2009/12/24 ただ、四合で980円と安かったので、お屠蘇用に使おうってことだ。朝日酒造のお酒は、綺麗で柔らかい酒質で甘いからお屠蘇用にピッタリだと思う。 鰹のたたきを半額ゲットってことで、味見はした(^_^;) 燗してみると、酸を中心としたいろいろな味が出てきて悪くない。ただし、旨味というより雑味といった方が似合いそうで、最大の欠点はだれた感じがするところだ。味に締まりがなくキレが悪い。 お屠蘇用のち料理酒と決定)*o*( 精米歩合:65%、アルコール分:15度、製造年月:2009年12月、 2009/12/22 アル添とはいえ、平成7BYの古酒《古酒入門》が旨い蔵の山廃純米だ。その古酒ほどではないが、程良く黄色に色づいた旨そうな酒だった。 冷やだと、柔らかいとはいえ甘さがやや多過ぎて軟弱な味わいだが、燗すると酸が立ち良いバランスに変貌する。明らかに燗上がりする酒といえる。 精米歩合:65%、アルコール分:15度、製造年月:2009年11月 2009/12/20 藤川球児の剛球、火の玉ストレートのような味だ。あっという間にズドンッと来る。速過ぎてよく分からないけど、通り過ぎた跡の軌道だけは記憶に残る。一切の雑味がなく、贅肉成分を出切る限り削ぎ落としたようなクリアな味わい。仄かな香りも綺麗だ。 これが口開け時(12/5)の印象。 ところが昨夜の《清酒竹鶴H18BY 生もと純米酒 仕込30号》は、美しい結晶が美しいまま融解していくような、きつく縛ってあった紐がほどけていくような、旨さだった。 その素晴らしさは、燗はもちろん冷やのままでも充分伝わる幸せが広がる旨さだ。 原料米:広島県産雄町100%、精米歩合:70%、使用酵母:無添加、アルコール分:15度以上16度未満、醸造年度:2006(平成18)年度、製造年月:平成21年10月、杜氏:石川達也 で、昨夜は先日買ってきた豚の耳を女房殿が酢みそ和えにしてくれた。ミミガーの酢味噌和え。 2009/12/19 《生モトのどぶ》は前回の《仕込み15号》とは違い《仕込み21号》を購入。日本酒度+17という驚きの数字だ。 香りと酸味は、柑橘系みたいだ。《仕込み15号》はリンゴ系だったっけ。 まるで美味しいお米のジュース。 自制しないと、次々に呑み込んでは盃を口に運んでしまう。 ということで、長谷川穂積の防衛戦と「のだめ」を見ながら半分くらい呑んじゃった。3,000円もするのに(-_-;) もう、《生モトのどぶ》は買わないぞ)*o*( 原料米:山田錦・アキツホ、精米歩合:65%、使用酵母:7号酵母、日本酒度:+17.0、酸度:1.8、アミノ酸度:1.8、アルコール分:15〜16%、製造年月21年11月、 2009/12/11 《菊姫》独特の老香ともいわれる熟成香は鋭角なところが無くなり、その味わいもずいぶんマイルドになってきている。エグ味や苦味はほとんど無くなり、しっかりと利いた酸味が美味しい甘味を従えて旨味の中に渾然と溶け合っている。 原料米:兵庫県吉川町(特A地区)産特上山田錦100%、精米歩合:65%、アルコール分16度以上17度未満、製造年月:16年10月 森本酒造合資会社(静岡県菊川市)の《小夜衣 地酒工房 誉富士 特別純米酒20BY》も呑んだ。頂き物。 今までに呑んだ《小夜衣》のなかで最も旨い。とは言っても、まだ3種類目だけれど(^^ゞ これは、その甘さが軽やかで適度に利いた酸が爽やかで、旨い。そして、上立ち香は静かに漂うだけなのに、含み香が素晴らしい。優しい良い香りだ。静岡酵母の香りではないと思うが、分からない。 熱燗はダメだ。植物っぽい香りが出てきちゃう。燗するなら40℃までか。 原料米:誉富士100%使用、精米歩合:60%、日本酒度:+3.0、酸度:1.8、アルコール分:15度以上16度未満、製造年月:21年10月 2009/11/30 凄い香り。 ほとんど酸の効きもなく甘味とエグイ感じがするだけ。試しに燗してみたら、気の抜けたサイダーみたいな感じがしてとても呑めない。甘ったるい。冷やして飲むべき酒だ。 恐るべき全国新酒鑑評会金賞受賞酒出品酒! アルコール度:17度以上18度未満、製造年月:21年10月 179本中の157番ということらしいが、ラベルには原料米も精米歩合も記載されていない。出品区分が「第II部」だから、山田錦ということだろうか。アル添酒だから精米歩合の記載が必要ない? 第I部 ・・・原料米として山田錦以外の品種を単独または併用、あるいは山田錦の使用割合が原料の50%以下で製造した吟醸酒 2009/11/29 新聞紙でくるまれており、怪しい雰囲気がする。これで【秘蔵酒】なんて書いてあったら、御免被るところだ。たいがい旨くない(-_-;) まあまあの色づきでちょっとひねた香りがする。ちゃんと醸してありそうな予感。 甘さ控え目でキレが良い。 燗は、温度を上げ過ぎない方が良い。せいぜい50℃までか。 口開け2〜3日すると、ひねた香りもなくなり熟成されたきれいな甘さが美味しい酸味といっしょに広がってくる。 原料米:兵庫県東条産特A地区山田錦100%、精米歩合:60%、アルコール分:15.0度以上16.0度未満、杜氏:杉村洋、製造年月:2009年9月 2009/11/26 比べて呑んじゃうと、流石の2,100円のレギュラー《竹鶴》ですら粗削りと感じてしまう。 そういえば、レギュラー竹鶴よりも薄い色だった。 