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元気に健康的に、生涯美味しく呑もう!

呑む前に飲んでおくべきは「フェカリン」と「へパ-ティッサン」(^^!


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2002年


このページに出てくるお酒

あ・一ノ蔵 春醸華(宮城県)

か・賀茂泉 三玲(広島県) 菊水の音瀞(新潟県) 特別純米酒 越乃寒梅(新潟県) 小冨士 超辛口(愛媛県)

さ・澤乃井 武陽(東京都) 信濃錦(長野県) 白瀧 松栄さん(新潟県)

た・大七 太田七右衛門(福島県) 竹葉 純米酒(石川県) 千代寿(山形県) 大吟醸 純米 手取川(石川県) 天寿(秋田県) 天狗舞 山廃古酒 吟醸(石川県) 豊の秋 しぼりたて生原酒(島根県)

な・鳴門鯛 おおげつ姫(徳島県)

は・花清水 純米吟醸酒(京都市) 華鳩(広島県) 強力米吟醸 日置桜(鳥取県) 日置桜(島根県) 一人娘(茨城県)

ま・真澄 辛口生一本(長野県) 萬歳楽(石川県)

や・弥右衛門 しぼりたて(福島県) 雪の茅舎(秋田県)

わ・わかさ(福井県)



 純米吟醸「辛口生一本 真澄(長野)を呑んだのですが、普段呑んでいる「奥伝寒造り」とそっくりだったので味比べをしてみました。

 色はほぼ同じ、香りは両者ともそれほど無い、口に含んだ感じもほとんど違いがない。強いて言えばすぐに甘味を感じるのが奥伝寒造りかな?
 因みにラベルを読んでみると辛口生一本は「上品な含み香、すっきり端麗な味わい」、奥伝寒造りは「穏やかな香り、豊かなコクと深みのある味わい」だと。ホントかいな? プロの利き酒氏ならこんなふうに感じるってことか?

 精米歩合に55%と60%の違いがあるだけです。

(2002年12月)




 義兄が正月用の酒を送って来たので、正月までには空になっちゃうかもねと脅したら「空も可用」と言って2本送ってくれました。持つべきものは呑ん兵衛の義兄だね(^_^ゞ

 その2本のうちの1本を呑みました。齋彌(さいや)酒造店(秋田県本荘市石脇字石脇)の「雪の茅舎 純米吟醸」と言うヤツです。はじめて呑んだんですが、これは旨い! おいしい! びっくり。甘味の中に上手に酸味が利いているため濃い味なのにコッテリしていない。ジューシーな味。ほのかな香りも上質です。
 酒米は「吟の精」。

 もう1本は数馬酒造株式会社(石川県鳳至郡能都町宇出津へ)の「吟醸仕込み 竹葉 純米酒」。吟醸酒ではないのに吟醸仕込みとは精米歩合が55%と吟醸酒の条件をクリアしているからでしょう。住所は“ふげしぐん”と読みます。宇出津の後になぜ“へ”があるのかは分かりません。
 んで、これもはじめて呑みました。おいしい。飲んだ直後にほんの少しアルコール臭が残ってスッキリ感を演出するので辛口と言われそうだけど、実はさっぱりした甘味が魅力の酒だ。香りはあまりない。
 酒米は「五百万石」。

(2002年12月)




 秋の頒布会の第2回は千代寿虎屋株式会社(山形県寒河江市)の「千代寿」と、合資会社宮島酒店(長野県伊那市)の「信濃錦」だ。

 酒米「豊国」を使った千代寿は、青空が全く見えない天気の、空一面白い雲のような旨さの酒だ(物凄く分かりにくい表現だ)。香りも少なく日本酒臭もない。しかし、エグ味を忍ばせたやや重めの甘さは、日本酒を呑む満足感を充分に与えてくれる。
 精米歩合60%。

 酒米「美山錦」を使った信濃錦は、味の骨組が見えるような酒だ。甘味を主としたいろいろな日本酒の味が、それぞれ交じり合わずに舌を軽く刺激してくる。コクが足りないとも言えそうだが、これでコクがあったらまずそう。この味覚バランスで一応完成している軽やかな味わいだ。
 精米歩合55%。

 友人の奥さんのお土産ということで花清水株式会社(京都市伏見区津島町)の「花清水 純米吟醸酒」も呑みました。酒米は五百万石。
 如何にも純米酒らしい濃厚さを持つけど、重厚というほどの味でもない。やや田舎臭い味だ。・・・あれ? これ、吟醸? そりゃないよ。ウソでしょう? 吟醸香皆無。爽やかさもありません。

(2002年12月)



