きだなぁ。幸せの一時。 原料米:五百万石、精米歩合:70%、酵母:協会7号、アルコール分:15度以上16度未満、 【このページのトップへ戻る】
原料米:山田錦・五百万石、精米歩合:70%、日本酒度:6.0、酸度:1.8、アミノ酸度:1.3、酵母:協会9号、アルコール分:17度以上18度未満、 【このページのトップへ戻る】
●鷹勇H16BY「鷹匠」純米酒 1.8L 2000円 一口呑んだ感じに、驚くような味わいはない。ごく普通の旨い純米酒ってところか。両者の違いもほとんどわからない。「勇匠」の方がやや甘味が多いというか、「鷹匠」の方がやや酸が利いて入るというかエグ味があるというか、何れにせよ微妙な違いだ。思い切って言っちゃえば味も香りも「勇匠」は明るく、「鷹匠」は暗い。両者とも飛び抜けた旨さはない。 こう書いてくると大した酒じゃないような気がするが、値段を考えたら充分な旨さというべきだろう。2,000円以下の酒でそこそこ旨いものの共通点はうすいってことだったが、この《鷹勇》にはそんなことはない。 ●鷹匠、仕込み年月:平成16年度、酵母:協会9号、原料米:山田錦、精米歩合:70%、日本酒度:5.0、酸度:1.5 ●勇翔、仕込み年月:平成17年度、酵母:協会9号、原料米:山田錦・五百万石、精米歩合:70%、日本酒度:4.5、酸度:1.4 【このページのトップへ戻る】
「純米酒じゃ脳」で楽しんでる酒屋さんからネット通販で買ったものだ。杜氏の石川達也は「酒モアイ」とか「酒ゴジラ」と呼ばれているらしい。 さっそくきき猪口に注いでみると、両者ともしっかりとした色付き。「雄町」の方は、よりくすんでいて、やや茶がかっている。フワッと来る香りも良いですなぁ。「さあ、これが酒だぞ!」って感じで、辺りの空気を一変させそう。 で、「八反錦」は燗にして呑んでみた。もう少し深みが出ると思ったが常温との差はそれほど感じなかった。 因に《杉錦・譽富士》と比較してみた。あれま、杉錦が水のように見える。 《竹鶴H17BY純米八反錦》は口開け後約2週間で、ずいぶん口当たりがマイルドになった。いっそう旨いジャン。呑んだ温度は、まず常温。味の確認後は温燗。試しに、15℃位に冷やして呑んだら、今一だった。 【このページのトップへ戻る】
アルコール分:17度、日本酒度:+8、酸度:1.8 平成7年度醸造長期熟成酒と書いてある。10年以上熟成させたものか!如何にも熟成酒という感じの琥珀色。常温で頂いた。 【このページのトップへ戻る】
原料米:富山県産五百万石86%、山田錦14%、精米歩合:55%、アルコール分:15度以上16度未満、日本酒度:+3、酸度:1.3、製造年月:2007年2月、 杜氏は南部杜氏の菅原富男。 なかなか良い酒だった。 【このページのトップへ戻る】
精米歩合:60%、アルコール分:15度以上16度未満。カップ酒。180ml、315円。 思ったよりしっかりした味があり、おいしかった。 1.8L2,200円以下なら許せる味。2,500円以上なら、もう買わないかなって味(^^ゞ 【このページのトップへ戻る】 兵庫県吉川町の特A地区『山田錦』を使用。精米歩合は65%。山廃仕込純米。 ひょんなことから行きつけの酒屋さんに頂いたものだ。「鶴乃里」と同様のスペックのお酒らしい。 瓶の下の方にオリがモヤモヤ見える。この白ボケと、発売された時期のせいで販売中止になったとも聞いた(実際はまだ売っている酒店もあるようだ)。ラベルのサルは、柳社長が2004年の年賀状に使ったものだという。その年の秋に発売されたものだから、酒販店からは酉にすべきだろうという非難も出たそうな。まあ、尤もな話だ。 如何にも菊姫らしい深い味わい。山廃純米よりも調和が取れていて、舌触りはマイルド。重過ぎないコクが美味しい。燗するとオリは消え、味わいも冴える。 【このページのトップへ戻る】