原料米:竹原市宿根産 雄町、栽培者名:奥元忍・森重昭人、精米歩合:65%、使用酵母:協会701号、醸造年度:2008(平成20)醸造年度、アルコール分:19度以上20度未満、杜氏:石川達也 2009/11/22 旨味の中からしっかりと主張してくる柑橘系の酸味が美味しい。 45℃〜50℃くらいに燗するとその骨格がいっそうしっかり感じられ、はっきりした旨さになる。味に贅肉が無いというか、やや筋肉質っぽいか(^^ゞ いやはや、これで2,000円は安い。 使用米:山田錦・五百万石、精米歩合:70%、使用酵母:協会9号酵母、日本酒度:+4.5、酸度:1.3、アミノ酸度:1.5、アルコール分:15度以上16度未満、製造年月:21年9月、 2009/11/18 平成20年より20年ぶりに清酒の醸造を再開したということで話題になった蔵だ。杜氏は31酸の小松潤平。 これはなかなか旨い。 原料米:山田錦/夢一献、精米歩合:60%、日本酒度:+6、酸度:1.8、アルコール度数:16-17度、製造年月:21年10月 2009/11/17 で、この《仙亀
14度》、《神亀》独特の熟成香は健在。酸がしっかり効いて旨いんだけど、コクが足りないというか、ふくらみが今一。 でも、やっぱりちょっと薄いんだよね〜。 値段を考えればこの《仙亀 14度》だって大したものだけど、2,100円のレギュラー《竹鶴》が段違いに旨いということがよく分かるというものだ。 なお、蓋はプラスティックだった(-_-;) 2009/11/12 これは明らかに燗した方が旨い。特にぬるめがイイ。ベストは40℃前後か。優しい甘さを背景に、酸の利いたキレ味の鋭い旨みが感じられる。値段の割に充分旨い純米酒といえよう(^^ゞ 精米歩合:麹米50%(山田錦),掛米60%、使用酵母:協会7号酵母、アルコール度数:15.5度、製造年月:21年10月、 2009/11/10 まずはピカソっぽい女の人のラベルが面白い《東洋美人》。 《豊盃》は瓶を見てビックリ。なんじゃこのラベルは? 本当にこれが《豊盃》? 因みに、名前の由来は「モうヒとつカンでも飲んで下さい。」らしい。 2009/11/4 5月頃見つけ、波瀬さんが亡くなった時は、追悼の意味で呑んでみようかとも思ったが、2,100円という値段がネックだったもの。2,100円あれば《竹鶴》の一升瓶が買えちゃう。そう考えると手が出ない(^_^;)その売れ残りが、古くなったので半額ということなのだろう。 細かいスペックどころか、「特別純米」とか「吟醸酒」などとも書いてない。 花のような甘い上立ち香は、上品で控え目。味もその仄かな香りにぴったりのもの。如何にも開運らしい上品な甘さが中心だが、ジューシーな酸が利いている。そして、微かなチクチク感。 えぇ〜っ、チクチクしてる!? もしや、これって生酒? 精米歩合:50%、アルコール分16.0以上17.0未満、製造年月:21年3月、 2009/11/2 時間がなくてテキートーに買ってきたと言っていたが、ぼくが呑んだことのなさそうな純米酒をという気持ちが嬉しい。 ラベルをみると、確かにお土産物っぽい(^^ゞ あまり期待しないで呑んだら、甘み主体の濃い味でまあまあ美味しい。金沢酵母と似た味わい。金沢酵母の酒から重たさを抜いたような感じか。 茨城県産酵母と書いてあるから、たぶん小川酵母なんだろう。当然、酸は控え目。それは良いのだが、燗上がりしないところが今一だ。味が広がらず薄くなる。呑み込んだあと、微かに臭いがあるのもなんだな。 冷や、又は冷やして呑んだ方が良いみたい。 茨城県産酵母、茨城県産酒造好適米、精米歩合:55%、製造年月:2009年7月、 2009/10/7 柔らかくてクセのない味だったけど、酸の利きも弱くて薄味。福光屋の《福正宗》を薄くしたような印象。燗したらちょっと酸がたって味が出てきたけど、これで山廃?って感じだった。 少し残っていたココアパンには・・・、《生モトのどぶ》を出してきちゃった(>_<) 2009/10/4 今回は《生モトのどぶH20BY仕込15号》を入手した。 何と表現したら良いのか、とにかく旨い。旨味が広く深く染み渡るのに重たさは皆無で、爽やかですらある。不自然なところが一切ない味わいで、香りも素敵だ。果物系植物に似ているが《生モトのどぶ》独自の香り。今朝、「サンつがる」を食べたらそっくりの香りだった。 酒屋さん情報によると、原料米:山田錦、アキツホ65%、日本酒度:+9.5、酸度:1.9、アミノ酸度:1.7、アルコール分:15〜16%、製造年月21年9月、 ココアパンとブルーチーズがあるだけで一升空けてしまいそうな気がして、とりあえず理性が残っているうちにやめた。 それでも、《生モトのどぶ》は、知らないうちに四合無くなっていた。 2009/9/20 特別純米より甘くなく、果物系の酸が利いている。上立ち香は控え目だが、飲み込んだあとにエステル臭が残るというか、ちょっと引っ掛かる。口開け時の感想としては、数日待って揮発成分を抜いた方が旨くなりそう、というもの。 ということで、口開け4〜5日後の昨日再度味見。 《開運》って、お洒落な味わいだなぁ・・・。若い女の子に似合いそうなイメージ。でも、お酒だから、二十歳過ぎないと呑めないんだよね。ぼくは、これは、もう一度は買わないかな〜(^^ゞ 全て10℃くらいに冷やして呑んだ。 原料米:山田錦、精米歩合:55%、アルコール分:16度以上17度未満、製造年月:2009年9月、 2009/9/11 上質な酒だ。きれいな味わい。2年前よりぐっとレベルが上がっているんじゃなかろうか。 