 日本名門酒会2002年秋の頒布会は「米から育てた純米酒」と言う題だ。杜氏の腕比べはやめたってことか。その第1回は天寿酒造株式会社(秋田県由利郡矢島町)の「天寿」と株式会社小堀酒造店(石川県石川郡鶴来町)の「萬歳楽」だ。

 酒米「美山錦」を使った天寿は吟醸酒でもないのになかなかイイ香り。
 甘味をうまく生かした味にも深みが感じられる。呑み終わったあといつまでも甘さが口中に残るが、決してイヤではない。
 原料米は矢島町産美山錦。精米歩合60%。

 萬歳楽の酒米は「北陸12号」だ。
 甘さは抑えられ、しっかりとしたコクのある“日本酒”といった味わい。実直な田舎の好青年という感じかな。洗練されてないけど清潔感のある酒だ。
 お暇する時期を心得ている。つまり、後口スッキリってこと(^_^ゞ
 精米歩合60%。

(2002年10月)




夏の酒談義」第3回目は榎酒造株式会社(広島県安芸郡音戸町南隠渡)の『華鳩』です。

 こりゃまた旨い酒だ。まず、栓を抜いたときに良い香りで周りの空気が幸せ色のパステルカラーに染まる。しかし、器に注ぎ鼻へ持っていっても、もうそれほど香らない。
 冷ややかで重量感のあるエグ味をベースに、優しい甘さが口いっぱいに広がる。あくまでもマイルドだけど深みがあるので、気持ち良く舌に纏わりつく。まるで、蕭条とした森にたたずむ知性を感じさせる清潔な美女だ。ブルックナーのアダージョのよう。


有限会社 山根酒造場(鳥取県青谷町)の『日置桜 純米酒』も呑みました。

 アハハ、華鳩と一緒に“きき酒”したのが間違いだった。
 華鳩のそれぞれの味を分離して増強し、ちょっとバランスを悪くした味といえば当たっているかな。でも、あっさりサッパリ味でないのがイイ。媚びるところなんぞ皆無だ。これだけを呑めば旨い!
 華鳩は¥3,000,これは¥2,233! コストパフォーマンスは高いぞ。好きな酒です。

(2002年9月)




夏の酒談義」第2回目は株式会社 わかさ冨士(福井県小浜市木崎)の『わかさ』です。

 まずは良い香り。それは、栓を開け、器に注いだ瞬間から辺り一面に拡散する。木霊のように漂う幸せの香り。
 やや甘口とはいえ、かくし味的酸味がコクを出し、さらに新鮮味があるところが素晴らしい。おいしい日本酒って、こういう味がするんだよネー!
 おっ! 福井といえば北陸。う〜ん、北陸の酒はやっぱり旨い!!

(2002年8月)




 面白い名前のお酒を飲みました。菊水酒造株式会社(新潟県新発田市鳥潟)の純米吟醸『音瀞』。これは“いんとろ”と読むのだそうな。菊水の純米は何回か呑んだことあるけど、これは初めて。
 アッサリした甘さと微かに香る吟醸香。軽い感じで、暑い夏にキュンと冷やして呑んだら良さそう。ホントにイントロって感じ。さあ、次は何のも…。

 四合で¥950とは安い! 値段の割に充分旨い!!

(2002年7月)



 今年の「夏の酒談義」第1回目は株式会社 山中酒造店(茨城県結城郡石下町)の『一人娘』です。

 こんなに旨い一人娘は初めてですね。
 口に含んだ瞬間に広がる香りは、とっても良い吟醸香。とってつけた様な派手さがなく、しっかりとした美しい香り。味がまたしっかりしている。控えめな甘さに冷ややかなエグミを湛えた重量感のある旨さ。ベタつく粘着性もなく、本当にしっかりとした味わい。
 こんなに旨い一人娘は初めてのみました。尤も1本で¥3,000ですから、まずかったら許されない!

(2002年7月)




 島田酒造株式会社(愛媛県温泉郡重信町志津川)の『小冨士 超辛口』なる酒を頂きました。兵頭さん有難う!

 実にマイルドな口当たりで、甘味もそこそこあるけど辛口というだけあってベタつく重たさは皆無。香りはあまりないけど、武骨な日本酒臭もない。醸造用アルコールを使っている割にけっこう旨口。でも“超辛口”という名は似合わないな。山鶴の“段違い辛口”に比べれば甘い甘い。

(2002年6月)




 義兄が株式会社吉田酒造店(石川県松任市安吉町)の『大吟醸 純米 手取川(4合)を手土産に呑みに来たんだけど、突然だったので一緒に呑めなくて残念だった。それで、勿体無いので?チビチビ3回に分けて呑んじゃった。味は、旨い!!