麹米:静岡県産ひとめぼれ65%精米、掛米:静岡県産山田錦90%精米、日本酒度:+2、酸度:2.0、アミノ酸度:1.6、アルコール度:15.6度、酵母:協会7号 「山廃純米・譽富士」で衝撃的な杉錦デビューしたぼくだが、同じ値段の八百萬は如何にってところだ。 『お燗におすすめ』なんて札がかけられているが、とりあえずは冷のまま。 活性炭を使っていないだけあって、しっかり色がついている。これまた旨い! 【このページのトップへ戻る】
精米歩合:65%、日本酒度 : +7.0、酸度 : 1.9、アルコール分:18度以上19度未満、 静岡の酒にしては酸が利いているということだが・・・。 生酒の味わい。独特の突出した甘味が感じられる。ただしアルコール度のせいか辛い感じもある。さらにチクチク感も。肝心の酸味は、程よく利いて独自の甘味をセイヴしている感じで心地よい。無濾過のわりには、色はそれほど付いていない。 これは「完熟ちょい前リーチおろし」よりずっと旨い。でも小夜衣はぼくの好みではないかもしれない。決して綺麗な酒ではないのに、深みというか練れた旨みがないからだ。 たぶん、もう買わないだろう。 【このページのトップへ戻る】
日本酒度 : +3.5、酸度 : 1.4、アルコール度:15.5% 、 かのやさんのHPにはこんな説明がある。 如何にも純米酒らしい旨酒だ。 真澄はおいしい甘味が生かされた旨酒だが、日置桜と比べるとやや薄味に感じてしまう。それだけ日置桜にはコクがあるということだ。日置桜はなかなかバランスのとれた深い味だが、洗練されない部分が残っていて如何にも純米酒らしい。控え目な上立ち香は如何にもお酒らしく、含み香も嫌みがない。ホント、良い酒だ。 酔鯨だってそれだけで呑んでいれば気になるほどではないのに、比べちゃうとランクの違いが分かってしまう。特に呑み込んだあとのカラメルっぽい香りがいけない。 どれも上立ち香は少ないし含み香も気にならない。しかし、呑み込んだあとの引きずるような感覚において「酔鯨」は一ランク落ち「日置桜」は一ランク上だってことだ。 とても暑くて燗酒を呑む気にはなれなかったので、冷やで呑んだ感想。多分13〜15℃。 【このページのトップへ戻る】
原料米:大地の輝、日本酒度 :+5、酸度:1.4、精米歩合:60%、アルコール度:15%、使用酵母:自家培養による9号系酵母 まずは口開け、冷や(常温)で。 次の日は、冷や(常温)と温燗で。 で、温燗にしてみたら、えっ? って感じ。バリが取れたか? 研磨して磨きをかけ、トゲやバリをとったような感じで味に透明感が出てくる。旨いじゃん。こりゃあ、面白い酒だ。 温燗で旨くなるのは理解出来るけど、常温で今一ってのはどうよって感じだなぁ。もう、買わないかな〜。 【このページのトップへ戻る】
これまた個性的な酒。含み香が独特。 原料米:奈良県産米(麹米20%・掛米80%)、精米歩合:60%、日本酒度:+5 酸度:1.8 アルコール度:15度以上16度未満、杜氏:駒井 大 裏ラベルにはこんなことが書かれている。 生駒山系の天然水を無濾過で仕込水に使用。高精白、手造り、小仕込、瓶燗、冷蔵庫貯蔵など、手間を惜しまずこだわりを持って醸したお酒です。 【このページのトップへ戻る】
精米歩合:麹米・静岡県産『誉富士』90%、掛米・静岡県産『ひとめぼれ』70%、 日本酒度:+7 酸度:1.9 アルコール分:15.4% 酵母:協会7号 精米歩合が高いのに驚くが、これは中身も個性的な酒だ。 でも、これはもう一度買いたい酒の一つになりそう。 【このページのトップへ戻る】