酸の利きが弱いのは静岡酒の特徴だが、酢酸イソアミルと思われる大人しい香りがチャーミング。ふくらみのある旨味をベースにサラリとした甘みが美味しい。 良い酒だ。燗するといっそうバランスの取れた旨さが広がる。 原料米:五百万石100%、精米歩合:55%、日本酒度:+7.0、酸度:1.3、使用酵母:静岡HD-1、アルコール分:15度以上16度未満 この酒のダメなところは、蓋がプラスティック(>_<) 2009/9/24 この酒、時間が経つにつれてぐんぐん旨味が増してきたようだ。 感じるのは、最初に感じたきれいさよりも、キレの良い旨味、なのだ。控え目な酸が上品な甘さを引き立てる。余計な香りも一切無くなり、旨い酒に変身していた。 2009/9/8 これは先週のホールリハーサルの時、事務局の美人O本さんから頂いたもの。 そのO本さん、お酒は呑まないくせに酒の席で酒呑みに混じってなんの違和感もないという素晴らしいお方。 酒を呑まない人とは、こうあるべきなのだ)*o*( この《金明》は生酒なので冷蔵庫で冷やしておいた。 試しに火入れしてみた。新しいレンジでチンしたということ。レンジ燗(^^ゞ 55℃以上になったと思うが、なんとバランスが良くなる。突出した甘さが引っ込み、旨味として口中に広がるのだ。 精米歩合:50%、アルコール分:16度以上17度未満、製造年月:2009年7月、 2009/8/31 骨抜きが大変で大きくは切り取れていなかったが、その小さな塊を3つくらい一気に口に放り込めば、充分旨さが分かる。 で、呑んだのは土曜日に味見した福羅酒造有限会社(鳥取県東伯郡湯梨浜町)の《山陰東郷 福羅 20BY山廃純米》。2,100円。 口開け時ほど尖った感じは無くなったけど、しっかり利いた酸が旨い。あとから旨味を伴った優しい甘みが広がる。 《竹鶴》ほどの深みがないし、ところどころに引っ掛かる味があるけれど、それはそれで旨い。 当然燗のが旨い。尖ったものが少し取れて、味に透明感が出てくる。 原料米:麹米 玉栄・掛米 加工米、精米歩合:65%、アルコール度:14%、使用酵母:熊本酵母、日本酒度:+8.5、酸度:1.8、製造年月:21年8月 で、この酒の最大の欠点は蓋にある。やはりプラスティック製なのだ。これはやめてもらいたい。 2009/8/25 前年につづいて造ったんだ。毎年造って欲しいなぁ・・・。 燗すると、透明感が出てきてキレが良くなり、いっそう旨くなる。合格な味わいヽ(^O^) 原料米:麹米;誉富士、掛米;あいちのかおり、精米歩合:麹米;60%、掛米;65%、使用酵母:静岡酵母NEW−5、アルコール度数:15〜16度、日本酒度:±0、酸度:1.8、製造年月:21年7月、 裏ラベルには以下のように書かれている。 滓下げ剤不使用ということを宣言しているわけだが、どうせなら活性炭も使って欲しくなかったなぁ。さらにいえば無濾過で出せばいいのに。だって、ほとんど透明に近くて、つまらない色だったもの。元の酒の色を見てみたいものだ。 後日メールで蔵元に聞いたら、活性炭も使ってないとのことだった。 白濁しても味に問題はないよといってるわけだが《感応上》って言葉が、何か面白い(^^ゞ 2009/8/20 《幻の瀧
純米吟醸》は9号酵母で、杜氏が越後杜氏だ。色も透明。 やっぱね〜(^_^;) 炭の使い過ぎなんだろうな。味にふくらみが全く無い。気の抜けたサイダーといったら言い過ぎだろうか。まあ、水っぽいってことだ。 原料米:五百万石、精米歩合:56%、日本酒度:+3.0、酸度:1.5、アミノ酸度:1.3、アルコール分:15.8%、使用酵母:9号、杜氏:桑原 敏明(新潟小千谷) 《若竹》だってそれほど旨味のある酒ではないはずだが、比べると深みが違う。静岡酵母らしい柔らかくてきれいな口当たりから、米の旨味がじんわり広がる。 昔よく呑んだ《特別純米酒》よりも旨い気がする。アルコール度が17%〜18%だったけど、原酒なのか? なんにしても四合で1,200円しなかったから、値段の割にかなり旨いといえる。また買ってきてしっかり味見してみよう(^^ゞ 2009/8/18 両者とも熟成感の感じられる濃い味で、口当たりは重みのある柔らかさ。傾向としては似ている。 口開け時は《房島屋》の方が旨かったが、4〜5日たったらメインの甘さのバランスが良くなった《長珍》の方が旨くなった。 《房島屋》は熱めの燗が旨い。エアコンを効かさないと呑めない(>_<) ●房島屋 65%純米火入熟成酒 ●長珍
特別純米酒 火入 2009/8/15 マックスバリュで見つけ、現在のマイ酒蔵には冷やして呑む酒が無いので買ってきたということ。 色はほぼ透明で、柔らかい口当たりの甘いお酒だ。淡麗辛口ではないが、なんとなく香の抜けたフレッシュジュースのような印象。 当たり前かもしれないが《紅寿》に似ている。値段が安い分、こちらの方が良いと思う。 ぼくには「久保田、くぼた」と騒ぐ人の気持ちは分からない。尤も、そういう人に言わせれば、ぼくが「竹鶴、たけつる」と騒ぐのも分からないんだろうな・・・。 精米歩合:こうじ米55%・かけ米60%、日本酒度:+3、酸度:0.9、アルコール分:15度以上16度未満、製造年月日:2009.04.08、 冷やして呑むのなら、アルプス酵母のジューシーな純米吟醸が美味いかな〜。 2009/8/12 予想したより大人しい酒だった。 深〜い旨味と、きりっとした酸の利きが欲しい。酸味もあるのだが、ぼくの好きな酸と種類が違うようだ。 