 これは一つの完成品と言えよう。その上品な香りは決して鼻に付くことなどなく、種々の味が見事にブレンドされているため、一つの味だけが突出することもない。かといって、平凡な味とは一線を画している。う〜ん、この味を表現するには語彙不足ってことか・・・。美酒って感じじゃないし、とにかく呑み飽きしない旨い酒。

(2002年5月)




 第17回杜氏の腕くらべ、第6回は賀茂泉酒造株式会社(広島県東広島市)の「賀茂泉 三玲」と、白瀧酒造株式会社(新潟県南魚沼郡湯沢町)の「白瀧 松栄さん」。

 賀茂泉 三玲。香りは少ないものの、含み香は日本酒臭を合わせて独特。日本酒の味という味が全て存在するという濃厚なもの。ベタつかない旨味が強い。

 白瀧 松栄さん。ねっとり纏わりつくようなやや乳製品ぽい甘味には、奥に微妙なえぐいコクがある。ふくよかな旨味が美しい。

 賀茂泉 三玲のほうが好みかな。白瀧 松栄さんはうまいけど、途中でもうけっこうとなっちゃいそう。

 それにしても、第17回杜氏の腕くらべの企画は良かった。これだけ違う味が愉しめれば言う事はありませんね。個性的で旨い酒、万歳!!

(2002年3月)




 第17回杜氏の腕くらべ、第5回は小澤酒造株式会社(東京都青梅市沢井)の「澤乃井 武陽」と、株式会社一ノ蔵(宮城県志田郡松山町)の「一ノ蔵 春醸華」。

 澤乃井 武陽は、男酒にしてはそこそこの甘さがあるが重厚ではない。香りも自然でハンサム。武骨な野人というよりも軽快な都会人の魅力。

 一ノ蔵 春醸華は、女酒にしては甘さ控えめで軽やか。香りも仄かでボーイッシュ。色香のある熟女というよりも清純な少女の魅力。

 武陽の味を薄めて甘味を加えると一ノ蔵になりそう。夫婦酒って感じ。

(2002年2月)




 第17回杜氏の腕くらべ、第4回は大七酒造株式会社(福島県二本松市)の「大七 太田七右衛門」と、株式会社本家松浦酒造場(徳島県鳴門市大麻町)の「鳴門鯛 おおげつ姫」。

 太田七右衛門さんは、竹を割ったような性格のお人ではありませんね。
 一見(一味)男っぽいのに、ねちっこいところがある。ジワジワといろいろな味を出してきますねえ。しっかり甘味も出して、優しいところをアッピールしたりして。この、スケベ!?

 おおげつ姫は個性的な姫じゃ!
 口当たりはマイルドだけど、しっかりコクがある。そしてイイ甘味があるんですが、これが普通じゃない。なんと乳製品っぽい甘味。エマルジョンの舌触り。思い起こすは、ああ、なつかしい。遥かなるオッパイ!!

(2002年1月)



 正月3日までは、朝からずーっと呑んでました。9時頃起きて風呂に入り、10時過ぎくらいから新年の御挨拶をして呑むわけです。【小原庄助さん】状態。

 2002年最初の酒は有限会社 山根酒造場(鳥取県青谷町)強力米吟醸 日置桜という純米大吟醸。吟醸香のつき具合が絶妙で、美味かったぁ。日置桜は昔一度だけ純米を呑んだ記憶があるけれど、流石に大吟醸ともなると美味さが際立ちますね。

 次は合資会社 大和川酒造店(福島県喜多方市)の「弥右衛門 しぼりたて」。これは初めてなのですが、呑んだ瞬間どこかで呑んだ記憶が・・・。そうだ! 同じ福島の「自然郷 生酒」に似た含み香がするのだ。生酒の様な強い甘さが無い分美味しく呑めましたね。

 次に呑んだのが株式会社 車多酒造(石川県松任市坊丸町)天狗舞。しかし、天狗舞と言ったって「山廃古酒 吟醸」という本醸造の酒。古酒の重たさを、アルコール添加によって軽やかに口あたりを良くしたような感じ。ただし、あくまでも古酒。
 
 そして、何年かぶりに呑んだ石本酒造株式会社(新潟県新潟市北山)特別純米酒 越乃寒梅」。これは思ったより美味かった。適度なクセの無い香りにサラリとしすぎない喉ごしの良さ。でも、まあ、騒ぐほどの酒とは思えませんが…。

 実は、島根の「豊の秋」の懸賞に当たったヤツも呑んだんです。
 「しぼりたて生原酒(本醸造) 720ml」というヤツで、美味かったんですが、前回のものほどの驚きはありませんでした。

(2002年1月)


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