とりあえず冷やで呑んでみたが、可もなく不可もなくといったところか。 2,500円以上だから、もう買わないかな〜(^_^;) 【このページのトップへ戻る】
製造者:森本均 文字情報ラベルの上にはオレンジ色の短冊が貼ってあり、『完熟ちょい前リーチおろし ひやおろし』と大きく書かれている。2006年9月製造のひやおろしということは、去年の秋に出た生詰酒ということか? ずいぶん前にあおきの酒コーナーで見つけて、知ってはいたけど値段も分からず、あまりに怪しい雰囲気だったので買わなかったという代物。今回はやはり『正雪』の後ろに隠してあるような感じで置かれていたが、値段のラベルが貼ってあったので買ってみた。 色もついており、洗練されない味わいだ。香りはまあ普通の酒の香りで、口に含むとまず甘さを感じる。でも、決して甘口酒ではない感じだ。だいたい、滑らかさがないが、濃い味で個性的といえる。 森本酒造は「小夜衣」 を造っているところだが、この酒はなんという酒なんだろう? 口開け時はやや突出した甘さを感じたが、少し熟成したのか酸や旨みとのバランスが良くなった気がする。ただ、滑らかさがないのは同じだった。相変わらず良い色だ。いっしょに呑んだ「正雪・備前雄町」が薄味に感じた。 【このページのトップへ戻る】
口開けは、いかにも静岡の酒といった感じ。優しい甘さと優しい香り、そして中庸な旨みと控えめな酸。良いお酒という感じではあるけど、ぼくにはやや物足りないかなぁ。 口開けから8日目。ちょっとした用事で友人のところへ行くことになったが、久々なので手土産代わりに5合ばかり残った開運を持っていった。自転車のカゴに入れてで5〜6分。何とそこで呑んだ「開運」は旨くなっていた。 華やかなイメージで、鼻に付くことのない香りと優しい甘さ、そして滑らかな呑み心地という基本的な味わいは変わらなかったのだが、酸味が出てきていっそう旨くなっていた。この味なら志太泉より良いぞ。 最初の時と、口開け5日目に呑んだ時は、軽い甘さに飽きがくる感じだったのに、昨夜の味は良い酸味が利いてきたせいか深みをまして本当に旨かった。 ずっと冷蔵庫に保存していたわけだが、もしかしたら自転車のカゴで5分間振動を与えられたせいで旨くなったのか(^^? もしそうだとしても、決して水分子やアルコール分子のクラスターは関係ない)*o*( 因に、志太泉は口開け10日経ってもあまり変化は感じなかった。 原料米:兵庫県特A地区産『山田錦』100%、精米歩合:55%、日本酒度:+5 酸度:1.4 アルコール分:15.5% 【このページのトップへ戻る】
瀬戸川天然水(伏流水)仕込、原料米:兵庫県産山田錦100%、精米歩合:60%、日本酒度:+3.5、酸度:1.35、静岡酵母NEW-5、南部杜氏・田中幸夫、アルコール分:15度以上16度未満、裏ラベルには「= H18BY 醸造酒 =」と書かれている。 とりあえず常温で呑んだが、これは旨い。 熟成感もあるが、これをさらに2〜3年待ったら菊姫の高級酒みたいに旨くなるのだろうか? もう一本買ってきて試してみようかなぁ。 今まで呑んだ3,000円以下の静岡の酒では一番旨いかな、なんて思った。 【このページのトップへ戻る】
アルコール分:15度以上16度未満、原料米:レイホウ他、精米歩合:65%、日本酒度:+5.0、酸度:1.4、酵母:熊本酵母 燗にして旨味が増さなかったとはいえ、イイ感じの酸味が利いてそこそこ呑める酒だった。やや個性的な味わいと、その味に似合ったほんの少しの香り付き。熊本酵母の特徴なのかな? 【このページのトップへ戻る】