原酒だし、アルコール度の高さもちょっと気になった。しばらく放置して、味の変化に期待してみよう。 原料米:山田錦、精米歩合:55%、アルコール分:17度以上18度未満、酵母:野生酵母(酵母添加無し)、製造年月:2009年5月、杜氏:山根 弘 2009/8/9 年間たった45石しか造らない極小蔵の一番安い純米酒だ。それでも2006BYということだから、熟成期間は2〜3年だ。二夏越え以上ってこと。 上立ち香は微かで、何より色が良い。透明感のある黄色。これを黄金色と言うべきだったのか? まずは冷や(常温)で頂く。 燗すると濃い甘さが抑えられ、いっそうキレが良くなる。《神亀》から熟成香を取り、旨みと酸味を減らしたような味わいか。 この値段でこの味、そしてあの色、大いに気に入ったヽ(^O^)ノ 原料米:麹米・雄町(自家栽培)、掛米・日本晴(徳島県)、精米歩合:65%、使用酵母:10号系、製造年月:21年4月、 瓶の首にかかっていた札には《お酒の熟成について》と《お酒の色について》の一文がある。 ●お酒の色について 2009/7/31 《夢醸》から、甘味と甘い香りを減らしたような味わい。旨味と甘みのバランスが良く、キレもまあまあ。 柔らかい口当たりなど、如何にも金沢酵母の酒といった風情。よって酸の利きは強くはないが、こういうタイプの酒として良く醸されていると思う。 香りも、自然なものだ。そうそう、色も良い感じ。今一味にふくらみが無いけど、フツ〜にうまい酒って感じだ(^^ゞ 原料米:富山県産雄山錦100%、精米歩合:60%、日本酒度:+3、酸度:1.4、アルコール度数:15度〜16度 蔵元情報では、使用酵母は1401号、つまり14号の泡無しだそうだ。 そうそう、この酒の良くない所は蓋だ。今年の《杉錦 山廃純米 天保十三年》がこれだったが、このプラスティックの蓋は壊れやすく最悪。さっそく、別のメーカーの蓋と取り換えた。 2009/7/25 ついでにオマケで頂いたカップ酒も呑んだ。 これ、うっすらと黄金色だったしなかなか旨い。《夢醸》よりも透明感があり、酸も利いていて味にまとまりがある。 これも金沢酵母(14号酵母)なのだろうか? ただし、燗しても旨くならず冷や(常温)の方が良い感じ。もう少し呑んでみたかったな〜(^^ゞ 原料米:山田錦、精米歩合:55%、アルコール分:16度、詰口年月:21年1月、 2009/7/24 《常きげん》を探していたら、6,300円以上買えば送料無料というネットショップを見つけ、そのショップの取扱品の中から興味を持ったものということだ。 まずは冷や(常温)で。 冷やすと、控え目だった酸がいっそう減り、甘さばかり目立つ。お子様向けか)*o*( 燗すると冴える。 でも、値段を考えるともう1度は買わない酒だな。 原料米:五百万石、精米歩合:55%、日本酒度:+3.5、酸度:1.6、アミノ酸度:1.1、酵母:K1401号、アルコール分:15度以上16度未満、製造(出荷)年月:20年11月、 2009/7/22 その蓋をポンッと開けると甘い吟醸香が控え目に立ち上る。う〜ん、いかにも高級酒だ。 一口啜ると、マイルドな甘さが広がる。なかなか綺麗な味だ。ただ、酸の利きが弱く軽やかな味わいなため食中酒というより、食前の一杯とか、肴無しで寝酒に呑みたい感じ。 欠点は、飲み込んだ後アルコールの刺激を感じる。キレが良いのとは違うってことだと思う。 今日、女房殿入院ということで、昨夜は《夢醸 純米吟醸》も味見してみた。 でも、《智恵美人》を絶賛する人は多いかもしれない。 《知恵美人》だと思ったら《智恵美人》だった(^^ゞ 2009/7/14 女房の誕生日まで呑まずにとっておくなんて、なんて優しいぼくちゃん)*o*( この《菊姫
山廃純米 干支ラベル》は《山廃純米》から荒々しさを取り去って味わいにふくらみを加えたような感じ。菊姫らしい濃い味なのに、優しさが旨い。 2009/7/13 合資会社宮島酒店(長野県伊那市荒井)の《信濃錦 純米酒》。かかしの絵が描いてある。2,050円という安さだ。 香りは全く気にならない。 冷やすと酸が引っ込む。燗すると味が薄くなる。冷や(常温)がいちばん美味しいけど、甘味を感じたい時は10℃位に冷やすと良さそう。 使用原料米:美山錦、精米歩合:70%、日本酒度 :+6、酸度:1.7、アルコール度:15.0〜15.9%、瓶詰年月:21.5、蔵元出荷年月:21.6 瓶詰年月と出荷年月を明記してるところが素晴らしい。 7月17日追記 2009/7/6 鴨の照焼きが最高に旨くてお代わり注文したが、無くて残念。 もちろん、登喜和で釜飯は欠かせない。でも、どうせ食べ切れないから、ぼくは味見だけ。子供たちは「いくらシャケ」で、母は「鰻」。 お酒は、トリアエズビールで始めたが、ヱビスがあって嬉しかった。 仕方なく呑んだことの無いものをってことで、田端酒造(和歌山県和歌山市)の《純米酒
七人の侍》。 ということで、南酒造場(高知県安芸郡)の《南 特別純米》を。 結局、意に適うものは無いので桃川株式会社(青森県上北郡おいらせ町上明堂)の《桃川 純米酒》を燗してもらって呑むことにした。酒塚祭りの時に味確認していた酒だ。特筆するほどのものは無いけど、無難に旨い。 2009/7/4 買ってきてもらったのは《常きげん 加賀の純米酒》と《常きげん 山廃仕込純米酒》。鹿野酒造の定番酒だ。 両者とも濃い味だ。たっぷりの旨味の中に、しっかりと酸が利いて米の甘みが広がる。もちろん《山廃》の方がいっそう濃い味でキレも良い。去年呑んだ時と同じ印象(^^ゞ 使用酵母は分からないが、訳あり品として買った14号酵母の《常きげん ひやおろし