値段と、若竹鬼ころしの蔵のものということでゲットすることにした。しかも、燗酒向きというからには、冷やでもそこそこ旨いはずだ。 若竹鬼ころしの特別純米と比べながら呑んでみた。 ところで、発売元だが、浜松で「カワイ」というと楽器を思い浮かべる。でも、全く違う会社らしい。酒の卸屋さんかな。 発売元:株式会社カワイ(浜松市篠ケ瀬町) 【このページのトップへ戻る】
原料米:五百万石100%、精米歩合:55%、日本酒度:+6、酸度:1.5、杜氏:松尾傳一郎(蔵元)、使用酵母:静岡HD-1 数少ない静岡の酒の経験からいう静岡の酒の特徴は、甘味を旨みで生かした吟醸酒系風味という感じで、物足りなく感じるとすれば酸の弱さだ。つまり、スッキリサッパリ甘味がおいしく酸が弱い女酒っぽいということだが、それと比べると、この國香はあまり静岡の酒らしさが無い。米の旨味が生かされた硬派な男酒だ。 後で手取川の「吉田蔵」を呑んだら薄味に感じた)*o*( 【このページのトップへ戻る】
でも、どうもぼくは富士錦酒造とは相性が合わないみたい。この酒は微かだったが、独特の含み香がヘドロ臭い。酸も甘味もそこそこ利いているけど、菊姫のような美味しい酸ではない。 で、水割りして燗ってのもやってみた。原酒だから、自分で割り水(加水調整)したと言うことだ。臭いは許せたけど、甘味だけが飛び出してきちゃった(>_<) アルコール分:17度以上18度未満、仕込み水:富士山の湧水、日本酒度:+3、酸度:1.7 裏ラベルにはこんなことが書いてある。 【このページのトップへ戻る】
精米歩合:50%、原料米:五百万石、日本酒度:+3〜+5、アルコール分:15度以上16度未満、 コストパフォーマンスの高い酒だ。やや薄味とはいえ、柔らかくてふくらみのある酒質が福光屋の黒帯と似ている。クセがなく、いつまでもおいしく呑める。 【このページのトップへ戻る】
原料米:五百万石(大井川流域)、精米歩合:麹・掛55%、日本酒度:+5〜+7、酸度:1.2、粕歩合:50〜55%、使用酵母:NEW-5(自家培養)、アルコール度:15度以上16度未満 前に飲んだ純米吟醸は、味にも香りにも柔らかさと深みがあり落ち着きのある品位みたいなものが感じられたが、これはもっとカジュアルな旨さがある。抑えめながら酸も利いているし、吟醸酒らしい爽やかさの中にコクもある。やや若い味わいで、控えめな吟醸香も似合っている。一緒に飲むと、正雪が物足りなく感じる。流石、磯自慢と言いたいところだけど、¥3,000以上してんだから当たり前といえば当たり前。 裏ラベルにはひとしきり説明が書いてあって「(あんあい)・・・香気」なんて書いてある。よく分かんない。 【このページのトップへ戻る】
原料米:備前雄町100%、精米歩合:60%、アルコール分:15度以上16度未満 滑らかでつるりとした感触だが、エグ味の利いた甘さが独特の香りと一緒にしっかり味わえる。酸味はほとんどないが、後味はスッキリしている。これを切れ味がイイと表現するのか? なかなか旨い酒。 【このページのトップへ戻る】
以下、ラベル情報。 香りも味もバランスのとれたふくらみのある旨酒。これだけ良いバランスだと、もう少しコクが欲しいなんて欲求が出てくるがこの値段を考えると、充分といえる。 もう一度呑みたい酒だ。 【このページのトップへ戻る】
山廃っぽい腰の強さを微かに感じさせるのに、吟醸酒の爽やかさが生きた旨酒だった。 秋田清酒のホームページには精米歩合45%と書いてあるが、酒瓶のラベルには40%と書いてあった。 『山家の富貴銀千樹 漁夫の風流玉一蓑 【このページのトップへ戻る】 伊豆長岡の量販店で買ってきた。 ●米の生産者:江川敏夫(福井県大野市)、●株式会社一本義久保店(福井県勝山市沢) 精米歩合70%、アルコール15度〜16度、 酒米の五百万石を使って入ると書いてあるが、どのくらい使ってあるかは不明。 【このページのトップへ戻る】
精米歩合:59%、日本酒度:+2、酵母:協会7号、アルコール分:15.5 香りも味わいもやや薄い。まずくは無いけど個性不足。 【このページのトップへ戻る】
精米歩合:70%、日本酒度:+5、酸度:2.5、 麹米だけに好適米を使った純米酒。 【このページのトップへ戻る】
静岡県産米100%、精米歩合:55%、アルコール分:16〜17度 コクというかふくらみが足りないが、甘味を柔らかく生かした花の舞らしい吟醸酒。 【このページのトップへ戻る】
菊姫には『男酒』『女酒』の系統があり、普通酒ですらそのポリシー通りに作られているところが良い。 これで菊姫の普通酒を3種類とも飲んだわけだが、それぞれ個性があって面白かった。しかし「菊」と「姫」はもう買わないかな・・・? 「淳」は、ちょっと普通酒とは思えない素晴らしさがあり、また呑みたいと思っている。 【このページのトップへ戻る】
つくばのFelixさんが呑みに来た時の手土産だ。高野屋酒店が作った米を使って萩原酒造場が醸し、高野屋酒店で売っているという。 「つくば桜」の方は桜色の瓶に入っていて酒自体にも淡いピンク色があり、花見に持っていって外で昼から呑んだ。仄かな香りは、なんと表現したら良いのか独特のもので、その初々しく可愛い甘味にマッチしていておいしかった。 「つくば亀」はつるりとした食感。いや呑感。生酒独特のとがった甘さは皆無で、吟醸酒らしい軽やかな味わい。ややコク不足とはいえ上質な酒質だ。 つくば桜 使用米:黒米・山田錦、日本酒度:-11、酸度:2.2、アルコール分:15.0〜15.9 【このページのトップへ戻る】
まずは株式会社佐浦(宮城県塩釜市本町)の「浦霞」。 ハクレイ酒造株式会社(京都府宮津市)の「京女」は甘い。甘くて旨い。トロリとしているのに、後口の爽やかな甘味。含み香に新鮮な植物っぽいものがあるが、悪くない。これまた上質の酒って感じで、甘口の旨酒とはこれだ!って言いたくなる。 浦霞 原料米:マナムスメ、精米歩合:65%、アルコール分:17.0〜17.9、日本酒度:±0〜+1、酸度:1.6〜1.7 【このページのトップへ戻る】
「先一杯」は、良くも悪くもおとなしい酒だ。でも、そこは菊姫、一口飲めば菊姫だということはちゃんと分かる。米の旨味と独特の甘味を生かす酸味、そして老香。それらがやや薄味ながら存在しているのだ。 まあ、ぼくの好みとしては、やや物足りないってところだ。かえって普通酒の「淳」のほうが菊姫の味を堪能できるくらいだ。いや、あの普通酒「淳」が驚異の味といえるのかも知れない。でも、山廃純米を飲んで、酸っぱいとか、クセがあり過ぎる、と感じるような人にはうけるのではないだろうか。 「菊」にはけっこう参った。これは間違いなく菊姫の味だ。普通酒だからって、全く手を抜いた感じはしない。 「山廃純米無濾過生原酒」。 【このページのトップへ戻る】
まずは株式会社今西清兵衛商店(奈良県奈良市福智院町)の「春鹿」。この蔵の「春鹿而妙酒白滴 純米吟醸」は、¥2,000もせず旨くて香りもそこそこで、昔よく飲んだ。値段がずいぶん上がってしまったため、ここ10年くらい飲んでいないが香り味わいともオーソドックスな吟醸酒として、良い酒だった記憶がある。 今回の酒は、いわゆる辛口タイプだ。エグ味が効き過ぎて切れ味が抜群って、ビールみたいだ(*_*) 甘味はかろうじて残ったが酸味は消し飛び旨味も少々、辛口酒としては立派といえるが、しょせん辛口酒ともいえる。 株式会社田中酒造店(宮城県加美郡加美町)の「真鶴」は山廃とは思えない透明感のある味わい。