純米生》とは全く違う味わい。 ●常きげん
加賀の純米酒 ●常きげん
山廃仕込純米酒
《山廃》と《加賀の純米酒》が同系統で、《幻の加賀の庄》だけが違うと思ったのに(^_^;) 酵母は香りに大きな影響をもたらすが、味については麹や米の影響が大きいということだろうか。そういえば、麹造りが重要な過程だというのは「一麹、二モト、三造り」という言葉からも伝えられている。旨い酒を造るには良い麹を作る、というのが最初の杜氏の腕の見せ所か。 その前に米の蒸しがいかに重要かを説いている人は何人かいるが、酒造りの順番から言っても全うなことだろう。良い蒸米が出来なければ、良い麹もあり得ないのだから。 2009/6/28 案の定、その店にはロクな酒が無い。仕方なく最もまともそうな本醸造酒を選んだ。《志太泉 本醸造》だ。 この《志太泉》は、まずまずの口当たりで《開運》と似た甘さを持っていた。ただし他の味わいがなさ過ぎで、やはり今一な味わい。 担当者が用意してくれた「持ち込み酒」は、國香酒造株式会社(静岡県袋井市)の《國香 純米吟醸酒 無濾過生原酒 斗瓶囲い》。 まずは、口当たりが滑らかで綺麗。 アルコール分:16.5、日本酒度:+8、酸度:1.3、使用米:兵庫県産山田錦、精米歩合:50%、酵母:静岡HD-1、杜氏:松尾傳一郎(蔵元) 2009/6/24 今までの18BYとは、米も酵母も違う。ということで、並行呑み。 あれれ・・・、ぼくの舌ではほとんど違いが分からない。両者とも旨い(^^! でも、原料米も使用酵母も違う酒だ。酵母なんか9号と7号の違いだってのに、違いが分からないのは悔しい。再度、味覚と嗅覚を研ぎ澄まして味見し直し(^^ゞ ぉおお〜、見えてきた。 ブラインドテストしてもその違いが分かったので、間違いない。利き酒じゃ分からないけど、呑み進むと分かってくる)*o*( でも、9号酵母のイメージと7号酵母のイメージが正反対だった(・・;) ●日置桜H18BY純米復刻ラベル玉栄60% ●日置桜H19BY復刻ラベル純米酒 2009/6/21 まずは色がイイ。濃い黄金色だ。そして旨い! 深みがあって甘みと酸味がバランスよく感じられ、多くの味が膨らんでいく。冷やでもキレは良いが、燗すると味の広がりと共にキレもいっそう良くなり、いつまでも呑みたい幸せの味になる。 《竹鶴》と並行呑みしたが、色もそっくりで味も似ている。香りの違いがあり、甘味の感じ方に微妙な差がある。 原料米:冨田 山田錦 特別選別米、精米歩合:70%、仕込みサイズ:1500kgから2000kg、使用酵母:協会七号、もろみ日数:17日から23日、粕歩合:平均27%、仕込水:自家井戸(軟水) ところで、この酒は酒税法上は「純米酒」ではない。 【純米酒】は「白米、米こうじ及び水を原料として製造した清酒で、香味及び色沢が良好なもの」で、「白米とは、農産物検査法(昭和26年法律第144号)により、3等以上に格付けされた玄米又はこれに相当する玄米を精米したものをいうものとする。」ということだが、この酒の原料米「特別選別米」が「3等以上に格付けされた玄米又はこれに相当する玄米を精米したもの」という条件に当てはまらないためらしい。 分類上は【普通酒】ってことかな? 2009/6/17 それに合わせて呑んだのは、久しぶりに農口さんの酒《常きげん ひやおろし 純米生》。鹿野酒造(石川県加賀市)の酒だ。 燗もまずくはないけど冷やした方がイイ感じだ。酵母は協会14号と書いてある。所謂「金沢酵母」というヤツだ。 このひやおろしと違って《常きげん 加賀の純米酒》や《常きげん 山廃仕込純米酒》には、しっかりとした酸が利いていたが、酵母は違うのだろうか? 2009/6/12 もう一回買うかどうかは分からないが、これも合格な味。美味しい(^^ゞ 如何にも南部杜氏の酒らしい柔らかい口当たりで、酸味と甘みのバランスが良い。良く言えばクセのない酒、悪く言えばコクが無いとも言えそう。 燗するとやはり酸が立ってくるが、温度を上げ過ぎると植物っぽい香りが出てきて今一。45℃以下の温燗が旨い。 使用米:岩手県産ひとめぼれ、精米歩合:65%、アルコール度数:15.4、製造年月:21年3月、 2009/6/19 昨夜はそよそよと涼しい風が。ということで、半分くらいに減っていた《月の輪 純米酒》を熱めの燗にして呑んだ。 《亀齢》はまだまだ(というか旨くならないかもしれない)なので《月の輪》だ。 で、この《月の輪》、前に燗して呑んだ時は臭いが気になったが、今回は変な含み香が一切なくなり、味に深みが出てきて旨い! ラッキー! 蔵元に聞いたら、9号酵母で使用米は岩手県産ひとめぼれ、だそうだ。つちたつ酒店さんの情報は古いものだったらしい。 ところで、昨夜は料理酒のパック入り純米酒《白鶴まる純米》も呑んだ。 おでんの出汁取り用に買ってあったもので、賞味期限切れとなったイタヤ貝の貝柱が出てきたのだ。 確かに旨味が出てイイ味にはなるけど、貝の香りがいけません(>_<) 2009/6/8 《白瀑》はシラタキと読む。 安い酒ばかり呑んでいたからそう感じるのか、米の旨味がちゃんと存在する甘さ。そしてそれを生かす酸味が嬉しい。 燗すると甘味が後退し酸が立ってきて雑味が減り、キレも良くなる。燗上がりするってことだ。 