酒質の良さは感じさせるが、やはり酸味が足りない。なんて思ってパンフを読んでみたら 【『真鶴』の味わいは、山廃でありながら酸味を際立たせず、むしろソフトな上品さが特徴と言えます。酸が少なく、吟醸香が高いことが特徴の協会10号酵母の使用にも、きれいな酒質を目指していることがうかがえます。】 と書いてあった。 含み香に上質さを感じさせるものがあり、かるいエグ味のあと甘味が広がりかすかな酸味で終わる。旨味もそこそこある良い酒だが、今の僕には少しもの足りない。 春鹿 原料米:山田錦・神力、精米歩合:麹米58%・掛米58%、日本酒度:+13、酸度:1.7、アルコール分:17.0〜17.9 【このページのトップへ戻る】
菊姫は特約店にしか卸さないはずだ。こんなところで菊姫に御対面するとは、嬉しい驚きだった。尤も、あったのは「菊姫 普通酒 淳」720ミリリットル瓶だ。¥1,180。行きつけの酒屋には置いてない、カタログでしか見た事がなかったラベルだ。 基本的には純米酒しか買わないが、拘り方が半端じゃない菊姫だけは別だ。菊姫の解説などを読んで、飲んでみたいと思っていた酒の一つだったということ。早速買って、飲んでみた。 な、なにぃ! これで普通酒!! 流石、菊姫。やや甘味が強いとはいえ、米の旨味が存分に生かされた濃醇な味わい。菊姫独特の老香と酸味も存在する。 あまりに嬉しくて、3合も飲んじゃった。そして、温燗にするといっそう旨くなるところがまた凄い。甘味が気になるかと思ったら全くそんなことはなかった。 原料米:兵庫県産 特A地区山田錦、精米歩合:70%、アルコール度:16度〜17度 【このページのトップへ戻る】
遠藤酒造場(長野県須坂市本上町)の「渓流 朝しぼり 純米吟醸」と「渓流 朝しぼり 純米酒」だ。酒米は信州産「新美山錦」と書いてあるがHPでは、純米酒のほうは「白樺錦」と書いてある。酵母はアルプス酵母。両者とも生原酒だ。 吟醸酒をグラスに注ぐといい香りが漂う。さすがに長野のアルプス酵母使用の吟醸酒だ。色は、ほぼ透明。味は両者とも当然似ているが、甘味が旨い。生酒特有のとがった甘さが旨味とブレンドされてコクとなり、味を邪魔しない爽やかな香りが後口をスッキリさせジューシーだ。もちろん美味しい酸味とエグ味もある。 純米酒は吟醸酒よりもコクが多いだけでなく、以前「田酒・特別純米酒搾りたて生原酒」で感じたチクチク感まで微かにあり、いっそう旨い。 純米酒、精米歩合:65%、日本酒度:-1、 なお、使用米について質問したら以下のような返事を頂いた。 【このページのトップへ戻る】 秋田清酒株式会社(秋田県大仙市戸地谷字天ケ沢)の「生もと仕込・出羽鶴・純米酒」1.8リットル¥1,950。 一升で¥2,000を切っているうえ「生もと」ってのが、なかなかやるじゃんって感じだったのだ。 安い純米酒は水っぽいものが多いけど、生もと造りだったらガツンとした味わいがあるんじゃなかろうかと期待したってわけだ。 まずは冷やで飲んでみる。まずくはないけど、旨味が全然足りない。臭みでもあればいいのにクセもない。けっこうサラリとしている。 生もとだってんで期待したんだけど、結局、安い純米酒に深い味わいを求める方がいけないってことだろう・・・。この酒もアルコール度は14〜15度と低めだし、加水の量が多いのかなぁ・・・。 【このページのトップへ戻る】
去年は米の出来が悪かったそうでちょっと心配したが、杞憂に終わった。要するに、味も香りも素晴らしいってことだ。サラリとした甘味が存分に生きている。 これは、明らかに去年の出来よりも優れている。開栓した残りの味が、どのように変化するかがちょっと不安なくらいだ。これ以上旨くなることがあるのだろうか? 試しに、先日飲んだ《花の舞・純米超辛口》を飲んでみたら、『え! こんな酒だったの?』って感じで、一緒にはとても飲めない。へんな含み香と酒質の違いがあり過ぎるのだ。 イヤ〜、ホントに旨い! 【このページのトップへ戻る】
大正解だった。充分甘味が生きていて、しかも微かな酸味によってサラリとした舌触りがちゃんとした作りの酒と感じさせる。 原料米:静岡県産米、精米歩合:60%、日本酒度:+7、酸度:1.3、 【このページのトップへ戻る】
まずは司牡丹酒造株式会社(高知県高岡郡佐川町甲)の「司牡丹」。司牡丹は、甘味が少ないながらもしっかりとした味わいがあって昔はよく飲んだ。今回のものは純米原酒タイプだと。酵母は協会9号。かわっているのは使用原料米だ。3種類の米を使っている。 かすかに色はあるがほとんど透明だ。味もそんな感じ。甘さ控えめのいわゆる辛口酒で、昔飲んだ司牡丹を思い出す感じだが、旨味も少なく物足りない。温燗にしてみたら、いっそう味が感じられなくなっちゃった(>_<) The
Bandさんじゃないけどお湯みたいだ)*o*( そうそう、司牡丹の飲み方を思い出した。舌の上で転がすような上品な飲み方じゃなくて、一口量を多くして口の中全体で味わい、ゴクッと飲み込むのが正解だった! 嘉美心酒造株式会社(岡山県浅口市寄島町)の「嘉美心」。 嘉美心も昔飲んだことがあるが味の記憶はない。これもパンフには純米原酒タイプと書いてある。 これは司牡丹よりさらに色がない。コップに入れておくと水と間違えそう。味は、甘い! 甘いけど、旨味が少なくちょっと物足りない。 今回の頒布会シリーズで、はじめて今一だった。もちろんまずい酒ではないが、期待したわりにはということだ。 と思ったけど、パンフレットをよく読んだら《1月から3月までは、今年の暮れから造られる「新酒」を加えて、味わいの違いをお楽しみいただけます。》と書いてあった。司牡丹は新酒だったんだ。 司牡丹 原料米:永田農法山田錦・永田農法風鳴子・永田農法土佐錦、精米歩合:麹米65%・掛米70%、日本酒度:+5、酸度:1.4、アルコール分:16.0〜16.9 【このページのトップへ戻る】
アルコール分14度というのが少し引っ掛かる。先ずは冷やで飲んでみて、その引っ掛かったことが当たりだったとガッカリした。 それで40℃〜45℃くらいに燗してみた。それぞれの味がよく分かるようになったのはイイけど、結局無いものは感じ取れないということか。旨味がない。 この味ではとても飲んだ気がしないので「越の誉」で飲み直した。先日、「開華」との飲み比べで負けた「越の譽」だが、この「宮の雪」に比べれば圧倒的存在感で旨い。 精米歩合:麹米60%・掛米65%、日本酒度:+1 【このページのトップへ戻る】
全く飲み飽きしない、静かな旨さが持続する素晴らしい酒。大人しい香りと、調和した味わいが上品で、姿勢を正したくなるような気品すらある。 ・・・おお!! 瓶の裏のラベルに《--真澄が醸す純米酒の最高峰--》と書いてある!!! 夢殿、原料米:兵庫県加東市山国地区産 山田錦100%。精米歩合:40%。
雪の茅舎ならではの良い香りは抑えめ。味の底の方に感じる粘度の低さがコク不足につながることもあるのだが、これはその感じを爽かさにしている。甘味も旨味と感じさせる良い案配だ。飲み飽きしないので、お節をつまみに量が進む。もちろん、つまみなしで音楽を聴きながらの寝酒にも美味しい。 雪の茅舎、精米歩合:50%。 三発目は菊姫合資会社(石川県石川郡鶴来町新町)の山廃純米酒「菊姫
鶴乃里」。これは去年、はじめて飲んで感動した酒だ。 【このページのトップへ戻る】 |