使用米:秋田県産酒こまち100%、精米歩合:60%、アルコール度数:16度、製造年月:21年5月、 2009/6/7 これは一緒に買った《亀齢》と《瑞冠》との中間、といえそうな味だ。三酒の中では、一番味が纏まっている。 口開け2〜3日したら、苦味が微かに残る程度となり甘味が優しい柔らかな味わいになった。 無濾過で出したらどうなんだろう、なんて思った。 燗しても、それほど味わいに違いはない。強いて言えば、少し甘味が減ってキレが良くなるかな。まあ、後口も良い感じだし2,100円にしては、充分旨い。 使用米:山口県産山田錦、精米歩合:80%、酵母:9号系の山口県酵母、日本酒度:+10、製造年月:21年5月、杜氏:永山貴博 2009/5/26 で、昨夜は《瑞冠 純米酒 三年熟成》を呑んでみた。山岡酒造株式会社(広島県甲奴郡甲奴町)の酒だ。 これは柔らかな口当たり。味に特別な個性は無いけれど、テキトーにバランスの取れたフツーのお酒って感じだ。ちょっと“ヤワ”だとも言えそう。 試しに燗してみたがそれほど印象は変わらず、冷やしてみたらイケル。 値段が安くても、切れ味抜群の個性ある旨味を創造する《竹鶴》《日置桜》《杉錦》の凄さが再確認されるなぁ・・・。 原料米:山田錦50% 亀の尾 30% 雄町10% 新千本10%、精米歩合:70-60%、日本酒度:+6、酸度:1.8、アルコール分:15.8%、2005BY、杜氏:畑中祐次、製造年月:2009年3月 2009/6/30 ずいぶんマイルドになった。甘さが柔らかく、苦くてエグイ感じの呑み難さがほとんど無くなった。フツ〜に旨い。これなら、値段を考えるとお得感がずいぶん増す。アルコール度の高さも全く気にならないくらいだ。 ただ、もともと美味しい酸が少ないので、好みとしては物足りない(^^ゞ 2009/5/25 亀齢酒造(広島県広島市西条本町)の《亀齢 辛口純米 八拾 火入れ》、1.8L¥1,800。 まずは、昼酒で味見。 もっと酸が利いているかと思ったが、思ったより普通の味わい。よけいな香りの無いのがイイ。辛口とはいえ味わいのメインは甘さだ。決して甘口酒とは言えないが、主たる味わいは甘さなのだ。それは、水みたいな辛口酒より余程良いのだが、ややキレが悪いか。悪いわけじゃないけど、苦いというかエグイ感じの呑み難さもあり、アルコール度の高さを実感させる刺激がある。 少し割水すると、メインの甘さが際立って飲みやすくなる。 含み香には微かだが《さぶろう》と同系統のものがある。発酵が不十分か? とにかく味が広がらずカタイ感じがする。一ヶ月くらい待つと良さそうな気が・・・。 原料米:中生新千本、精米歩合:八割、アルコール分:十七度以上十八度未満、杜氏:西垣昌弘 、製造年月:21年4月 晩酌では熱燗で。でも締めに《杉錦》を呑んじゃった(^_^;) 2009/6/30 ずいぶんマイルドになった。甘さが柔らかく、苦くてエグイ感じの呑み難さがほとんど無くなった。フツ〜に旨い。 2009/5/16 上澄み、かき混ぜて濁り、濁り燗と3種類味わってみた。 なんというか、味わったことのない酒だ。エグイというか渋いというか、甘みは微かでキレのイイ旨味しか存在しない感じ。当然、上澄みより濁りの方が旨味が深くなる。 見た目と味にギャップがあるのは、去年呑んだ《竹鶴・純米にごり》と同じだ。こってり重たい味を想像させるが、実にさっぱりしている。この想像は、いかにまともな濁りを呑んでいなかったかが分かるってことだろう。考えてみれば、しっかり発酵させた純米醪がベタベタ甘い筈はないのだ。 しかし、燗してみたら驚いた。 去年の《竹鶴・純米にごり》の時もそうだったが、なぜかあまり酔わない。四合呑んじゃった翌日は、二日酔いにならないまでもたいがい身体が重く感じるのに、そんなことがない。 旨いにごりは、感覚上、酔わないだけでなく体調もくずさない? もう、この酒は買わないことにしようっと)*o*( 2009/5/12 定番酒は「辛口」と、赤で書かれている。 まずは冷やで。冷やとは言っても室温が24℃だったので24℃だろう。 で、《神亀 特別純米甘口》とは、大きな違いは感じなかった。強いて言えば「甘口」の方が酸を多く感じ、《辛口》の方が酒質がキレイな感じだ。 どっちの《神亀》も常温から温燗がいちばん美味しく呑めた。 原料米:山田錦、五百万石、美山錦、 精米歩合:60%、アルコール分:15度以上16度未満、製造年月:2009年1月、 2009/5/6 行きつけの酒屋さんにも定番の《神亀》はある。だけど、初めての蔵の酒に3,000円は出さないというのがぼくのポリシーだ)*o*( 要するに安い純米酒のない《神亀》はタカピーな蔵という印象で、敢えて避けていたってわけだ。しかし、せっかく埼玉県の純米酒専門店で買うならってことで《神亀》との出会いが実現した。 純米酒を呑み始めて30年後の出会い。 甘酸っぱさを予感させるような上立ち香がある。昔嗅いだことがあるような無いような・・・。 燗すると甘さがおさえられ酸が立ってきて、やや刺激的だ。特に温度を上げるとその傾向が強くなり、冷めてくると優しい甘さが顔を出す。ちょうど興奮した怒りが抑えられて笑顔が戻るような感じ。 池田屋酒店の説明には『神亀らしい個性は強くないけれど、・・・』と書いてあるが、充分記憶に残る味わい。《菊姫》《竹鶴》《杉錦》などのように、香りを含めた独自の味わいを誇る酒といえそう。 ただ、この値段では年に一回呑むかどうかだろうなぁ・・・(^_^;) 精米歩合:60%、アルコール分:15度以上16度未満、製造年月:2008.11、 2009/5/2 無濾過という割には色が無い。 香りはカプロン酸系。味はコクのあるジューシー系。所謂普通の吟醸酒の味わいだが、その中心の甘みには旨味がある。そして香りのバランスも良い。造りの良さを感じさせる美味しくも旨い酒だ。 《浦霞》と似ているので、酵母は宮城酵母なのだろうか? それとも協会9号か? 惜しいのはキレが今一か? 日本酒度がどの位か知りたいところだ。当てずっぽの予想では2(^^ゞ 因みに燗してみたら、あまり美味しくない酸が立ち甘みが引っ込んだ。冷の方が向いている酒だ。 使用米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール分:16度、 2009/4/29 《秋鹿》の評判が良いのは知っている。でも、敢えて避けていた酒だ(^^ゞ 味は美味しかったのだが、含み香がヘンだった。かび臭い感じのニオイで、上槽の袋の洗浄不足じゃないかと疑った。 それ以来、信用出来そうな人達が《秋鹿》をいくら旨いと言っても食指が動かなかったということ。 ということで、かのやさんで買ってきてちゃんと味わった。 酸味をベースに甘みと旨味が、飴のような粘性を持って感じられる。しかし、後口は爽やか。キレがイイ! 燗するとやや酸が立ち、それぞれの味が融和してなかなか良い。 使用米:吟吹雪?、精米歩合:60%、日本酒度 :+4、酸度 :1.6、アルコール度: 15.0〜15.9%、製造年月:21年4月、 2009/4/12 呑んだ酒は《清酒竹鶴H19BY純米八反錦など65%》と《杉錦 特別純米 生もと仕込》そして、harahideさんが持参した、奈良豊澤酒造株式会社(奈良市今市町)の《純米吟醸 貴仙寿吉兆》。 相変わらずよく呑んだ。harahideさんを送り返した後の記憶はあまりない(^_^;) 《純米吟醸 貴仙寿吉兆》は初めて呑んだが、なかなか美味しかった。 原料米:山田錦100%、精米歩合:55%、アルコール分:15.0度以上16.0度未満、日本酒度:+4、酸度:1.3、製造年月:2008年12月、但馬杜氏:藤澤忠治 2009/4/1 「にごり」どころではない。醪をそのまま瓶詰めしたかの様な酒。所謂「どぶろく」のことだろう。 しぼりに使う酒袋の目の粗さに決まりは無い。ザルで濾しても、極端なことをいえば枠を通すだけでも良いってことだ。へ〜〜んな決まり。この酒がそうか? 首にぶら下がっていたものを読むと「発酵中の酒を粗くあみごししただけで・・・」と書いてあった。 その前後には、昔の酒造りの資料に忠実に基づいて仕込んで、一切の手を加えず瓶詰めしたと書いてある。だったらアル添するなよな、と言いたい。 で、味は? 別の酒を加えてまぜまぜしたらどうだろう。 ってことで、《どむろく》の瓶の底の2センチくらいの澱の中へ《酒一筋》を100mlくらい入れてよく混ぜて呑んでみた。 2009/3/30 まずは、風呂上がりにヱビスでのど湿し。 これはホントに安くて良い酒だ。2,205円! 2009/3/26 呑んだのは《菊姫 山廃純米》。製造年月が2008年12月のもの。 《竹鶴》や《日置桜》などの日本酒度が5〜13という高い数値の酒に慣れたせいだろうか? 2009/3/21 ついで、均乃介さんのトシの話になり、我々と同世代だなんて話から、実はぼくは今日が誕生日でと繋がった。 でも、昨夜の主役はやはり《杉錦
生モト純米大吟醸》。 盃に注ぐと、まず、低く抑えられた吟醸香が遠慮気味に香る。 とろりとした舌触りで透明感のある綺麗な酒質。イヤな味が全く感じられないバランスの良い旨味。 もちろん燗上がりする。 いっしょに呑むと《杉錦 特別純米酒生モト仕込》がうすく感じられちゃうくらい(^_^;) 《杉錦
生モト純米大吟醸2006BY》720ml 2,100円。 珍しく尾頭付き(お頭だけではない!)の鯛を刺し身で食べた(^.^) 2009/3/20 ポイントをためて買ったもの。 裏ラベルをみると、炭素濾過をしてないと書いてある。何となく期待しちゃう。 さっそく利き猪口に注いでみると、炭を使ってないとは思えないような薄い色だ。こんなのほとんど透明じゃん(>_<) 一口啜ってみると、まず甘さを感じる。その後弱い酸を伴って旨味が出てくる。 燗してみると、甘さが引っ込みバランスが良くなる。 まあまあの当たりで良かったヽ(^O^)ノ 以下は、蔵元のHPからの情報。 2009/3/8 先日、杉井酒造を訪れた時に味見して購入した酒を、昨夜口開けした。 静岡酵母で醸した山廃や生モトってどうよ、と思っていたけれど、これなら納得だ。 蔵で味見した時にも感じたけれど、口に含むとまずその透明感のある綺麗な味わいに感動する。 過去に呑んだ山廃のような主張する酸味はもちろんないが、甘みと旨味をしっかり支える酸味があり、キレの良い所が素晴らしい。 融合した美しい味わいにボケたものが無い。 この値段で、こんな味の生モト純米が呑めるなんて素晴らしい。 使用米:静岡県産山田錦100%、精米歩合:60%、日本酒度:+4、酸度:1.7、アルコール分:15度以上16度未満、使用酵母:静岡HD-1、2007BY、製造年月:21年2月、 2009/3/3 旨味と酸のバランスがよく、基本はガツン系の味わいなのに透明感があると言うか、綺麗さがある。 《天保山廃純米酒》から雑味と粗さを取り払ったような感じだ。 冷やで呑んだ時、静岡酵母の吟醸酒のような残り香を感じるのが面白い。 使用米:滋賀県産玉栄100%、精米歩合:60%、日本酒度:+4、酸度:1.6、アルコール分:15度以上16度未満、使用酵母:きょうかい7号、2007BY、製造年月:21年1月、 2009/2/27 濃い味だ。 盃を重ねると甘味が気になるが、決して後口が悪くなるわけではない。ただ、ちょっと重たい。 原酒とは書いてないが原酒と思われる。アルコール分は17度もある。割水燗してみたら、植物っぽいにおいがして今一だ。 アルコール分:17度、精米歩合:60%、日本酒度:4.0、酸度:1.9、製造年月:平成21年1月、 2009/2/23 以前呑んだ山廃純米は、しっかりした造りとは感じたものの「静岡酵母で山廃ってどうよ」みたいな酒だった。 冷や(常温)と燗で呑んでみたが、明らかに燗の方が良い。冷やでは物足りなかった旨味が出てきて、キレが良くなる。優しくサラリとした甘さは静岡酵母の特性だが、やや熱めに燗することによって後口のキレが圧倒的に良くなる。 アルコール分:15度以上16度未満、精米歩合:60%、日本酒度:+10、 製造年月:21年1月 でも、ここの蔵も7号酵母や9号酵母で造ったら、もっと旨い酒が出来そうな気がするなぁ・・・。 今まで呑んだ静岡酵母の純米酒で、特性が生かされて旨いと思ったのは《開運》《喜久酔》《志太泉》と大村屋酒造場のものだ。 そうそう、この《高砂 特別純米辛口》は、柔らかめの口当たりで全く辛口とは思わない。 2009/2/9 驚かせるような味ではないが《竹鶴》につながるような、幸せな気分にさせる味わい。呑み進むごとに旨味を多く感じる。 まず冷やのまま味見してから、45℃〜50℃位で呑んだ。 精米歩合:70%、日本酒度:+13、アルコール:15〜16%、製造年月:21年1月、酒屋さん情報によると使用酵母は6号、 2009/2/8 ウン十年前にharahideさんのお父様が使っていたという電気式酒燗器で、絶妙の熱燗にしたためペースがはやまったのか。 呑んだ酒は大村屋酒造場の《長い木の橋 純米吟醸》。 もう一本は、去年も呑んだ老田酒造店(岐阜県)の《飛騨自慢・純米吟醸》。 まずは若駒酒造場(富山県東砺波郡井波町井波)の《本醸造生原酒 わかこま》。 生酒によく感じるフレッシュな草っぽい含み香があり、もちろん甘い。 本醸造の原酒って、アル添しなかったら何パーセントくらいなんだろう? 20%にする意味が分からない(-_-;) アルコール度:19.0%以上20.0%未満、製造年月:20年12月、 次は若鶴酒造株式会社(富山県砺波市三郎丸)の《特別純米 若鶴 しぼりたて》という生酒。 こちらももちろん甘い。そしてエグ味も同じだ。しかし、その甘さにはまとまりがあり、微かな酸味が後口を爽やかにする。燗するとさらに酸が立って呑みやすくなる。 これも甘すぎるしアルコール度が高いので、試しにチョロっと薄めてみた。おお、割り水燗するといっそう良いじゃん。 使用米:雄山錦100%、精米歩合:55%、アルコール分:17.0度以上18.0度未満、日本酒度:+1、酸度:1.9、製造年月:2009年1月、杜氏:米山弘(越後杜氏) 《若鶴》の包み紙を読んだら無濾過ということだ。そのわりには色がほとんど付いてなかった。しかも、加水してないって、原酒じゃん。 結局、最後に《杉錦》で呑み直しちゃった(^_^;) 2009/2/4 酒造現場でジャズを流したと言いたいのだろう。 さっそく冷やのまま呑んでみた。甘い。美味しいけど甘い。 長野の出来の良いジューシーな純米吟醸酒の味わいから、酸味を少なくして香りを減らし、ちょっとキレを悪くしたような味わい。 原料米:ひとごこち、精米歩合:59%、アルコール分:15度、製造年月:21年1月、 2009/2/5 2009/2/3 早速味見してみたら、過去2年のものより酸っぱくない。 独特の酸味が利いてはいるものの、甘味も感じられ口開け時から呑みやすい。断然、燗が旨い。 分析値を比較してみた。 2006BY、アルコール:15.8度、日本酒度:+5、酸度:2.0 原料米:掛米/静岡県産 あいちのかおり 78%精米、麹米/静岡県産 ひとめぼれ 70%精米、酵母:協会7号、酒母:山廃もと、火入れ:一回(瓶火入れ)、活性炭無使用 2008BYは、蓋がプラスティックになった。このタイプの蓋はカビがつきやすいので要注意だ。 2009/1/12 昨日は昼食が2時半過ぎとなったため、さっそく昼酒として味見した。 想定内の味だ。 べたつかない軽い甘さがベースで、世間ではこれを辛口酒と言うのだろう。 使用米:山田錦・吟の夢・土佐錦、精米歩合:70%、アルコール分:15度以上16度未満、製造年月:2008年11月、日本酒度 :+5、酸度 :1.4、アルコール度:15.8% 2009/1/6 吟醸酒でなく山廃だから当たり前か。 燗すると、甘味以外の味が感じやすくなる。 いったい、静岡酵母で山廃を作ることにどんな意味があるのだろうか? 使用米:兵庫県産山田錦、精米歩合:55%、日本酒度:-3、アルコール分:16度以上17度未満、使用酵母:静岡酵母、製造年月:20年12月、 2009/1/2 一緒に呑んだ《鷹勇H18BY純米吟醸なかだれ》はとてもキレイな酒質で、生原酒のあとではやや薄く感じられた。 少し放置した方が良いのかな? 2009/1/1 こりゃ旨いや。 2009/1/2 旨い!! 【このページのトップへ戻る】 |